浄玻璃の鏡
浄玻璃(じょうはり)の鏡のまえに立つまでは
ひめておきたし、あのことも このことも。
相田みつを の言葉です。
この言葉で、
はじめて浄玻璃の鏡という物を知った。
浄玻璃の鏡というのは、
閻魔様のところにある鏡で、
人間がこの世で犯した罪業の数々を
全て写し出してしまうという恐ろしい鏡。
それまでも
一生懸命に生きて来たつもりではあったが、
その鏡の前で潔白かと聞かれて、
胸をはる自信はなかった。
そのころ すでに30歳を越えてはいたが、
自分の一挙手一投足に
嘘のないように心掛けるキッカケとなった。
仕事って、馴れるよね。
自分のせいじゃないよね。
でも、それって本当???
自分だけが、自分のおこないを監視している。
自分の心に嘘のない生き方をしたいと
僕は思っている。