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たべものいがいのはなし

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記事一覧

インサイド・ヘッド2、音がめちゃくちゃ好きだった話

インサイド・ヘッド2、音がめちゃくちゃ好きだった話

先日、とある展覧会に出向いた。
その展覧会は素晴らしかったのだが、素晴らしさゆえに多くの人々が観覧を求めたために非常に混み合っていた。そのため会場に入るには、まずチケットを購入した後希望の日程に美術館に出向き、整理券を入手してそこから2〜3時間ほど待機する必要があった。おそらくはそれが最善のソリューションだったのだと思うのだが、事前にそれを調べなかったために「昼過ぎに展覧会を見て〜そこからどこそこ

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相棒、またの名を10年もののiMacへの手紙

相棒、またの名を10年もののiMacへの手紙

10年使ったiMacを新しくすることにした。
壊れてしまったわけではない。むしろ、日々自分の思うままものすごく便利に日々使っている。君なしの暮らしは考えられない相棒のような存在だ。

それではなぜ新しいものに変えようかと思ったかと言うと、10年の歳月はパソコンという機械にとってあまりに長い年月であり、ある日突然「もうダメです」と言うかのように止まってしまうとすべての作業が文字通り終わってしまうこと

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自ら背伸びを仕掛けていこうという願い

新年あけましておめでとうございます。
私の暮らす場所ではお正月は毎年雲ひとつない快晴のことが多く、今年もまたよく晴れた朝だったことをすごく嬉しく思いながら元日を過ごした。

今年はどんな一年になるだろうか。「計は元旦にあり」となるとややのんびりすぎちゃうなという感じだし、いい意味でなるようにしかならないじゃんと思うこともしばしば。意図や予定をしていなかった幸せが昨年はとても多くて、そういうささやか

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「カタルシスの岸辺のあの曲」を書いた話

「カタルシスの岸辺のあの曲」を書いた話

あまり音楽を作るひととしての記録を残してきてこなかったが、最近楽しい制作があったので書いていこうと思う。

『カタルシスの岸辺』というアーティストコレクティブの主宰する『死蔵データGP』という壮大な企画がこの一年展開されていた。

カタルシスの岸辺、略してカタ岸、彼らは「マテリアルショップ」という概念を主たるテーマとして活躍している気鋭の現代アーティスト集団である。詳細については下記のページをご覧

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演奏会『ふたりの女-アロイジアとベーズレ-』のお知らせ〜やりたいことをやるために

演奏会『ふたりの女-アロイジアとベーズレ-』のお知らせ〜やりたいことをやるために

親愛なる読者諸兄のみなさま。
通りすがりの愛しいみなさま。
いきなり告知を、させていただきます。

2023年5月14日(日)13:00〜
武蔵野公会堂(吉祥寺駅)にて、
呼ぶ女リサイタル『ふたりの女-アロイジアとベーズレ-』を!!!やります!!!

この演奏会は、18世紀に実在したふたりの女性に焦点を当てたオリジナルストーリーと共に展開します。一人は美しいソプラノ歌手アロイジア・ランゲ。もう一人

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最後は上野公園になりたい

最後は上野公園になりたい

通勤や家賃その他あらゆる制約がなかったとして、どこに住みたい?とふと長年の友人に聞いてみた。私はこれを聞かれるとうーん…と考え込み、その果てに海外?とか言い出してしまうのだがその友人は即座に「不忍池のそばがいい」と返してくれた。私はすぐ、めっちゃいいな…と思った。

不忍池というのは、東京は上野公園にある大きな池だ。夏には蓮の葉がぐんぐん育って池を覆い、花を咲かせる。水鳥がたくさんいて、賑やかなの

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ランゲルハンス島で水兵リーベとボストンティーパーティー

ランゲルハンス島で水兵リーベとボストンティーパーティー

日々、ああ私は物語を買い、情報を見に行き、口コミを食べていると思う。

情報や口コミというのは、いわゆる前評判だ。何処の誰が残したか分からない文字情報を、自分で思っている以上に信頼している。多分私がめんどくさがりだから、わざわざ書く労力を使いたくなるほど美味しいのか…!わざわざ人に勧めたくなるほど素敵なのか…!と思うのかもしれない。

しかし物語を買っている、というのは、そのまま「物語」なのだ。別

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夕立という名前のこと

夕立という名前のこと

遠山夕立という名前を使い始めて何年か経つ。
もちろんペンネームなのであるが、改めて見ると不思議な文字列だ。遠い山の夕立。

例えば長谷川白紙さんや斉藤ネコさんや渡辺平日さんのように、構成は本名っぽいけどなんとなく筆名とわかるそれに大変強い憧れがあった。普遍的な名字と、なんらかの愛を託されている単語というつくりになっていそうと思ったとき、私もそうしようと思った。

で、私がなんらかの愛を託す言葉って

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シェルター、聖域、それがベッド

シェルター、聖域、それがベッド

絶対にお風呂に入って寝巻きに着替えてからじゃないと布団に入らない。

特にきっかけとかはなく昔からそうだった、くらいのふんわりしたものなのにこれだけはもうめっちゃ、めっちゃ頑なにバチバチ守り倒している。いいことといえばこの謎のこだわりのおかげで私はメイクを落とさず寝たことがないくらいのものなのだが、改めて考えるとなぜそう決めているかの理由をすぐに思いつかなかったので考えてみた。

結論としては、ベ

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良いトリートメントを100均のマヨネーズ容器に入れて暮らしている

良いトリートメントを100均のマヨネーズ容器に入れて暮らしている

比較的欲望に忠実に生きている自覚がかなりあるが、その一方社会生活を営む中で節約だったり環境配慮だったりといった「未来の困り度を減らしていこうね」的なところも考えて共生していく必要があるのもまたわかっている(つもりである)。
性格的にあまりに細かい感じで行くと楽しめる範疇から逸脱して生きるのが苦しくなってしまいそうなので、できるところで、でもそれらのできるところは確実に、方式でやっている。

具体的

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生活の中の透明な鉱物への憧れ

生活の中の透明な鉱物への憧れ

昔からガラスという素材がずっと大好きだ。大好きというよりも、憧れがある。いとも簡単に割れてしまうかと思えばグラグラ煮ても大丈夫な強さもあり、氷の似合う冷たい見た目をしているのに炎を潜って生まれてくる。どこまでも見通せるくらい透明なのに、劇薬を閉じ込めてひっそりと保存することだって出来る。相反する魅力をいくつも兼ね備えているところも好きなのかもしれない。

いろいろなガラスの中でも、家の中にある透明

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やっぱり福袋に詰まってるものを忘れられないってわけ

やっぱり福袋に詰まってるものを忘れられないってわけ

福袋というものは昔から大好きだ。予期せぬ出会いが詰まっていて、普通に買うよりお手頃で、中身の見えないワクワク感がある。毎年おせちを食べて初詣に行ったらお年玉を握ってパルコに行き、五千円分は絶対ここの、あとはどこのやつにしようかと頭の中でロマンとソロバンをバチバチさせるのがたまらなく好きだった。

しかししばらくの間、福袋と距離を置こうと心に決めた時期があった。年齢で言うと10代後半から26くらいだ

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たべものいがいのはなし

たべものいがいのはなし

初めましての方もそうでない方も、こんにちは!
遠山夕立と申します。

普段は『たべもののはなし』という、たべもののはなしばかりするnoteをずっと書き続けています。

もともとは、まとまった長さの文章を書く練習のために始めたブログでした。

まとまった長さの文章を書く、というのは私にとってはかなり稀有な機会で、その稀有な機会がいざ巡ってきたときにどうも思うようにいかない。筆を取っても言葉が出てこず

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