遠山夕立
食べ物にまつわるエッセイたちです。フードエッセイ、それは私にとって毎日の白いごはん
ロンドン旅ごはん日記と、別アカウントの旅行記です🇬🇧ロンドン、とても良いところでした!
来年4月に公演するコンサートの制作記録です🌹 現在まさに進行中!
数年前の12月にひとりでニューヨークを訪れたときのたべもののはなしです
胃をやられた。 寒暖差で弱ってた体になんらかのトドメ要因が加わって、いまシンプルに食欲不振になってしまっている。例え油を飲んだって胃もたれなんかしないっしょ〜と自負するほど鋼の胃腸を持つ私にこの感覚はとても新鮮で、その話を友人にしたところ「少食体験…キッザニアだね!」と励まされて笑った。でもマジで胃の弱い友人とかにこの先今までよりも優しくなれそう。 そんなわけでウダウダゴロゴロしているのだが、ウダゴロ生活のお供は今年の冬の終わりにワゴンセールで買った500円のボアフリースだ
日々の食事で健康管理になるべく努めてはいるが、なんやかんやで不規則になったり心身の不調で食欲がいまいち湧かなかったり、といったタイミングではどうも調子がやや狂いしがちである。スピード感を伴って手軽に空腹を満たせるものばかりをつい選んだり、食べれそうなものを選ぶと食物繊維少なくなったり(夏場そうめんばかりになる時期があるが、まさにそういう感じだ)。 そんな時に決まって私が頼り、かつ良いパフォーマンスを発揮してくれるのはいつだってそう、ドロドロ系のトマトジュースなのである。
すっかり夏から秋の味覚としてお馴染みになったシャインマスカット。例に漏れず私も本当に本当に大好きで、今年も沢山いただいた。 特に知人の農家さんが手掛けていらっしゃるシャインマスカットがもう、もう本当に美味しくて綺麗で、ここ数年ずっとこちらで買うのが楽しみになっている。箱から出し、水で軽く洗い、ガラスの器に盛り付け、一粒ちぎり、そのたびにあまりの美しさに食べる前からいちいちハッとしてしまう。 宝石みたいだ、といつも思う。 何かで知ったのだがプリーナイトという宝石があって、シ
暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもので、すっかり秋らしくて嬉しい気候になりましたね。 皆さまいかがお過ごしですか?ふふふ、さっそく食欲の秋、でしょうか? あっウチですか?シンクが壊れてました。 三連休中日、美容院でのんきにカラーしてもらっていると夫からLINEの連投があった。なんじゃらほ〜いと思ったところ、シンクの下が水浸しになってしまったという。引き出しを根こそぎ取り出し、拭き取り、乾かし…ととても大変そうだった。すぐに助太刀したかったが、しかし頭に黒い液体をまんべんなく
新幹線での出張を繰り返すうちに現地の仕事場で仲良くなれたひとたちがいる。彼らに会うとめちゃくちゃ元気が出るので毎回会える時を楽しみにしているのだが、この会合、唯一問題があった。 それは、現地の食の選択肢がめちゃくちゃ少ないということだ。近隣に食べるところはあるがめちゃくちゃタバコフレンドリーだったり、夜から開いたり、カウンターしかなかったり、、といった具合で、「ちょっとランチでも行ってさ〜おしゃべりでもしな〜い?」といった需要をなかなか満たしづらい。 たびたび悩んだ挙句今
夏暑すぎ!麦茶沸かしてこーな!という日々が、しかし終わろうとしているんだなと先日ふいに気付かされた次第である。 夜道を歩いていると、永遠などないのだ、喜びにも悲しみにも…といったデカいお気持ちがふいに訪れる気温(とはいえ29度とかあるんすわ)。今日なんかはすっかりぶり返して暑さが復活しているが、それでもなんというか、一度喧嘩してよそよそしくなった人ともう一回仲良くなったとしても「あんな雰囲気を持っているんだよな」とどうしても思ってしまうのにちょっと近い気持ちでいる。 いつ
こんにちは!いつも読んでくださりありがとうございます。 たべものいがいの話、今回はインサイド・ヘッド2の音がすごく良かったな〜という話です。とっても好きな映画でした!よろしければぜひお立ち寄りください https://note.com/yudachi_toyama/n/nfe592c7e91d3
間違いなく美味しいし、思い出すだけでうっとりするし、大好物…なのに滅多に食べないもの。理由はさまざまだけど、とはいえ断定的な何かがあるわけでもない。そして普段、そのことすら忘れている。しかし思い出したらもう食べずにはいられない…という食べ物が私はいくつかある。 最近食べたたらこスパゲッティが打ちのめされるほど美味しくて、でもたらこスパゲッティもまたそういった食べ物のうちのひとつだった。 先にお伝えしておく。たらこパスタと称したってなんの問題もないがここではたらこスパゲッティ
年がら年中お茶をピッチャーに作っては飲み、作っては飲みのスタイルでやっているが、毎年夏になるとそりゃもう大変。1日家にいると体感値で4〜5回はお茶を沸かしては冷やして飲む。ピッチャーはなるべくパッキンなどのパーツが少ないやつ、もしくはパッキンがどうしても省けないが横置きができるやつ、それぞれ2本ずつ計4本。それでようやく冷蔵庫にお茶が絶えない状態を保っていられる。 某巨大掲示板の名タイトルで「婆ちゃんが遂に麦茶の量産体制に入った」というものがあるが、秀逸すぎて見かけるたびに
「シンプルな服装のときはアクセサリーをつければ、それだけでサボり感がなくなります!」 といった言説をファッション誌で見かけたときの、あの衝撃。 えっ…なるほど…!?アクセサリーつける選択肢を持ててるってだけで何ひとつサボってないんだが…というか「シンプルな服」は「シンプルな服」でありサボっていないんや、なぜならサボり枠の服というのは別途存在していて… といった調子で、まぁ衝撃の言語化を試みる脳の動きが止まらなかった。 雑誌側は、要は考えて選んで着替えるだけで偉いが、アク
いやはや、世知辛さすら感じる物価高をね、肌で感じる今日この頃ですけれども。 いっせーのせでお賃金もヨイショってね、上がってくれればまだみんなで元気いっぱい感もあるのですが今のところあまりそれもね、うふふ、ふふふ・・・。 なのでまあ、何とかかんとかやっていきましょうねと思う次第でございます そんな昨今においてなお、「コスパ」という言葉を超えて「大丈夫?」となってしまう状況に、ときどきありがたいことに遭遇する。 最近あったのは厚手のサテンのシャツがセールもあって1000円台だっ
全然ノウハウnoteではなくむしろまだまだ知見を得たいくらいなのだが、最近自分の中で続けやすいプロテインの飲み方を見つけて大変捗っている、という話である。 プロテイン。 体を鍛えて大きくするためというよりも、好きな芸能人や周囲にいらっしゃるイキイキとされてるなぁ、いいなぁ、と思う方が割とタンパク質を重視されてる傾向にあったので影響されて意識的に食事で摂るようにしてきたのだが、その過程で飲むプロテインも気になり始め、ここ数年飲んでみているのだ。 が、実はしばらく苦手の範疇だ
想定外の組み合わせにときめく時がある。 例えばフワンフワンのチュールスカートとカッチリしたジャケット。例えばコンクリート打ちっぱなしの部屋にフランスアンティークの家具。例えばほうじ茶とラベンダーのダブルのジェラート。 「解剖台の上のミシンと蝙蝠傘の出会いのように美しい」じゃないが、思わずドキッとして手に取った結果めちゃハッピーみたいなことがほとんどだ。なんなら物だけではなく概念やアイディアでもその意外性はもたらされるだろう。 そう、「お徳用湯葉」の、ように… 先日、デカい
こんにちは!いつも読んでくださりありがとうございます。 やっとやっとロンドン旅行記最終日編を書きました…!よろしければぜひご覧ください https://note.com/yudachi_toyama/n/n397737e52cfa
小さい頃、野菜と果物の区別は味によるものだと思っていた。食べられる植物のうち甘くてみずみずしいのは果物で、そうじゃないやつはぜーんぶ野菜、特にお料理の時しょっぱい味付けをするやつはもうぜーったい野菜、という具合だ。 ところが小学校か中学校の理科の授業で、「果物というのは木に実る果実のこと」だと習った。それでいくとイチゴは実は野菜扱いなんですね〜、と言われたときの、地味ながらも絶大な衝撃。イチゴは甘くてみずみずしいから「果物」なんじゃないの!?という、動揺と言って差し支えない
結論から言っとくとあまりの美味しさに震えましたねー…。 そもそもバナナはかなり大好きで、バナナ単体はもちろんバナナを含有するお菓子や飲み物も大変素晴らしいと常々思っている。 唯一無二の香り、甘み、食べやすさ。小さい頃からあらゆるタイミングで慣れ親しんできているが、バナナという果物は本当に不思議なほど、いろんな意味で食べやすい。食べやすいはヌルいな、間違いなく美味しい。バナナが入っていて裏切られたと思ったことは一度もない。 加えて大人になってからすごいなと思うのは価格と供給