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読み返したいし助けられたりもした記事

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読み返したいし、この記事のおかげで助けられたなーというのもまとめました。本当にありがとうございます。
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ラジオで200通メール採用された人の考え方

ラジオで200通メール採用された人の考え方


◯自己紹介・ラジオのメール投稿歴

 こんにちは!
おむちって名前で内田真礼さんのラジオにメールを送っています。
 真礼ちゃんのラジオでは初採用が2018年4月で、そこから2024年3月まで単独番組や、二人番組、他番組のゲスト回など、何らかの真礼ちゃん出演番組で毎月採用していただいていて、最高で72ヶ月連続採用されていました。
その後24年夏に真礼ちゃん出演番組で通算採用数200通を達成しました

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生きて会おう!について

生きて会おう!について

その友人は高校の同級で、裕福とは言えない家で育った。
家族の話をあまりしない人だった。ここから抜け出したい、大きい企業に勤めたい、そのためにいい大学を出なければ、とよく口にしていた(私の学生時代は“自分らしく好きなことで生きる”といったリベラルな言葉が巷にあふれる少し前で、人生の最適解は良い大学を出て良い企業に勤めること、みたいな考えが今よりずっと一般的だった)。

受験期はお金がないからと予備校

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高校3年間、ひとり別空間にいた

高校3年間、ひとり別空間にいた

「男子しかいない学校なら、全員と仲良くなれるじゃん!」

これが、男子校の高校に入学する前の自分が思っていたことだった。
中学では、女子と話すときはスカしてしまってしゃべれないけど、男同士ではたくさんはしゃいで3年間を過ごした。だから、男子校ではクラス全員と仲良くなって歯止めが効かない。これから楽しすぎる3年間になる、と信じていた。

入学式の日、席の近いクラスメイトたちと「どこ中?」「入学前から

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Eランク大学出身の友人の話

Eランク大学出身の友人がいる。Eランク大学というのは、Fランク大学の一歩手前の大学のこと。入学のためにそんなに学力が必要ではないような大学のこと。

彼もその大学には、推薦入試で入った。ペーパーの学力試験は受けていない。

僕は大学入学後の彼しか知らない。僕の知る彼は、はっきり頭がいい。回転が速く、要領がいい。「速いけど軽い」みたいなタイプでもなく、深さ・広さ・重さもある。

かなりの読書家で、話

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出し惜しみせず、やりたいことを全うする生き方を

出し惜しみせず、やりたいことを全うする生き方を

2024年。去年よりも少しでも多くの本を読めたらいいな、なんてぼんやりと思っていた年始。「ひとまず今読むべき本を…」と思って手に取ったのは、江角悠子さんのZINE『文章を書いて、生きていきたい』。

来週から受講予定の京都ライター塾の資料として送られてきたこちらの本。「講座が始まるまでに読んでおきたいな~」というくらいで目を通し始めたのだけれど、途中から「お!」と思う部分が多くって、ずんずん読み進

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『コロナ禍』というひとつの時代を、看護師として生きて。

『コロナ禍』というひとつの時代を、看護師として生きて。

学生時代のスケジュール帳を見つけた。

もう、随分と埃を被っていた。

3月の終わりのページには、そんな走り書きがあった。

希望に、満ちていた。

きつい、きたない、きけん。

そういう仕事に就きたかったのかと言われれば、決してそういうわけじゃない。

「看護師」と検索窓に打ってみて笑えた。

上から順に、
「看護師 ならない方がいい」
「看護師 3K」
「看護師 性格きつい なぜ」

そんな風

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しあわせはドーナツの穴みたいなものです、という恩師の言葉を思い出し、その意味を考える夜

しあわせはドーナツの穴みたいなものです、という恩師の言葉を思い出し、その意味を考える夜

わたしは中学生のころ、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』が好きだった。

そんなことを言うジョバンニに対しカムパネルラは「けれどもほんとうの幸いはいったい何だろう」と返す、この場面を読んで以来ずっとわたしは答えを見つけられずに生きている。

でも、あのころ、小さいわたしに一つのヒントをくれた国語の先生がいた。銀河鉄道の夜を持って、「ほんとうの幸いってなんなの?」と問うわたしのことを嫌がりもせず、真摯に答え

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私はいつまでかわいそうな主人公でいるのか

私はいつまでかわいそうな主人公でいるのか

誰にだって辛い過去の一つや二つはある。私にもある。貧乏、宗教2世、一家離散、強迫性障害。どれをとっても苦しい経験だったことは間違いない。問題はそれをどれだけ引きずるのか。

いつまで「悲惨な星のもとに生まれ、次々に与えられし試練を乗り越え頑張ってきた伝説の主人公」という設定に酔っているのか。困難に耐えることがデフォルトで、問題が起きても根本の原因からひたすら目を逸らし続け、”耐える”で思考停止して

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面倒なことは面倒

大学時代、友人たちと自主ゼミを開き、こむずかしい数学の洋書をみんなで読み進める時期がありました。当時から私は筋金入りの凡人でしたが、自分の平凡さを認められない学生特有のうぬぼれも一丁前に抱いていたので、その学問に対しての喜びというよりは、大層な専門書を勉強している自分の姿に喜びを見出していたものです。とはいえ、そんな取るに足らない自意識を有り余るほど勉強に付き合ってくれた人たちは優秀で、自分は逆立

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ブルーバイブル①「人生の運転席には君が座らなくてはいけない」

ブルーバイブル①「人生の運転席には君が座らなくてはいけない」

序文
最近、青い顔をした少年少女の相談を受けます。

二十代そこそこ、といったところでしょうか。みな「人生をどうすればいいかわからない」といった顔をしています。まだ何者にもなれていないことに葛藤している様子です。

・自分の力を証明したい
・何者かになりたい
・独立したい
・才能があるはずなのに
・まわりが社会になじんでいることに焦る
・有名になりたい
・普通の人生をおくりたくない
・なにかを成し

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好きなものだけ抱きしめて

好きなものだけ抱きしめて

 中高校生の頃、学校を休みがちで家でテレビや携帯ばかり見ていたわたしは、いろんなものに助けを求めた。毎日毎日生きる意味を探して、わくわくどきどきする何かを求めていた。

 そんな時に出会ったものが、ギターで、バンドで、野球で、お笑いで、ダンスで、ラジオで、、、わたしの生活を彩る数えられないくらいのきらきらするものなのだ。

 そんな大好きなものを自己紹介代わりに書いてみる。

 音楽との最初の出会

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音楽の中で19歳の父と握手した話【エルヴィス・コステロ】

音楽の中で19歳の父と握手した話【エルヴィス・コステロ】

父がエルヴィスコステロのライブに来るのは37年ぶりらしい。今は2024年、父が前に行ったのは1987年。新聞配達で貯めたお金を全部レコードに費やしていた音楽オタクの少年は、19歳の福岡で浪人中の秋、どうしてもコステロが観たかったんだって。

そのライブに父は同僚と行くはずだったのに、当日の朝同僚が急用で行けなくなり、朝急に「来ない?」とLINEで誘われた。おおお、エルビスコステロ、、コルステロール

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還暦まであと1周のおっさんがメイクを始めてみた話

還暦まであと1周のおっさんがメイクを始めてみた話

春ですね。
何か僕も春から新しいことを始めてみたいと思い、メイクに挑戦してみることにしました。(といってもアイメイク、リップ、チークなどの盛るやつじゃなくて、肌を綺麗に整えるベースメイクです)。

以前からメイクに興味があったのはもちろんですが、僕が今年から研究指導する大学院生女子の研究が「メンズコスメのプロダクトデザイン」、メンズメイクに関する価値観の再定義だったので、指導の参考になるという大義

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「友達」について

「友達」について

自分を変えたいと願った時に、支えてくれる友達がいれば大きく成長できるのではないかと思った時期がある。(頭の良い人と仲良くしていれば自分も頭が良くなるだろうみたいな…)

しかし、僕には友達がいない。いたとしても僕の一方的な思い込みによるところが多分にある。SNSで知り合った方々を友達と呼んでいいのかはわからない。(僕は勝手に友達だと思っています…)

「友達が少ない」と宣言しているあの方も、きっと

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