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2020年9月の記事一覧

生存・表現の根源的問い

生存・表現の根源的問い

私には相対的意識状態のみに依拠する人物が表現の根源的問い、根拠を徹底して考察しているとは到底思われぬ。

人間存在の存在根拠は無意味こそ意味であるという方向無き人生観は単に一観点にすぎぬ。己の思考の不徹底を顧みぬ怠惰な自我、精神の所有者のみが言い放てる戯言である。

三島由紀夫も川端康成にも人生の方向性、死生観はしかと描かれている。そのような内容、物言いなど何処にあるとい

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『考え』を変える事によって『気持ち』や『行動』を変える。3歩目は実践。そして、このまま練習を続けよう

『考え』を変える事によって『気持ち』や『行動』を変える。3歩目は実践。そして、このまま練習を続けよう

『考え』を変える事によって『気持ち』や『行動』を変える、
3回目の今回は最終回。

もちろん、今回の記事を読んだらゴールに着いた訳ではありません。
「これからが始まり」です。

1回目と2回目のおさらい1回目と2回目では
人間は、

1. 自分の周りで起こった事に対し
2. 反応して、何かを考え
3. その考えに従い、感情を持ち
4. その感情に沿って行動する

を、繰り返している事。

これらの

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なんで逆に人と比べちゃいけないの?

なんで逆に人と比べちゃいけないの?

皆さんも経験していることだと思うが、他人のいい所を見て、「あの人に比べると自分はまだまだだなあ」などと引け目を感じたり、逆に、同僚が仕事でミスをしたりトラブルを起こして上司に叱られたりするのを見て、「あの人に比べたら自分のほうがまだマシだな」などと、安心感を抱くということがあると思う

1つ例を出しますと
ニコニコ生配信者で
『七原くん 』という配信者は32歳独身でフリーターです。その方は

仕事

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「自己愛の不徹底」2

「自己愛の不徹底」2

「自己愛の不徹底」(2)拙著「小林秀雄論」より抜粋

極論すれば我々は此の地上に存する限り何ぴとといえども不具者である。聖者はもと より、天才と呼ばれた存在達は常に己の無力感を名状し難いほどに味わっている。

く どいようだが有能ゆえではなく自己の無力さゆえに苦悩する。

「天稟の倫理性と人生無常 に関する沈痛な信念とを心中深く蔵して、凝滞を知らず、俗にも僧にも囚われぬ、自在で しかもあやまたぬ、

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創造と個性

創造と個性

表現行為に於いては個性云々が様々な視点観点から語られる。

この問題と自由、不自由という問いは不可分である。

唯物論的観点からはこの問いは徹底的に相対化されれば無意味な問いと化す。

世界、自然界を知覚する主体である「私」が消滅すれば一切は無に等しいという結論に導かれるからである。

さらに謂えば生存自体にも意味は無いという結論へと至る。

これは通常無常観とか空とか言われている概念である。

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「即興表現について」

「即興表現について」

「即興表現について」

今日に生きる我々人類の個々人の課題として如何に創造・即興精神を日常化するか、という根源的問いが 自覚無自覚を問わず化せられている。

無論、この問いの自覚の度合いは各自各様の意識のありようによって異なる。

私は絵画表現を突き詰めている途上にて、この問いの根源的問い、自覚を26歳の時に痛烈な内的体験によって徹底的に味わった。

古来よりの「汝自身を知れ」の実体験でもあった。

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「自己愛の不徹底」1

「自己愛の不徹底」1

「自己愛の不徹底」

拙著「小林秀雄論」より抜粋

自明の事と言えば自明の事だが、本当に我々は自分自身を愛しているのだろうか。さらに言えば自己認識をしているのであるか。我々は通常では自己愛を悪しきものとみなしている。無論、狭義の意味で用いられているのだが、その判断は何の根拠があって、誰によって、何の為に悪しきものと決定されたのか?殆どの人々はこの日常何気なく使われている言葉すら理解もせずに使ってい

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表現について

表現について

表現について

 この世に何ひとつ無駄なものはない。それを知らしめるべき「存在」達がその意味を悟らず「達観」した意識を持ち、その視点から人間を観察し、分類し、価値や意味を決定する。――これが現代人の、現代に生存する多くの人々の世界観へ流出され、病のごとく「相対的世界観」として魂を支配しつつある。環境となりつつある。――人々はそれぞれが「個性」を主張し、自由を主張し、己が身を守るために自己にとって都

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