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詩と散文

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本を読まずにそのまま放置する「積読」はムダ?

本を読まずにそのまま放置する「積読」はムダ?

こちらに積読に関しての統計データがのっているニュースがあります。

6冊以上とありますが、少ないですね。

年間 7万冊以上の本が発刊されるのだから、出会いが多すぎて読むのが間に合わなければ、自然と積読が増えるのは仕方のないことです。

積読の価値は金銭では量れません。そもそも、読まずにそのまま放置をしているのではなく毎日、愛でています。

私ゴトの偏見になりますが。
買ってきた本は、本棚の一番上

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詩「ロウリュ」

詩「ロウリュ」

熱々のストーンに水をかける

ジッ
ジュジュッ
ジュワァジュワァ

熱々のスチームが降りそそぐ

耳と指がジリジリ痛く
喉のおくが渇いてカサつく

身体を守れと汗が生産されていく
熱から守るように包んでいく

熱さを求めていた体は冷たさを求めだす
意志と身体がケンカをしだす

もう出たい
まだ早い

いく度ラリーを続けただろう

もう無理だよう
そうだね出よう

背景

頭の中にゴミがたまってきた

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詩「庭」

詩「庭」

夏がくる
庭は緑で満たされる
名前のない草
もしかしたらある
きっと知らないだけ

節のあるやつ
花を咲かすやつ
太くて長いやつ
もさもさと茂るやつ

風にふらふら
雨にゆらゆら

ひっこ抜く
また生える
また伸びる

おいしい土じゃないのに
カタくてカサカサしているのに
陽もあまりあたらないのに

それなのにココがいいの
もしかしたらイヤかも
スキではないよね
ひっこ抜かれるし

そんな君たちを

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詩「バッタ」

詩「バッタ」

去年、中学1年のときに書いた息子の詩が、地元の文芸誌に掲載されました!

親としては嬉しいですね。
地元に文芸誌があったことにも驚きました。

詩人にでもなったりするのかな。と親バカなことも考えたりもします。

さおだけ屋の声が聞こえたよ

さおだけ屋の声が聞こえたよ

「た〜けや〜、さおだけ〜」でお馴染みの『さおだけ屋』
数年ぶりに聞いて懐かしくなった。

売っているのは物干し竿のみではなく、近所の金物屋さんが配達のついでに売っているらしい。
物干し台の修理までするケースがあるから利益はでる。
仮に、約1000円のさおを朝から車を走らせて1本も売れなかったら、ガソリン代と時間の費用対効果は恐ろしく、赤字なんてものではない。

配達のみでガソリン代と時間を浪費する

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#日々の大切な習慣「40過ぎたらすこしだけムリをする」

#日々の大切な習慣「40過ぎたらすこしだけムリをする」

老化はどこからはじまるのか。
20代のときに上司が言っていたことが、40代になってわかるようになってきた。肉体の衰えや、脳の劣化よりも恐ろしいこと。
それは意欲の低下だった。

肉体の衰えなら、筋トレ・ランニング・ストレッチなど、鍛えることはそんなに難しくはない。
脳の衰えなら、計算ドリル・文章問題・読書・料理など、新しいトコロやコトをやれば、鍛えられる。
そんなことも、意欲がなければ何もできない

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人間関係はもっと楽でいい

人間関係はもっと楽でいい

 40を過ぎてから、人間関係というものを軽くするようにした。心が重くなるような相手とは、縁が切れてしまってもいい。そんくらいの気持ちで関わっている。

話していて気疲れする相手

自分が合わせなければいけない相手

言いたいことが言えない相手

 こんな人とは、なるべく関わらないようにしている。こうゆう人は私を搾取する人だから、近づかないように距離を保つ。

遠慮せずに話かける

頼ってみる

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スマホで用が足りれば……ね?

スマホで用が足りれば……ね?

 日本の10代は「スマホだけ」しか使いこなせない。なんとまあ失礼な話です。

 このニュースは他国と比べての話になるけれど、親世代はどうなんだろう。
 スマホだけでなく、パソコンも使いこなせているのだろうか。もしかして「スマホすら」使いこなせていない。なんてことはないだろうか。

 子どもは親の行動を見ている。それはもう油断のならない程に。親が家でスマホばかりイジっている。それ、見られていますよ!

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座ってちゃダメですか?

座ってちゃダメですか?

 労働安全衛生規則にはこうある。
立ち仕事をしている人たちにも、就業中に座れる機会があるときは、座る権利があり、事業者には休息のための椅子を置く義務がある。

 一般に接客業では多いけれど、私の働く工場でも似た問題はある。
 日本人の美徳か知らないけれど、座って仕事をすることを良しとしない価値観は存在する。効率的に見ても座れる時間があるのなら、座ればいい。
 その方が疲労の蓄積は少ない。疲れにくい

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古本を味わえるのは紙だけ

古本を味わえるのは紙だけ

 お気に入りの本は、大切に読みたい。本棚に並んでいる本はきれいな状態で保管したい。売るにしても、次の持ち主にもきれいな状態で手にとってもらいたい。

 本を雑にあつかうことは、自分にはどうしてもできない。
 だからこそ、本を雑にあつかえる人に憧れる。

 古本屋に並んでいる汚い本をみているとワクワクする。
 ベタベタ、ぬるぬるするカバー。
 日焼けして、色が蒸発したカバー。
 ダメージ加工がされた

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文庫本の「解説」には愛がある

文庫本の「解説」には愛がある

文庫本の後ろにある「解説」
私は必ず読むのです。読まないなんてもったいない。

あるとき「読む派」と「読まない派」に分かれていると知り、ビックリしました!

単行本を持っているのに、わざわざ文庫本を買うのは解説を読むためでもあるからです。

プロの作家が書かれる解説は、感想を言い合っているような楽しさがあります。

私には読書仲間がおりませんので、そのような至福な時間をつくれる人を羨ましく思うので

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「純文学はつまらない」という人へ

「純文学はつまらない」という人へ

純文学の新人賞で有名な「芥川賞」は毎回といっていいほど賛否両論の飛び交う楽しい賞になっています。

純文学に対して、否定的な意見の大半はこの3つ。

つまらない

意味不明

文章が難しい

そう思います。若ければなおさら。私は面白いと感じるようになったのは30代になってからです。

そもそも純文学の定義とはなんでしょうか。歴史からたどるとわかりやすいです。

明治時代に定義された日本の純文学は、

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エッセイを読むタイムゾーン

エッセイを読むタイムゾーン

みなさんは、エッセイをいつ読みますか。

私は寝る直前に読みます。だもんで、1冊を読み終わるのに2ヶ月ほど要することもあります。

なのであまり覚えていません。印象に残っている話は別ですけどね。

エッセイはそうでいいと思っています。

会話の内容をすべて覚えている人がいないように、著者の話を忘れてもいいのです。

おなじ会話をなん度もしてしまうように、なん度も読んだらいい。面白い話はなん度くりか

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マルハラのニュースを見て考えていたこと

マルハラのニュースを見て考えていたこと

Z世代は繊細な人が多くていいなと感じる。

20代までは私もそうだった。冷たく感じる文章にモヤモヤすることも多く、怒っているかもしれない人とメールをするのは辛いと思っていた。

30代になると鈍感な無遠慮さが鼻につくようになる。すこし攻撃的になることもあった。干渉されることが煩わしく思えていたのだろう。

40代になると分けて考えることができるようになった。すこしづつ学んでいた哲学や唯識論が、やっ

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