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本を読まずにそのまま放置する「積読」はムダ?

こちらに積読に関しての統計データがのっているニュースがあります。

6冊以上とありますが、少ないですね。


年間 7万冊以上の本が発刊されるのだから、出会いが多すぎて読むのが間に合わなければ、自然と積読が増えるのは仕方のないことです。

積読の価値は金銭では量れません。そもそも、読まずにそのまま放置をしているのではなく毎日、愛でています。

私ゴトの偏見になりますが。
買ってきた本は、本棚の一番上にある「未読」エリアにとりあえず落ち着きます。もちろん目線の高さにある一等地です。積読というよりは、愛蔵書という感覚になりますね。
読まずに放置なんていったら、倦怠期の恋人みたいじゃないですか。どちらかといえば、恋心を自覚してチラチラと目で追ってしまうアレに近いです。
しかし、読まないという点については反省しなければと思います。まるで釣った魚に餌を与えない行為そのままだから。

既読の本はカテゴリー別に並べているのですが、未読エリアにはそんな秩序はなく、様々に詰まっています。キレイに整列された本棚の一角に、カオスなエリアがある。そこだけが特別な価値をもっています。


積読の価値を考える


私が積読をするのには 3つの原因があります。

  1. 精神の安定
    次に読める本がいつでもあるという安心感は、お金には代えがたい。重版がかからなそうなマニアックな本はいつか読みたいなと思った時点で買わないと手に入らなくなる恐れもある。トキメイたら即買うのは憂いをなくすためなのです。

  2. 内容が難しい
    哲学書や学術書はだいたい難しくて、読みかけのままになるケースが多い。ウォーキングしかしない人がいきなりフルマラソンを走るみたいなもので、知的体力が必要になる。鍛えなければ読み切れないのです。

  3. なんとなく買っている
    有名なところで芥川賞、直木賞、本屋大賞があります。細かくみると200以上の文学賞が存在して、大賞作品が気になってしまうミーハーな心が顔をだしてくる。簡単にいえば欲求に負けているだけです。

どう考えても、それらしく理由をこじつけても、結局は深く考えずに購入しているだけなのかもしれません。
お金の使い道がほかになく、本くらいしか買わないので多少は仕方のないことだとしています。


購入した本を有効活用する


やはり積んでいるだけでは本が不憫です。読まれるために作られたからには、読むしかないでしょう。

  1. 読む(input)
    本来の目的どおり、読むに限ります。

  2. 話す(output)
    どのような本でも学ぶことはある。読んで終わりにするのではなく、得た知識を適切に使ってこそです。

  3. 貸す or 売る(give)
    読み終わったあと大切に保管したい本と、いらない本に分かれるはず。手放してもいい本は、別の人に読んでもらうことで次の生を与えられます。

  4. 保管(love)
    お気に入りの本はいつも手元に置いておきたい。たった 1行でも心をくすぐる言葉があれば、それは良書といえます。

なんといっても、読んでいるときに心が動くことは心地いいものです。本の内容を、感想を、考察を、語り合えるあいてがいれば最高です。 1冊の本を誰かと共有する楽しみは計り知れません。

本にはお金に換えられない価値があります。
もちろん、読むことが前提ですけどね。

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