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記事一覧
AIによって変わる社会で生き残る仕事の指南書「10年後のハローワーク」
本(10年後のハローワーク)(長文失礼します)
AI((人工知能)の登場により、10年後の仕事がどのように変貌するかを推測して解説した本です。筆者の川村秀憲さんは長年人口知能の研究を続けている北海道大学大学院の教授で、専門家から見たAIで変化する社会の10年後を予想しています。
最初に筆者が掲げるのは、AIに何かを奪われるのではなく、AIと共存しながら快適に生きていけるようにしたいとのことで、
意識高め150冊の書評本「あなたの代わりに読みました」
本(あなたの代わりに読みました)
文芸評論家の斎藤美奈子さんの書評本で、副題が「政治から文学まで、意識高めの150冊」というものです。休刊した週刊朝日の読書欄に連載された「今週の名言奇言」10年分490冊の中から154冊を筆者が選んで、ジャンル別に掲載しています。
見開き2ページで1冊の本を紹介し右上に「名言奇言」を文中の文章をそのまま引用し、左中段に本の出版社と値段、下段に追加のコメントが書
倫理が資本主義の改善策となる⁉️「倫理資本主義の時代」
本(倫理資本主義の時代)(長文失礼します)
「哲学界のロックスター」と呼ばれるマルクス・ガブリエル著の新書です。私がこの本を知ったのは新聞の書評欄ではなく文化欄での特集記事であり、環境破壊や経済格差、さらに貧困などの諸問題を抱える現代の資本主義を、哲学の一分野である倫理により改善していこうとする考察と提案の本です。
私がこの本のタイトルを見て最初に思い出したのが、本書を監修し、文中にもその名前
2024年下期の芥川賞受賞2作品を読んで
本(サンショウウオの四十九日)(2作品受賞なので、長文失礼します)
今年下期の芥川賞受賞作品です。受賞作は文藝春秋を買ってきて毎回読んでいますが、今回は読む前から様々なメディアに取り上げられ、特に結合性双生児をテーマにした作品ということで、ひときわ話題になっていたと思います。
結合性双生児といえば、個人的な記憶ではベトナム戦争での枯葉剤の影響で生まれた男性の双子を思い出してしまいましたが、どう
料理の基本のキの本‼️「調理以前の料理の常識」(^ ^)
本(調理以前の料理の常識)
実用本ですが、読んで非常に参考になったので感想を述べることにしました。タイトル通り料理の基本の基を解説した本で、初版本は2004年発行であり、料理好きなので買っておきながら2024年の今年まで読まなかった本です。
最近読んだ栄養学の本との関連性を見つけて、20年経ってやっと読んでみることにしました。病気で入院以来、その後の食生活には気を配って料理もしてきたつもりでし
漫画家相原コージさんのうつ病体験記第3弾「うつ病になってマンガが描けなくなりました退院編」‼️
本(うつ病になってマンガが描けなくなりました 退院編)
漫画家相原コージさんのうつ病体験記の第3弾です。最初の「発病篇」2冊目の「入院編」に続くもので、今回が完結編となります。1冊目の発病に至った経過や2冊目の病院での入院生活の様子は、漫画ゆえのリアルな描写で、うつ病に苦しむ筆者の心境がひしひしと伝わってきました。
ただ入院編の最後では回復の兆しが出ていたので、今回の「退院編」も発売と同時に買
ムショメシ(刑務所の食事)の実情を書いた本「めざせ!ムショラン三ツ星」
本(めざせ!ムショラン三ツ星)
刑務所の給食(食事)事情を書いた本です。私がこの本を知ったのは新聞の書評欄ではなく、夕刊の一般記事でした。料理好きなので早速読んでみようと本屋へ行きましたが、在庫がなく注文して取り寄せた次第です。それほど新聞で取り上げられながらも、やはり特殊な部類に属する本なのではと思います。
筆者の黒柳桂子さんは、愛知県の岡崎医療刑務所に勤務する管理栄養士(法務技官)である国