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身体ケアリスト YO
2024年11月1日 20:11
前回は、中医学でみる「腎」のはたらき4つのうちの2つについて、サクッとお伝えしました。今回は、その続きです。(3)水を主る(つかさどる)前回の(1)と(2)では、発育、成長や老化に関するはたらきが主でした。今回の、水を主るとはどういうことなのか?詳しくみていきましょう。みなさんは、腎臓のはたらきは?と聞かれたらどんな答えをだされるでしょうか?不要になった老廃物を尿と
2024年10月25日 18:55
「腎」ってどんな臓器本題に入る前に、(自分の為に)臓腑名についてちょっこしおさらい。「腎」って聞くと、腎臓を思い浮かべる方が多いと思います。間違いではないけれど、中医学での臓腑名の場合➡その臓腑の機能を含める西洋医学の臓腑名の場合➡臓腑そのものを指すことが多いです。腎臓だと水分に関わるはたらきもありますが、それだけではない私が最近ひしひしと感じる【老化】にも深く関与していま
2024年10月4日 18:15
先月、「肺」の養生についてお伝えしました。五行学説で「肺」と「秋」は同じ系統に属しています。いわゆる乾燥の「燥」も「秋」同じ系統で、この乾燥が「肺」を傷つけると言われています。また、「肺」の働きが低下すると、「悲しい」「憂う」感情が起こりやすいとされています。先月の「肺」の養生の補足として今回は、「燥」と「感情面」についてお伝えしていきます。秋の乾燥は大きく分けてふたつ二
2024年9月13日 18:22
夏の疲れをとりつつ、やってくる冬に備えよう前回までは「肺」のはたらき についてお伝えしました。今回は、「肺」の養生でもあり、「秋」にオススメの養生法をいくつかお伝えしてまいります。まだ残暑が厳しい日々ですが、これから空気が乾燥してきます。この影響を受けやすいのが「肺」です。乾燥した空気が、鼻や口から「肺」へ入る時、肺の潤い不足だと、咳,のどの痛みなど呼吸器の不調が起きてきます
2024年9月3日 18:33
五臓の中で唯一、外部とつながりを持ってます以前、「気」の記事の中で、「肺」は『宗気(そうき)』の生成に大きく関係している事をご紹介しました。「肺」が呼吸に関係しているのは、皆さんご存じかと思いますが働きはそれだけではありません。少しずつ分けてみていきましょう。(1)呼吸を担当している(2)全身の気をコントロール(全身の気の巡りのペースを作る+呼吸)万物は「気」がなければ動
2024年7月30日 18:01
苦い味は「心」の味前回「心」の不調と養生のところで、大事な【味】について触れていませんでした( ̄▽ ̄;)情報をもっと整理して、分かりやすく伝えられるようになりたい。。。気を取り直して本題です。五臓それぞれには、関係の深い味があります。そのうち「心」と関係の深い味は『苦味』。(苦味の過不足は、「心」の不調を招きます。)皆さんは、苦い味と聞くと、どんな食材を思い浮かべま
2024年7月26日 18:30
「しん」の季節は「夏」なのだ前回は、「心」のはたらきについてお伝えしました。先日、二十四節気の【大暑】をむかえました。連日35度近い気温が続き、まさに夏真っ盛りです。下の図をご覧ください。「心」の部分に「火」が描かれていますね。これは、「心」が休むことなく働き、火熱を生む【火の臓】だというのをあらわしています。外気温も高い状態で、止まることなくずっと動き続けるわけです。
2024年7月19日 18:23
「心」こころじゃなくて「しん」と読む「しん」とは、心臓 のこと。実は こころ にもとても関係があります。え?心臓なのに? と思われた方も多いでしょうか?そのあたりを理解するため、本題に入る前に中医学における内臓の名称についてもう一度おさらいしますね。西洋医学の内臓 解剖学的に「物質」としての内臓を指します。中医学の内臓「物質」「内臓のはたらき」「生理機能」も含みます。
2024年7月1日 18:11
7月に最初の月曜日。時折ザっと降る雨と、南風の影響のせいか肌がベタついて、なんて湿気た日だ! な一日でした。こんばんは YOです。今日は前回の続き、「肝」の不調のタイプとその養生についてです。③肝の陰が不足して熱が生まれている 肝陰虚(かんいんきょ)ちなみに、前回の肝血虚と一番の大きな違いは熱(高熱ではない)があるか無いか です。陰は、平たく言うと体の血液を含む水分などの事を指
2024年6月24日 18:15
こんばんは YOです。東北地方まで梅雨入りしたようですね。湿度も温度も高くなってきて不快指数が高くなってきますよね。。早速その影響もあってか、私は昨日、朝から何だかイライラしていました。どうにもイライラが止まらなかったその時!💡💡💡!そうだ!こういう時こそ中医学じゃないか!と、すぐさま対策。少し時間はかかりましたが、鎮静させることが出来ました♪というわけで今回は、中医
2024年6月21日 18:36
こんばんは YOです。前回の記事はすべての現象や存在はお互いに影響しあってバランスをとっているということについて書きました。その中の五行学説は、あらゆる事物や事象を【木、火、土、金、水】の五つに分ける考え方でした。人間の臓腑や季節などをそれぞれにあてはめ、どんな時に不調になるのか?その場合のどんな養生をするのが良いのか?などをみることが出来ます。と言うことは普段の過ごし方や自分