Shiryu

豊かな後悔の多い人生を。 10歳からスティグマと障害の無い社会を目指し生きています。 \n Co-CEO, PxDT R&D, HERALBONY CP, Lipronext CFO アートとロックにテック、偶に茶道が好き。 https://www.yohaku.company

Shiryu

豊かな後悔の多い人生を。 10歳からスティグマと障害の無い社会を目指し生きています。 \n Co-CEO, PxDT R&D, HERALBONY CP, Lipronext CFO アートとロックにテック、偶に茶道が好き。 https://www.yohaku.company

マガジン

  • 思考の抽出と感情のワーク

    手を動かしながら考えるだけ考え抜く、そんな日常です。

  • アート鑑賞の記録

    気になった作品鑑賞をする時のメモが膨大になってきてSSDを圧迫してきたので、noteを外部ディスクと捉えて保存していく。

  • AI翻訳時代に敢えての和訳集

  • 記憶の栞と環世界的撮影 with 銀塩写真

    写真の記録も全てnoteさんへ一元化するためのマガジン。 記憶の栞は香り、写真、文章の3つで構成されていて、環世界を質量化するためにフィルムでひたすら撮影し続ける日々の記録。 被写体も作りたい。暗室で生きたい。撮影を止揚したい。

最近の記事

  • 固定された記事

資本と合理の傲慢さの中で余白をつくる” \n “

 大切な人と明日も同じように会えるとは思わずに、明日も大切な人と自分の為に生きられるか分からないことに気づき続ける為に大切な余白を。道端で困っている人に声をかけられる余白を。そんなことを考えながら。 追記:yohakuの公式noteも始めました。 精神的、時間的、物理的な余白  ここ数年、「余白」という言葉を自分の中で再定義し続けてきました。ビジネスの前線で生きていると、仕事や他人軸でしか承認欲求や自己実現を満たせない、歪な軸で生きている場面に多く出会います。なぜ歪と感

    • will

      少しずつ、書き残したものを貼るので、その時にアカウントをどなたかに渡すか、記事を公開します。

      ¥50,000
      • 錯覚としての対話と美と共鳴 - 柳宗悦の写真観に寄せる美意識の輪郭

         対話が可能な人間は実質的にはほぼ存在しないか出会うこともなく、文脈のゲームを繰り返す中であくまで近い文脈の人間と出会った時に「対話できているかのような」錯覚に陥っているだけであると感じるこの頃。(あと写真観という言葉は多分一般的にはないですが自分用の記録言葉です。) 美意識の深層について。 柳宗悦の「美しい写真」に寄せて  柳宗悦氏の紡ぐ写真観の言葉に出会ったのは、写真や美術と向き合う私自身の態度を見直す契機となりました。彼が「写真は自然を写すものではなく、むしろ自然を

        • 自分の実存に余白を生み出してきた10冊

          「余白」の探求について  小学生の頃に読んだ「三国志(吉川英治)」に始まり、これまで多くの読書をしてきた中で、特に繰り返し読んでいる本を思い出した順に紹介していきます。  技術決定論と人間性の融合、そしてスティグマの解消という存在論的課題に直面する際、常に古典的著作や先人の叡智に立ち返る必要性を認識し、自分が読者でい続けるという余白を意図的につくっています。今日は、テクノロジーと実存、障害福祉などの課題と闘い続ける自分の問いに対して、道標を示してきてくれた10冊の著作を紹

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        マガジン

        • アート鑑賞の記録
          32本
        • 思考の抽出と感情のワーク
          227本
        • AI翻訳時代に敢えての和訳集
          14本
        • 記憶の栞と環世界的撮影 with 銀塩写真
          13本

        記事

          ウォールデンの森で見つけた魔法の粉 - スティグマを超える旅路の記録

          森での内省と本質の探究  ソローがウォールデン湖畔での孤独と内省の果てに到達したように、私もまた様々な森という名の思索と実験の場に足を踏み入れてきました。ソローは次のように記しています。 この言葉は、私が今の森を去り、新たな挑戦へと向かう決断を下すにあたって深い共鳴に繋がっています。次の挑戦はこれまでに積み重ねてきた思索と行動の必然的帰結だと感じています。仕事自体はまだまだこれからなのでまた追記しますが、今の想いを綴っておきます。 社会人を機に、10歳前後の頃からはじめ

          ウォールデンの森で見つけた魔法の粉 - スティグマを超える旅路の記録

          沈黙を超えた”Linkin Park”と魂の再生

          7年の時を経て  LinkinParkが7年の沈黙を破り、復活を遂げた今日、深く複雑な感慨に浸っています。Chesterの死から7年。この歳月は、音楽の持つ力と、人間の魂の深淵について考えさせられる時間でした。私の好きなHYDEさんがSlipknotのDualityを急にライブでカバーした時は異様な興奮を覚えましたが、今年はLinkinParkのGiven upを急にカバーしてくれて、私が一番好きな人が好きな人の私が一番好きな曲をカバーしてくれるのが2回も連続した事に更に興

          沈黙を超えた”Linkin Park”と魂の再生

          合理を超えた意思決定と風の強い日 - DIC川村記念美術館の休館から考える

           この歌詞好きなんですが、風の強い日の"風"を20年近く"向かい風"のことだと思っていて、唯先日誰かとこの話をした時にその人は"追い風"のことだと思っていたらしく、色んな受け取り方が出来る詩を面白く感じました。(そういえばFunnyBunnyって、私が愛してやまないちいかわのFunnyなうさぎのことか) なんでこんな話をするのかというと、"向かい風"に合理ではなく非合理で立ち向かうにはどうすれば良いのか改めて考えさせられる出来事があったからです。(ほぼ毎日考えていることでは

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          ゴーストの囁きで再定義される自己と環世界のノイズ - 追悼記録

          田中敦子さんの訃報と『攻殻機動隊』が提起する哲学的考察  何度、死に直面しても、人間はまた会えると思っている。恐らく死を正確に捉えられるようになると、恐怖と別れの悲しさに脳が耐えられないのかもしれない。電脳化したらまず死を実感できる状態にしたい。  田中敦子さんの訃報に接し、深い悲しみとともに、『攻殻機動隊』、そして草薙素子というキャラクターを通じて提示されてきた数々の哲学的な問いが再び頭をよぎります。少し頭が整理されていないですが、そんな時こそ散文を来年の自分に向けて残

          ゴーストの囁きで再定義される自己と環世界のノイズ - 追悼記録

          フィルム×AI×環世界の偏愛的行為が生む余白とアウラ

           フィルム写真撮影→DB作成→AI開発→画像生成 のオリジナルモデル構築のお話。(偏愛性が高いのでご共鳴できる方いればコメントください。) 自分がフィルムカメラで撮影した写真だけをデータベースにして、AIで画像を生成する環境づくりが完了しました!感動できる!!ネットの広大な海に流れていない情報。 自分で撮影したフィルム写真がまだ5,000枚程度しかないことと、AIは一旦DALL-Eベースに構築したためテイストが納得いかない部分もありつつ学習を進めれば自分が撮るテイストにな

          フィルム×AI×環世界の偏愛的行為が生む余白とアウラ

          AM8:15 祈りを。

           毎年、年末年始や誕生日以上に自分の人生を省みる日です。毎年の思考の変遷を振り返りつつ、79年という月日に想いを馳せます。

          AM8:15 祈りを。

          環世界と計算機と余白の交差点にある物語

           最近深く読んだ本を整理しながら、日常において喜怒哀楽色々な感情を行き来する(感情は表出するというよりは自覚するだけ)ことで、自分の中で節目となるタイミングもあり思考が整理されてきたので、半年か1年先の自分に向けた記録を。 「スティグマのない社会を見たい」という目的は変わらないものの、明日死んでも良いように今日を生きる中で明日があるなら、どういう未来に自分がいたいかの解像度が上がってきた。そんな時の嬉しい感情は特に忘れっぽい。普段の生活では、分かりにくいことは分かりやすく伝

          環世界と計算機と余白の交差点にある物語

          ルールが生んだ”失格” cf.「人間失格」

          誰が誰を失格させるのか?  以前、yohaku Co., Ltd. のnoteで「人間失格」を取り上げたので、私も改めて本を読み直していて一体「失格」とは何なのかを考えています。時代によってその基準も規定されるような気がしつつ、スポーツで「失格」という言葉を聞くのはルールメイクがあるからで、倫理と道徳と規範の違いについても考えていたのでその記録を。 太宰は小学生の頃から読み続けていますが、自分の時代によって「失格」の定義が恋愛や仕事やお金や、様々フォーカルポイントが異なっ

          ルールが生んだ”失格” cf.「人間失格」

          “傲慢と善良“世の中で見えている見方は、まだまだ最終的でないものだと思いたい。

           ここ最近の小説で、朝井リョウさんの「正欲」と同じくらい偏愛に刺さった辻村深月さんの「傲慢と善良」。他者の感想とだいぶ違ったのでその点も来年くらいの自分のために押さえておきたく。 以前綴った記録から結局詳細を書いていなかったのですが、偶々yohaku Co., Ltd.のnoteで取り上げる機会があり、深く掘り下げられたのでこちらを記録として。  自分の傲慢さを自覚しながら意図的な緩慢さをつくり、本から学び、自然と触れ合い、写真を撮り、AIと仕事をしながら、当事者性の高い

          “傲慢と善良“世の中で見えている見方は、まだまだ最終的でないものだと思いたい。

          ネガとポジの往来をしながら

           カメラのフィルムにはネガがある一方でポジもあり。ソールライター然り様々な展示で見てきたポジフィルムの展示の美しさ。そんな憧れのポジ(リバーサルフィルム)というものを初めて試せたので記録へ。 反骨心がありながらも、利他的な人で、相対的な成功をしていなくても、絶対的な挫折を経験している人間こそ愛したい。そう考えた時に、一貫性のある表現者であり続けた山口小夜子さんの展示にポジを使いたく足を運びました。 YohjiYamamoto特有の黒の反射がカメラで撮れると嬉しい。 同じ

          ネガとポジの往来をしながら

          余白で社会の裂け目を埋める - 300人の非行少年少女を救う「ばっちゃん」の生き様

          ばっちゃんとその教訓  NHKの2017年の番組「時をかけるテレビ」の「ばっちゃん〜子どもたちが立ち直る居場所〜」を観て、教育格差や生まれの格差という言葉を日々耳にする中で、その個別複雑なそれぞれの状況はどれほど多面的であるか、そしてそれを知る度に自分に何ができるのかを考えています。非行に走る子どもたちが立ち直る居場所を提供する「ばっちゃん」の存在を描いたこの番組は、親の育児放棄、家庭内暴力など、さまざまな背景が非行の裏にあることを浮き彫りにしていました。そして、それら理不

          余白で社会の裂け目を埋める - 300人の非行少年少女を救う「ばっちゃん」の生き様

          傲慢と善良と余白

          #傲慢と善良 が偏愛に刺さった。  "結婚"という得意ではない(色々とすっ飛ばすと固定されすぎた社会的価値観に違和感が強い)テーマが続いたけれど、傲慢さと緩慢さ、そして善良を日々感じているなかで、それらに意識的になった瞬間の感情をデータに残すのは、石や木に自分の存在を刻み込んでおきたいという感覚に近い。  読みたい本だけ持って、1人でキャンプしながら、明るい時間の殆どは川の写真を撮りながら、気づいたら本を読んでいるうちに朝が来ていた。 小説を読んで何かを感じられることが

          傲慢と善良と余白