レヴィ・ストロース「真の問題は、キツツキの嘴に触れれば歯痛がなおるかどうかではなくて、なんらかの観点からキツツキの嘴と人間の歯を『いっしょにする』ことができるかどうか、またこのように物と人間をまとめることによって世界に一つの秩序を導入するきっかけができるかどうかを知ることである」
「われわれは家具を見て強い感動を覚えるけれども、その感動は物自体から必然的に生ずるのではない。チューリンガの場合と同じように、肝腎なのは、ファン・ゴッホの寝台が本当に彼の眠った寝台だということではない。見学者が期待しているのは、それを見せてもらえるということだけなのである」
ちなみに、レヴィの『野生の思考』は一周してみたものの、まだ理解が追いついていないです。。。『人種と歴史/人種と文化』の方が読みやすいかと思い購入しました。 民藝の公開講座での学びを機に、もう一度読み直してみようと思います🫣
「マルセル・モースの教示ほど、いつまでも秘教的魅力を失わないものはすくなく、また同時にこれほど影響を及ぼしたものもすくない」 ――レヴィ=ストロース「マルセル・モース論文集への序文」 モースの本を手にとったら、こんな書き出しだ。学問の秘教めいた側面に思いを馳せてしまう、夜。