Tomoko Nakasaki(中崎 倫子)

【プロフィール】 大阪大学言語文化研究科博士前期課程修了(修士)/読書会ファシリテーター / 図書館司書(レファレンス担当)/flier 協力ライター(本の要約ライター)/Amazonアソシエイト参加中 / マインドマップ・インストラクター養成講座修了

Tomoko Nakasaki(中崎 倫子)

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    大学図書館司書が教える AI時代の調べ方の教科書 (【BOW BOOKS 027】)

    中崎倫子
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私家版 学術関係リンク集

概要 自宅からアクセスできる学術関係サイトのリンク集 国立国会図書館・大学図書館・専門図書館の紹介から、諸分野の各研究機関・論文検索用データベース等の紹介まで、学術に関係するサイトを幅広く案内 ※今後も拡充していく予定 はじめにこのサイトはインターネット上で利用できる学術関係のサイトのリンクを集めました。インターネット上で利用できる学術関係のリソースは多数ありますが、はじめに下記の点をご確認ください。 1. 商用データベースの中には、ご自身が所属する機関の外部からアクセス

    • 【読書メモ】ジェリー・Z・ミュラー 『測りすぎ』43

      読んだ本読書マインドマップ読書メモPartIII あらゆるもののご測定? ケーススタディ 9医療 これらの成功から導き出される結論は? 測定基準が重要性を持つのは、組織的文化に組み入れられているため クリーヴランド・クリニック クリニックの質と測定実績との公表との間に相関関係があると考えるのは間違い 成功はクリニックの組織的文化が測定基準を活用する方法のほうに起因する ガイシンガー 測定実績が効果を上げているのは、大きなシステムに組み入れられているから さらに

      • 【読書メモ】ジェリー・Z・ミュラー 『測りすぎ』42

        読んだ本読書マインドマップ読書メモPartIII あらゆるもののご測定? ケーススタディ 9医療 成功の三つの物語 クリーヴランド・クリニック 毎年14冊の「成果ブック」を発行 →各カテゴリーでの高い成功率が見て取れる ガイシンガー・ヘルス・システム 医師主導による非営利の総合システム ガイシンガーは電子医療記録の活用の先駆者 患者がオンラインポータルに登録すると、医師にインセンティブが出る仕組みを作った →このシステムにより、医師一人ひとりを含むすべてのユニッ

        • 【読書メモ】ジェリー・Z・ミュラー 『測りすぎ』41

          読んだ本読書マインドマップ読書メモPartIII あらゆるもののご測定? ケーススタディ 9医療 解決策としての測定基準 アメリカの健康政策でもっとも流行しているもの →実績基準と説明責任、透明性の促進 測定実績の目的 →現場の意思が臨床診療をよりよく評価し、実際の診療の記録をつけられるようにすること →ランキングや報告書を通して、患者がもっと多くの情報に基づいて医療提供者に選べるようになる この流行を後押しした一人が、マイケル・E・ポーター ポーターは、成果の公表

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          【読書メモ】ジェリー・Z・ミュラー 『測りすぎ』40

          読んだ本読書マインドマップ読書メモPartIII あらゆるもののご測定? ケーススタディ 9医療 アメリカの医療制度を格付けする アメリカの利用制度を特徴づける際に用いられたもっとも影響力の大きな実績基準 WHOの『世界保険報告2000』から取られたデータ 実際の医療効果は25%しか考慮されていない 基準そのものが机上の空論だが、順位(37位)をつけられたという事実が、見せかけの客観性と信頼性を与えただけ 実績のランキング自体が欺瞞 死亡率や平均余命は、医療制度

          【読書メモ】ジェリー・Z・ミュラー 『測りすぎ』40

          【読書メモ】ジェリー・Z・ミュラー 『測りすぎ』39

          読んだ本読書マインドマップ読書メモPartIII あらゆるもののご測定? ケーススタディ 9医療 測定基準が大流行している分野 測定基準は、本当に有益なものも、価値があやしいものもある 測定基準の役割 情報と分析 測定基準の公表 能力給 近年の大きな動きは、コストを抑えるためにも測定基準を活用すること コスト抑制への経済的後押し コスト抑制に測定基準を活用すべしという動きが各方面から起きている →医療費の増加が背景にある 電子カルテのお陰で、医療データの収

          【読書メモ】ジェリー・Z・ミュラー 『測りすぎ』39

          【読書メモ】ジェリー・Z・ミュラー 『測りすぎ』38

          読んだ本読書マインドマップ読書メモPartIII あらゆるもののご測定? ケーススタディ 8学校 格差解消への取り組みの代償 K-12教育の恩恵を完全に測定することはできない →非認知的特性を測ることはできない 測定基準を使って学校を格差解消のために使う代償は、金銭的なものだけではない →測定される教科以外を教えることがおろそかになる 学力格差の測定を重視し、格差を解消しなければならないというプレッシャーが引き起こす問題は他にもある →教師や学校の能力を超える実績を出

          【読書メモ】ジェリー・Z・ミュラー 『測りすぎ』38

          【読書メモ】ジェリー・Z・ミュラー 『測りすぎ』37

          読んだ本読書マインドマップ読書メモPartIII あらゆるもののご測定? ケーススタディ 8学校 能力給 付加価値測定の結果に基づいて教師にボーナスを出すようにした →インセンティブが生徒や教師の行動を変えるという証拠はなかった 測定実績に対する能力給計画が成果を上げることに失敗しても、連邦政府は類似する取り組みに対して、さらに多くのリソースを投入することをやめていない 決してなくらならない「学力格差」 民族や人種別グループ間での学業成績の差異 →測定を収集・公表し

          【読書メモ】ジェリー・Z・ミュラー 『測りすぎ』37

          【読書メモ】ジェリー・Z・ミュラー 『測りすぎ』36

          読んだ本読書マインドマップ読書メモPartIII あらゆるもののご測定? ケーススタディ 8学校 データを倍増させる オバマ政権の教育者は、K-12教育の説明責任と測定基準を倍増させた 「頂点への競争」プログラム(2009年導入) 教師一人ひとりを測定基準の対象とした 年度の最初と最後にテストを実施して「付加された価値」を算出、その結果に応じて報酬が与えられた 教師を評価するために必要なデータを生成するには、さらに膨大なテストや評価が必要になった 長期的に見ると

          【読書メモ】ジェリー・Z・ミュラー 『測りすぎ』36

          【読書メモ】ジェリー・Z・ミュラー 『測りすぎ』35

          読んだ本読書マインドマップ読書メモPartIII あらゆるもののご測定? ケーススタディ 8学校 意図せぬ影響 NCLBテストと説明責任の手法がもたらした意図せぬ影響 →測定執着に特徴的な落とし穴の実例がいくつも見られる 授業時間を共通テストの科目(数学と英語)にばかり費やす テストに必要な技術にばかり重点を置く 付加価値テストがもっとも有益なのは「重要度が低い」とき →評価の主要な基準にしてしまうと、ねじれたインセンティブが生まれてしまう 上澄みすくい:学力の低

          【読書メモ】ジェリー・Z・ミュラー 『測りすぎ』35

          【読書メモ】ジェリー・Z・ミュラー 『測りすぎ』34

          読んだ本読書マインドマップ読書メモPartIII あらゆるもののご測定? ケーススタディ 8学校 測定可能な結果の追求は、幼稚園から高校3年生の教育に関する政策のなかで、ますます中核を成すようになってきた 測定のスローガン:「落ちこぼれ防止法(NCLB)」 問題と、解決策を言われるもの NCLB:民族間の成績の根強い格差に対処するためのものだった 施行から10年以上経った今、NCLBによる説明責任の功績はあまりはっきりしていない NCLB導入から8年経っても、全体

          【読書メモ】ジェリー・Z・ミュラー 『測りすぎ』34

          【読書メモ】ジェリー・Z・ミュラー 『測りすぎ』33

          読んだ本読書マインドマップ読書メモPartIII あらゆるもののご測定? ケーススタディ 7大学 測定基準からのメッセージ ― 大学は金を稼げるようになるところだ 測定基準そのものが発するメッセージ 測定基準の正確性や信頼性よりも、もっと重要な問題 大学スコアカードは、大学教育を経済的側面からしか見ていない →投資利益率的な考え方 金銭的な投資利益率だけに焦点を当てた測定基準の危ういところ →非常に儲かるキャリアを最も優秀な卒業生に勧めることは、国家にとって最善の道

          【読書メモ】ジェリー・Z・ミュラー 『測りすぎ』33

          【読書メモ】ジェリー・Z・ミュラー 『測りすぎ』32

          読んだ本読書マインドマップ読書メモPartIII あらゆるもののご測定? ケーススタディ 7大学 大学を格付けする―スコアカード アメリカ政府は、大学の総合的な格付け制度を作ろうとした →大学側からも議会側からも反対された →簡素化された「大学スコアカード」で手を打つことになった 「大学スコアカード」は善意の産物 職業志向教育を提供する営利目的機関の記録のばらつきの多さの問題に対処しようとした 備えがあまりできていない学生を多く受け入れる教育機関は2つの方法で数字を

          【読書メモ】ジェリー・Z・ミュラー 『測りすぎ』32

          ブックコン2024@丸善丸の内に参加してきました

          11/7木、丸善丸の内本店で開催された、本の祭典ブックコン2024に著者として参加しました。(概要は下記のお知らせを御覧ください) 著者として参加して丸善の丸の内本店1階のOO(おお)広場という場所の奥まったところに、著書を出版したBOW BOOKSのブースが設けられ、NewsPicks NewSchoolの講座「次世代ビジネス書著者発掘」でご一緒した「なつみっくすさん(鈴木奈津美さん)」と同じテーブルに就いていました。 NewsPicks NewSchoolや他の勉強会

          ブックコン2024@丸善丸の内に参加してきました

          【読書メモ】ジェリー・Z・ミュラー 『測りすぎ』31

          読んだ本読書マインドマップ読書メモPartIII あらゆるもののご測定? ケーススタディ 7大学 ランキングの価値と限界 公的なランキングのメリット さまざまな機関の総体的な位置づけを知る予備知識を得ることができる 入学希望者にとって有益になるかもしれない情報を公開するよう促した 公的なランキングの問題点 定着率や卒業率は特に高かったり低かったりする理由を説明しない 低所得層の学生を受け入れる大学は、彼らを受け入れているがためのペナルティがが課される可能性が高く

          【読書メモ】ジェリー・Z・ミュラー 『測りすぎ』31

          【読書メモ】ジェリー・Z・ミュラー 『測りすぎ』30

          読んだ本読書マインドマップ読書メモPartIII あらゆるもののご測定? ケーススタディ 7大学 学術的生産性を測定する 標準化された情報が品質を落とす例 大学の教員が発表した学術的論文の数を基準として採用 →そうした情報を集める民間データベースを使って、論文の数を数えるようになる 問題点 それらのデータベースがしばしば信頼性を欠く 自然科学などの分野では、査読付きの専門誌に掲載された論文が評価されるが、歴史のような分野では、書籍がもっともすぐれた出版物の形とみな

          【読書メモ】ジェリー・Z・ミュラー 『測りすぎ』30