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建築家、音楽を語る。

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建築家による音楽エッセイです。
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#ハロプロ

小沢健二~人類文化最後の輝き~瓦礫と化した時代。

小沢健二~人類文化最後の輝き~瓦礫と化した時代。

食と同様、人類文化にも「旬」というものがある。

今日は、私たちが過ごした「黄金の1990年代~ミレニアムの時代」の文化貯金から、「時代の旬」の事例を引っ張り出してみたい。

映画ならば、リドリー・スコット監督『ブラック・レイン』(1989年)の時代とのグルーヴは凄かった。

松田優作の遺作となった作品で、この作品での優作は異様なまでの輝きを放っている。

バブル最後の狂騒とワンダーランド大阪、優

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映画『ELVIS』~エルビスとHIP-HOPとエミネムと。

映画『ELVIS』~エルビスとHIP-HOPとエミネムと。

※公開当時に書かれたテキストです。

突然エルビス・ブームがやって来た。

映画の帰りの車の中でエルビス流してたら涙が止まらなくて大変だった。

さて、
この映画の素晴らしさは、「歴史軸」がキッチリと定まっている点である。

貧乏で黒人街の中の白人街区で育ったストーリーはエミネムをすぐに連想させる。

教会の啓示のシーンはブルース・ブラザース。

南部保守白人に囲まれた中で挑発的なパフォーマンスを

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【アイドル新歴史学】 ④革命のモーニング娘。 祖国か死か!」

【アイドル新歴史学】 ④革命のモーニング娘。 祖国か死か!」

モーニング娘。『LOVEマシーン』発売日は1999年9月9日である。

もちろん筆者はリアルタイムのアサヤンで「新曲初公開!」の瞬間を観ている。

確か建築家として独立した年で、カメラマンの友人の事務所で一緒にプロジェクトの作業していた時だ。

アイドル史における「崖っぷちからの大逆転」という、その後に繰り返されるストーリーは、この曲から始まったのである。

歴史は繰り返される。

juice=j

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アイドル好き建築家(工学博士)が選ぶライフタイム・ベスト・ライブ20!

アイドル好き建築家(工学博士)が選ぶライフタイム・ベスト・ライブ20!

ハロプロとキューバと生牡蠣を愛し、 チワワとニルヴァーナと上原ひろみがキライな建築家が体験したベスト・ライブです。

1位; ZAPP ft. ロジャー@渋谷クアトロ

2位: マイルス・デイビス@NYインディゴブルース

3位: モーニング娘。'16@ナルチカ愛媛松山

4位: ローリング・ストーンズ@武道館

5位: ザ・フー@武道館

6位: チャック・ブラウン&ソウルサーチャーズ@西麻布イ

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【アイドル新歴史学】 ガールズ・トリオ史序説。

【アイドル新歴史学】 ガールズ・トリオ史序説。

「ガールズ・トリオ」というフォーマットにおける最高峰のひとつは、
言うまでもなく「ダイアナ・ロス&シュープリーム」である。

そして「裏」の最高峰は「マーサ&ザ・ヴァンデラス」である。

さらに歴史を遡れば、
「ハミルトン・シスターズ・アンド・フォーディス(後にスリー・X・シスターズと改名)」が1920年代に登場し、
その後「ボスウェル・シスターズ」や「アンドリュー・シスターズ」が1930年代から

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【アイドル新歴史学】 ①アイドルの誕生。

【アイドル新歴史学】 ①アイドルの誕生。

一般的に、日本における「アイドル」の始祖は南沙織と言われている。

大阪で万博が開かれた年、彼女はアメリカの占領下の沖縄の地からパスポートを片手に「日本」へやって来た。
「アイドルの始祖」が「外地」から渡来してきていることは大変興味深い。
仏教伝来〜「和様化」の再現なのである。

彼女のデビュー曲の作曲はもちろん「天才DJ」筒美京平。
筒美京平は、外来文化としての洋楽を「和様化(リミックス)」する

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【アイドル新歴史学】 ②アイドル・ルネサンス。

【アイドル新歴史学】 ②アイドル・ルネサンス。

1970年代に音楽雑誌『ミュージックマガジン』誌上で「日本語ロック論争」というものが勃発した。
簡単に言えば「ロックは英語で歌われるべきか、あるいは日本語で歌ってもロックになるのか?」というテーマであった。

現在の「日本のロック」と呼ばれるものは、かの時代の「論争」を経て確立していったものなのである。

「ロック」という外来文化に対して「元の形式を崩さない」のか、
あるいは「和様化して取り込む」

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【アイドル新歴史学】 ③第二次アイドル・ルネサンス。

【アイドル新歴史学】 ③第二次アイドル・ルネサンス。

1980年代前半~半ばに起こった「第一次アイドル・ルネサンス」とは、
1970年代初頭から1970年代半ばにかけて興隆した南沙織、天地真理、浅田美代子の「古典」に対して、
1980年代初頭から1980年代半ばに、松田聖子を筆頭に、中森明菜、小泉今日子、早見優、石川秀美、堀ちえみ、松本伊代から菊地桃子まで、百花繚乱のアイドル再興の時代が到来した時代を指す。

そしてその後、1990年代半ばから200

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BEYOOOOONDS沖縄公演。「朝陽と夕陽」

BEYOOOOONDS沖縄公演。「朝陽と夕陽」

上昇気運真っ最中のオチャノーマの翌日のビヨーンズ沖縄公演、結論から言うと大変に素晴らしいライブだった。

ただ、そこには「夕陽の美しさ」を感じたのであった。

太陽か沈む直接の目も眩む程の黄金色の輝き、、、

『都営大江戸線の六本木駅で抱きしめて』では、
一岡さんの唯一無二のハスキーボイスを思い出し、
「幸せだったあの頃(2019年の夏から年末)」が走馬灯の様に脳裏を巡り、涙が止まらなかった。

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【私のモーニング娘。】 石田亜佑美卒業発表に添えて。

【私のモーニング娘。】 石田亜佑美卒業発表に添えて。

モーニング娘。’24、石田亜佑美メンバーが卒業を発表した。

私は最近はずっと「早く後進に道を開けろ!」と思っていたのだが(失敬!笑)、
いざ卒業発表のニュースを聞いたら大きな喪失感が湧いて来た。

そして、その喪失感の源へと遡ってみた。

「私のモーニング娘。」は「2013年」であった。

この年の夏に発表された『わがまま気のまま愛のジョーク』、
そして『愛の軍団』に私は激しいショックを受けた。

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【Juice=Juice沖縄公演】 過去と未来、現在?

【Juice=Juice沖縄公演】 過去と未来、現在?

まず初めに、
私ハロープロジェクトを「純粋なる音楽エンターテイメント」として愛でている。
例えば、マイルス、JB、ジェフ・ミルズの並びに置いているのだ。

その意味で、Juice =Juiceの登場は衝撃的であった。

まずそのデビューにおいて、何と、温存していた宮本佳林ではなく、「ジョーカー」大塚愛菜で勝負に出たのである。

べらんめえ調で切れ味鋭いリズムの大塚愛菜は、あたかもセックス・ピストル

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ある日突然、ザ・ビートルズについて考えてみた。「ロックとリアル・ファイト」

ある日突然、ザ・ビートルズについて考えてみた。「ロックとリアル・ファイト」

ザ・ビートルズ。

勿論キライでは無いが、ザ・フーやローリング・ストーンズほどには私の心に響いてこない。
ノスタルジーは確かに感じるのだが、、、。

何故だろうか?

突然、考えてみた。

恐らくその理由は、
1966年を最後にライブ活動を止めたことにある、
という仮説に至った。

初期の楽曲におけるツンのめる様なガレージ・パンキッシュなドライブ感は今でも心沸き立つ。
さて、ここからもう一段鍛え上

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