George Iwasawa

ハク。とキューバと生牡蠣を愛する建築家。 チワワとニルヴァーナと上原ひろみがキライです。 御連絡は下記のDMよりお願いいたします↓ https://www.instagram.com/george_iwasawa/

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  • 建築家、音楽を語る。

    建築家による音楽エッセイです。

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【ハバナ・キューバ🇨🇺究極の観光案内】 ブエナビスタなんちゃらが聞こえたら逃げろ!

【序説】 私が初めてキューバはハバナを訪れたのは、もうかれこれ4年ほど前になる。 さらに遡って15年ほど前に、三好徹・著の『チェ・ゲバラ伝』を読んで、雷に打たれたような衝撃を受け(映画『ブルース・ブラザース』のJB教会のシーンを想像させたし)、 「こりゃあオレも革命に参加せねばならぬ!」とキューバ行きを目標としたのがそもそもの始まりであった。 そしてその目標実行のトリガーになったのが、新宿三丁目にあるキューバン・バー「マンボ・バー」である。 ここで、今までとは全く異次

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    • 【童貞/絶倫/変態】 シン建築家論。

      ※あくまで個人の想像です。 研究室に属していた頃に確立した建築家論がある。 「すべての近現代建築家は”童貞派”、””絶倫派”、”変態派”に分類できる”」というものだ。 童貞派の筆頭はアントニオ・ガウディ。 絶倫派の筆頭はル・コルビュジェ。 変態派の筆頭はミース・ファン・デル・ローエ。 これをベースとして、 丹下健三は絶倫派。 オスカー・ニーマイヤーは超絶倫派。 ジュゼッペ・テラーニは童貞派。 フィリップ・ジョンソンは変態ワナビーズ。 ルイス・カーンは絶倫

      • 【紅白歌合戦2024】人類文化の終焉に立ち会う。

        まずはとりあえず、 2024年の紅白出場歌手の一人「tuki.」という方について調べてみた。 16才とのことだ。 全てが想像の範疇に収まり、 何一つ新しいものの無い人工的でキッチュな「プロダクト」であった。 え?16才なんだから、もう少し新しいもの無いの? と思ったが、無いみたい。 今の16才って辛そうだなあ。 基本的に16才は辛いのがデフォルトだが、 「衰退的な辛さ」をこの方の音楽から感じる。 例えば「女性シンガーソングライター」という括りならば、 川本真琴や

        • 【おすすめエッセイ】自分の文章読みながら酒を呑む幸せ。

          さて、 私のnoteエッセイのおすすめランキングです。 1位 : 「幸せと住まい」について考えました。 2位 : 結局、ロックもレゲエもヒップホップも「村社会」が大好き。 3位 : 「アイドルと神道」、アイドルは日本古来からの文化なのだ。 4位: 私たちは牡蠣の子供たちである。全てのオイスター・ラバーに捧ぐ。 5位: 個人的に実質一番好きなのだが、全く受けなかった。 6位: 何故「フェス」は敵になってしまったのか? 7位: どのように私はハロプロ主義者になったの

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          【とんでもない映画を観た!】 『二十四の瞳』木下恵介監督。

          メディアが選ぶオールタイムベスト日本映画のベスト10に必ずランクインする映画『二十四の瞳』をやっと観た。 「高峰秀子生誕100年」記念上映が沖縄までやって来たのだ。 さて、 まずは言い訳から始めたい。 私はハードコア黒澤明主義者で、1954年の雑誌『キネマ旬報』の選ぶベスト映画で『七人の侍』を押さえ『二十四の瞳』が第一位を獲得した歴史がどうにも気に入らなかった。 そして、 「どうせ子供を使ったお涙頂戴ストーリーだろ」 と、勝手に偏見を持っていたのである。 そんなタ

          【とんでもない映画を観た!】 『二十四の瞳』木下恵介監督。

          【巨匠の晩年最高!論】黒澤明、ジャイアント馬場、志ん生、マイルス、ローリングストーンズ。

          私はいまだ何歳になっても「次の試合」への準備を行っている。 やはりずっと「選手」をやってないと生きていけない体質、というものがある。 人生という競技の「現役選手」である。 この世界でたった一人でも、私に「期待」している方が居る限り私は現役選手で居続けたい、という願望を持っている。 その願望の元を辿って行くと、 「巨匠晩年最高!」という世界へとたどり着く。 私は20代前半の多摩地区のアートスクーラーの時、彼らのほとんどが御存命の時から「巨匠の晩年最高!論」を唱えていた

          【巨匠の晩年最高!論】黒澤明、ジャイアント馬場、志ん生、マイルス、ローリングストーンズ。

          【時代ガチャ】 今日は「Ado」について勉強した。

          今日は「Ado」という方について調べてみた。 ライブの様子をいくつか拝見した。 私の数少ない知識を導入すると、 例えば新海誠監督の映画と同じなんだな、コレは(他の類似事案は知らないし、立ち入る気もない)。 ライトでプラスティックな感動、 強い現実逃避性、強迫観念的な共感性、 潤沢な予算で煌びやかに細部まで作り込んだ果てのチープネス、 そのチープネスをパッケージする強刺激性、 これらと限りなく同類であろうものが「コンビニのお菓子」だ。 恐らく私が食べても脳内麻薬

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          【心洗われる映画】プロパガンダ抜きにホントに好きな映画を貴方に!

          プロパガンダ無しで、リアルに好きなやつ。 心が洗われる映画を並べてみました。 1.ザッカー兄弟『最終絶叫計画4』 蓮見重彦の映画論を木っ端みじんに破壊する最高最強(狂)映画。 2.ジェームス・ワン『死霊館』ユニバース 「中目黒のワインバーのカウンターにいる四十路OL二人組」は悪魔に憑りつかれている。 3.ドワイト・リトル『アナコンダ2』 パツキン、白タンクトップ、ずぶ濡れ、の三種の神器を兼ね備えている。 4.ハーモニー・コリン『ビーチバム』 これは「オレたち

          【心洗われる映画】プロパガンダ抜きにホントに好きな映画を貴方に!

          【極悪女王】キモ映画ヲタ,蓮實重彦,昭和の闇。

          さて、「シネフィル」やらと名乗る単なるキモ映画オタクについて以前書いた。 この、映画キモヲタを大量に生み出したのが蓮見重彦であることに間違いはないだろう。 映画キモヲタたちは「蓮實重彦ワナビーズ」として、名画座やインターネットの片隅で日々映画を語っている。 この連中の所為で、私は小津安二郎やジャン=リュック・ゴダールを避けていたのだ。 もちろん私は小津安二郎映画もゴダール映画も大好きだ(ただ、青山真治や黒沢清はもう全く生理的に合わなかったが、、)。 そして、映画キモ

          【極悪女王】キモ映画ヲタ,蓮實重彦,昭和の闇。

          【悪魔の長い腕】朝倉未来、キングカズ、ローリングストーンズ、そしてブルース。

          最初にハッキリ申すが、私は朝倉未来の大ファンであった。 さて、まずは昨年の「YA-MAN戦」から触れていくが、 正に那須川天心が事前に言い当てている通り、 YA-MANにKOされた試合は「なんとなく、ふわっと」リングに上がってしまった。 なんとなくの「しがらみ」で、なんとなく「絡めとられて」、 「どこにも責任の主体が居ない」リングに上がってしまった。 そして「そこで負けて、周りは誰も責任を取らずにバックレる」のである。 結果、たった一人、大損をぶっこいてしまったのであ

          【悪魔の長い腕】朝倉未来、キングカズ、ローリングストーンズ、そしてブルース。

          小沢健二~人類文化最後の輝き~瓦礫と化した時代。

          食と同様、人類文化にも「旬」というものがある。 今日は、私たちが過ごした「黄金の1990年代~ミレニアムの時代」の文化貯金から、「時代の旬」の事例を引っ張り出してみたい。 映画ならば、リドリー・スコット監督『ブラック・レイン』(1989年)の時代とのグルーヴは凄かった。 松田優作の遺作となった作品で、この作品での優作は異様なまでの輝きを放っている。 バブル最後の狂騒とワンダーランド大阪、優作、そして奇跡のわき役陣、、 映画一本で世の中がグルーヴする瞬間をハッキリと体験

          小沢健二~人類文化最後の輝き~瓦礫と化した時代。

          【ゴダールとキモヲタ】アンチ・シネフィル映画論。

          ※ジャン=リュック・ゴダール監督逝去時に書かれたテキストです。 実は私はゴダールが大好きであった。 しかし、長年に渡りゴダールやら小津やらには、ホントに気持ち悪い映画オタクが取り巻いていて(知らぬ間にシネフィルと名乗っているようだ、ただのキモヲタなのに)、近寄るのもおぞましい状況であった(ファッキン◯見重彦のせいだ!ファック!)。 そして私は時々名画座でゴダールを観ていた。 そこで目の当たりにするのが、 「文化芸術ファン・カースト」の中で最下位が「映画オタク」だ、とい

          【ゴダールとキモヲタ】アンチ・シネフィル映画論。

          「生の実感が無い」方々への処方箋。

          私は「邪気」が酷すぎて地上波TVを観ないのだが(TV受像機が家に無い)、 とはいえインターネットも激しく荒廃している。 その酷さは年々加速度を増し、日本全体に暗雲が垂れこめているイメージが湧いてくる。 日本人はいつからこんなに意地悪でセコくて貧乏臭くて他人の不幸が大好物になったのだろうか? 恐らく、現代の日本人が完全に病んでいるのは、 「生の実感」が無いからだろうという仮説を思いついた。 さきほど「過不足無い生まれ育ちの高学歴お嬢様が在学中にセクシー女優としてデビュ

          「生の実感が無い」方々への処方箋。

          「DJイベント」「夏フェス」「ライブハウス」が大嫌いな方へ。

          昨今、日本中の夜の街で行われている音楽系居酒屋、カフェ、バーの「DJイベント」にずっと違和感を抱いている。 素人DJ呼んで1,500円自動的に徴収したり、 「投げ銭」と称して無料風味だがその実「素人DJが客を呼んでくれる」という、今や日本中に蔓延している風潮だ。 そこに「いつもの顔」、 小太り髭キャップにTシャツにニューバランス、時々セル眼鏡の方々が集い「ヤーマン!」と挨拶を交わしテキーラのショットを開ける。 これは古くからある「ライブハウス」のシステムと同じで、 素人

          「DJイベント」「夏フェス」「ライブハウス」が大嫌いな方へ。

          この世は『夢』。

          この間、リーマンおじさんと呑んだ時に、 「定年後は子供の頃にやりたかったミニ四駆をやりたいんだよね~」 と仰っていた。 毎日クソつまんないルーティンワークをこなしている御方だ。 私はある種の衝撃を受けた。 大学出て結婚して家買って子供育てて会社でルーティンやって、 「ミニ四駆」をやりながら死んでいく人生とは、、、 さて、 よく睡眠中の夢の中で「これは夢だ!」と気が付くことがある。 その時は「ああ、これは夢だから何をやっても大丈夫だ」と 高い場所から飛んだりして、そ

          この世は『夢』。

          【100点満点で3点】 映画『ボブ・マーリー ONE LOVE』。

          ホントは0点だが、 『Simmer Down』のシーンが良過ぎて泣いてしまった笑。 この映画については、既にスレッズか何かで読んだ誰かのコメントが完璧な「正解」を出していたので、そちらを引用する。 「スパイク・リー監督に3時間映画として撮らせるべきだった」 いや、全くその通り。 つまり、「熱量」が全く無いのである。 私のこれまで観た中で最高の伝記映画は『マルコムX』。 あの異様な熱量が出せなければ、マーリーの伝記映画なんて最初から止めた方が良かった。 口直しに本

          【100点満点で3点】 映画『ボブ・マーリー ONE LOVE』。