【電話が苦手】嫌いな事から、天職を見つける方法【人前に出たくない】
私は元々、見た目にも中身にもコンプレックスが強く、人生を迷走しがちな人間でした。
しかし、分析と改善を繰り返し、人と自分を比べなくなってから、社会で生きやすくなったし、結果、自分で会社をつくり、代表になる程度には『天職』と言える仕事と出会える事も出来たので、今回はそのあたりを共有したいと思います。
おはこんばんにちは。今回の記事をお送りするのは、東京のweb制作会社・fūunで代表兼エンジニアをしているわしおです。
最近の社内ミーティングで、『ある程度正しい自己認識が出来ていたら、もうそれ以上は人と自分を比べなくてもいいじゃーん』という話題になったので、書いていこうと思います。
社会で生きやすくなるには、まず己を見つめる事
今回のお話の前提はこの、『人と比べるな、自己分析をしろ』という部分なのですが、私自身も、幼少期から学生時代まで、コンプレックスが非常に強い人間で、いつも人と自分を比べてばかりいました。
『家族みんな細いのになんで自分だけ太るんだろう』
『もっと自分が面白いとか、可愛いとか、魅力があれば、皆に仲間に入れてもらえるのに』
…とか、小学生の頃は思っていましたし、その延長線上で、大学生位までは、社会の枠組みに対し、自分をどうカテゴライズしたらいいのか分からず迷走していたように思います。
自己認識がないと、人生から主体性が無くなる
振り返ると、あの頃の自分は、クラゲの様に生きていた気がします。人と比べて自分を確かめてはみるけど、本当の自分の事はよく分からないまま、漂っていく…。
結局、私が自己認識をしっかり持てるようになったのは、社会人になってからです。
私は、看護系の学校を卒業後、最初は親に勧められるがまま、地元の事務職で働いていたのですが、当然、自分の適性を考えずにその職についているので、仕事内容や、社風、その後のキャリアビジョンなど、様々な点から綻びが出てしまいました。
それからは、とにかく自分の事を分析するようになりました。それまではずっと、人と比べ、ふわふわしていた自己認識を、自分の得意・不得意を分析する事で固めていったのです。
『苦手』な事から適性のある仕事を探す方法
ここからは、実際に私が試行錯誤してみたエピソードとともに、どうやったら自分に合った仕事に辿りつけるのか、を考えていきます。
【1】得意な事が分からない場合は『苦手』から考える
当時は、新卒上りたてで特にスキルもない状態。事務職が自分になんとなく合わない事は分かっていても、じゃあ何の職なら自分に合うのか、が分かりませんでした。
ただ、『苦手』を避けた仕事なら、しっくりこなくても働いては行けるだろう、と思い、そこから考える事にしました。
そして、得意な事より、苦手な事の方が悲しい事に自覚はあり、『コミュニケーション』と、『自意識過剰で人に見られるのが苦痛』という2つの苦手に、即ぶちあたります。
この時点で、営業職や販売職は避けようとは思っていたのですが、どんな仕事でも、誰かしらと一緒に連携しながら仕事はすると思うので、それら2つの苦手は改善に取り組みました。
【2】努力すれば改善できる事、どうしても改善できない事に分ける
【1】で挙げた苦手は、そもそも人として苦手な事。今も、得意ではないけど、社会で一応やっていける程度しかできません。
ある意味、努力してもどうにもならない事です。そして、『苦手』から天職を見つける為には、『努力してもどうにもならない』事と同様に、『努力してどうにかなる』ラインをしっかりと洗い出す事も重要です。
こちらは、実際に私が整理した、どうにかなるラインの苦手です。
【3】『苦手』をカバーする環境や職種を考える
そして、この様にタスクレベルまで苦手を細分化できると、段々と、苦手を把握できたから浮き出る『得意』や『できる』、『苦手』をカバーしてくれそうな職場環境や職種が見えてくるものです。
…そこまで人と密にコミュニケーションせず、人前に出ず、電話も出ず、頭を使って黙々とPCに向き合う仕事…。
そう、エンジニアです。リモートで働いたら誰とも会わずにいれます。
『苦手』が少ない仕事は天職になりうる
私は、こんな嫌いと好きの発見から、webの仕事なら出来そうだぞ!と思い、web業界でのキャリアが始まった訳です。 (結局、web業界とは10年以上、今も続く仲です。)
仕事を始めてからは、天職だと思うまでに時間はかかりませんでした。常に新しい情報を仕入れ、自分で考え、つくっていく。
業務時間外も、休日も、ずっと仕事をしている程、好きな仕事で、実家を出てから、その仕事で稼いだお金で税金を払って自立できた事も、とても嬉しかったです。
自分を分析できたら、人と比べる事が無くなった
自分にとっての天職を見つけられた!という大きな喜びに加え、今の自分にいい影響を及ぼしたと思うのはこの点です。
先に紹介した様に、分析と改善を繰り返すうちに、見た目や性格のコンプレックスも無くなってきたのです。
おそらく、分析の過程で、『努力すれば改善できる事』と、『どうしてもできない事』を知れたのが良かったのだと思います。
人は、適材適所で収まる場所があるので、そもそも人と比べる必要もない
やはり、いくら色んな改善を試してみても、人間として、向き不向きがある事ってあります。
並行して、社会や会社組織って、基本的に他者と関係しながら、チームで動きますし、チームって、『Aさんは○○が得意だけど××が苦手。××部分はBさんが得意だからフォローしてもらおう』…という、相互補完をする為に編成されているのです。
なので、できない事は、できないとはっきり伝え、周囲の人々に助けてもらう事も大切なコミュニケーションです。
私は、自分がそもそも出来ない事は、人に助けてもらわなければいけないという実感ができたので、何かを持っていない、何かを出来ない、という自分のコンプレックスを人と比べることも無くなりました。
他者と補完し合えたら、社会でもっと生きやすくなると思う
また、何かを持っていない、何かを出来ない、という考えも、正しい認知ではないのかもしれません。
マーケティングの世界では、自分(自社)の強みを、発揮できる市場を獲得する事も重要だとされます。そして、その強みは、必ずしもその力だけではなく、何かの要素との掛け合わせによって、独自性を持つ事もあるのです。
そして、その独自性には、他者を見続けても、自分を考え続けても、たどり着きません。
あくまで、人は人。自分は自分。
その前提の中でお互いにどんな風に補い合い、価値を生み出せるかという小さな挑戦を続ける事だけが、お互いの苦手を克服し、社会でより生きやすくする大きな鍵となるのだと思います。
長所は短所、短所は長所なので、それらを正しく認知して、周囲と連携できたら、意外と身近にあなたが社会でもっと生きやすくなる様な天職にも出会えるかもしれませんよ。
正しい自己認識で、社会で生きやすくなろう
今回の記事で言いたかったのは、本当はこの部分です。
紹介した手法は、『自分の苦手と得意を把握する』、『そこから他者とどう補い合うか考える』という、自分軸で他者を捉える、という至極シンプルな考え方。
つまり、自分と人を比べて、落ち込んだり、不安になったりする必要もなければ、人に過度な期待もしなくて良いのです。
自分の事さえ、最低限、理解できていれば、もっと自由に、自分のままで、社会で生きやすくなって良いのです。
『人と比べることをやめる』というワードを検索するとよく、『楽に生きられる』、『人生が楽しくなる』、『自信がつく』とかが付随して出てくるのですが、私は、自分を好きになろうぜ!とも楽しく生きようぜ!とも思いません。
楽だろうが、楽しかろうが、自信があろうが、なかろうが、好きにすればいいのです。
別に私も、人生が楽しいと常に思っている訳ではないし、自分の事が好きな訳でもないし、自信がある!といつも思っている訳ではないです。
ただ、人と比べる事で、正しい自己認識から離れていってしまう事が多いので、それを本当にやめませんか?と思っています。
自己認識は、他者基準からでは正しく認知できない
例えばですが、日本人の標準よりも『太っている』とされる体型であっても、正しく自分の体型や特徴を理解していれば、豊満な自分をより魅力的にみせる服は見つけられます。
でも、『電車の吊り広告のモデルさんは皆痩せている…』、『やっぱり太っていると恥ずかしいから、隠した方がいい…』と、他者と比べる事で、自己認識を誤ると、本来持っている良さは発揮されないのです。
他者基準で、自己認識を間違える、というケースは仕事でもよくある事です。例えば、前職では、『仕事ができる方』だった人が、転職した後に『スキル不足』を指摘される…なんて事も、他者に自分の基準を置いてしまっていた可能性があります。
適性も、スキルも、人と比べて考えるのではなく、自分に何ができて、何ができないのか、何が得意で、何が苦手なのかを考えましょう。
その分析を通じ、自分をコンサルティングする事によって、自己認識の精度は確実に高まります。
そしてその認識を持って、人と比較するのではなく、自分とは違う強みで補ってくれる人を探す事によって、あなたの『苦手』は克服したり、カバーできるので、自然と天職も見つかると思います。
社会で、もっと生きやすくやっていきましょう。
というような事を常々メンバーたちにも、鬱陶しいくらい話している、わしおでした。
最後に、fūunと感性が合う方いないかな?
ここまで読んで下さった方、ありがとうございます。恐らく、私と、そしてfūunとなんとなく気が合う方なのかもしれません。
…という事で。
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以上です。
ありがとうございました!
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