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#今年のベスト映画

今年観た映画で、忘れられない作品はありますか?心に響いたシーンや感想を書いてみましょう。

急上昇の記事一覧

昨年のマイベスト映画

2023年に見たマイベスト映画です。『教育と愛国』。衝撃でした。(遅ればせながら、なんですけど) ややもすると敬遠されそうなタイトルですが(僕もついスルーしそうになってしまった。スルーせずに見てよかった)、本当にひとりでも多くの人に観てほしいと思う作品です。 子育て中の方々もぜひ。本当にぜひ! 僕には子どもたちの教科書を変える力はないけれど、こういう影響に子どもたちが間接的あるいは直接的に晒されていることを知れば、それはもう、家でしっかり情報の補完をしていかなければと思い

2024 上半期ベスト10

2024 上半期ベスト10 *** 1-10 love *** 1.チャレンジャーズ 2.窓ぎわのトットちゃん(2023) 3.ルックバック 4.ARGYLLE/アーガイル 5.デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章 6.哀れなるものたち 7.ゴーストバスターズ/フローズン・サマー 8.マリウポリの20日間 9.あんのこと 10.ふたごのユーとミー 忘れられない夏 ******** 以下、感想をちょっとずつ。 度肝を抜かれました。ベタな三角関係だと舐めて

時を越えて・・・ 彼女の人生の中で最も輝いた瞬間が " 真空パック " のように封じ込められていた [映画『青春18×2 君へと続く道』考察記事] 大幅加筆ver.

[※アジア動員数270万人突破 &『ニューヨーク・アジアン映画祭』出品記念 期間限定・完全公開記事 ] (2024年6月14日・" 7千文字 " 大幅加筆ver.) ○プロローグ 2024年6月現在、シュー・グァンハン (許光漢) 氏と清原果耶氏がW主演を務める、藤井道人監督作品の映画『青春18×2 君へと続く道(2024年)』がアジアを席巻している。アジア圏では3月の台湾公開を皮切りに、香港・マカオ・シンガポール・マレーシア・ブルネイ・ベトナム・カンボジア・日本・中国・

時を越えて・・・ 彼女の人生の中で最も輝いた瞬間が " 真空パック " のように封じ込められていた [映画『青春18×2 君へと続く道』考察記事] オリジナルver.

[*アジア動員数270万人突破記念 期間限定・完全公開記事 ] (2024年6月9日公開・オリジナルver.) ※お知らせ 7千文字の大幅加筆を加えた最新版・『時を越えて・・・ 彼女の人生の中で最も輝いた瞬間が " 真空パック " のように封じ込められていた・大幅加筆ver. (2024年6月14公開)』が公開されています。大幅加筆の最新記事をご覧になりたい方は " こちら " からどうぞ!! ○プロローグ 2024年6月現在、シュー・グァンハン (許光漢) 氏と清

スーパーバッドなエマ・ストーン あるいは (哀れなるものたちのお気に入り)①白黒編

女優/俳優とその年のベストというトピックで言うと、以前にキャリー・マリガンと『プロミシング・ヤング・ウーマン』について書いた記事もあるので、もしよければこちらも合わせてご笑覧いただければ幸いです。 今年ベストの映画だ!と言いたいところだが。。。ここまで劇場で公開された新作を21本鑑賞してきた(うん、もう少しペースを上げて今年は年の目標である80本は行きたい。)が、今日時点での今年のベスト映画はヨルゴス・ランティモスが監督、エマ・ストーンが主演とプロデューサーを務めた『哀れな

オススメ映画ベストテン2!(直近50作からの厳選)

おはこんにちばんは!富井サカナです! ゲーム制作者として自分が作るゲームのシナリオ強化のためにも、 シナリオを映画尺くらいで収められるよう体に刻み込むためにも、 単純に娯楽として楽しいこともあって結構映画を観るようになりました。 (出張が増えてきたので、移動時+宿泊時の朝晩が映画チャンスです) さて、この度は前回まとめ記事から更に50作の鑑賞が終わったため、 備忘と記念のためにおススメ10作を一挙ご紹介します! なお、後から思い返して善し悪しの変動があるため、 ★5を付けた

『長ぐつをはいたネコと9つの命』に救われた話。

私は数年前から、1年の映画鑑賞を振り返るために年間ベスト10を作るようになりました。 ベストを作ることで、「これも今年公開だったっけ!?」「この作品はあんまり他の人と被ってないなあ。」「この作品は本当に良かったなぁ。」などと楽しめるのも良いところ。 SNSで相互フォローしてる方のベストを見るのも面白いんですよねぇ。 私の昨年ベストはこちらです! この中で、私が他の方のベストでお見かけしなかったのが『長ぐつをはいたネコと9つの命』。 『シュレック』シリーズでお馴染みの

2023年に観たマイベスト映画【ベスト30】

2023年は過去一映画を見た年になりました。(100本近く)  最新作はもちろん見たのですが、過去の名作を中心に観ました。 順位は以下の通りです。 1位 パルプフィクション:1994年 2位  時計仕掛けのオレンジ:1972年 3位 ブレードランナー ファイナルカット:2007年 4位 シャイニング:1980年 5位  8 1/2:1963年 6位 気狂いピエロ:2022年 7位 七人の侍:1954年 8位 ヘレディタリー:2018年 9位 キラーズオブフラワームーン:20

ウェンディ&ルーシーとサニーをみる

みた映画のまとめ。 いま話題のケリーライカート監督『ウェンディ&ルーシー』、そして『サニー 永遠の仲間たち』、『SUNNY 強い気持ち・強い愛』の3本。 ネタバレ注意。 まずウェンディ&ルーシー。 たんたんとした作品。 約90分とみじかめ。 ほぼ無一文でアラスカに向かう少女。 クルマで向かっていて犬も一緒で、でほぼ無一文。 無理ゲーすぎる。 地元から遠く離れた小さな町にたどり着くが、クルマの故障、犬が行方不明と災難がつづく。 もともと姉夫婦宅にいたけど、なん

「ゴジラ ー1.0」を見てきた。

 昨年の暮れですが、「ゴジラ -1.0」を見てきました。 一応、ネタバレにならないあらすじを書くと・・ 「太平洋戦争末期。特攻隊員の敷島は、零戦の故障で大戸島の守備隊基地に着陸します。しかしベテラン整備兵の橘は、戦闘機に異常がないことから敷島が特攻から逃げてきたことを悟ります。 その夜、巨大な恐竜のような生物が基地に襲来し、ある整備兵は、それが島の伝説にある「呉爾羅(ゴジラ)」ではないかと口にします。橘は敷島に零戦に搭載された砲弾で攻撃するように言いますが、怖気づいた敷島は

2023年個人的ベスト映画はこれ!

新年あけましておめでとうございます。 映画見てますか? 私は毎年それなりに映画を見ているけど書き残さないと忘れてしまう 体験どころか何を見たのかさえも… そんなことはどうでもよく今後の映画選びのためにも今年見た映画の感想をメモレベルで簡単に書いておきます。 ネタバレ抑えめだけど一応バレ注意。2023年公開じゃないものも含む。   RRR(2022年公開) 最高のエンタメ映画。 街並みの描写や衣装がどれも手が込んでいるな~と見ながら感じていた。 インターバル無しで見た

【ビューティフルマインド】統合失調症の天才が向き合った幻と現実、その果ての栄光

※このノートにはビューティフルマインドのネタバレを含みます。  天才的な数学者である主人公は国防に関する高名な研究所へと入る。暗号解読に関するスペシャリストとして、スパイとしてアメリカとロシアの戦争を止めるべく孤軍奮闘していたがその全てが病気が生み出したまやかしであることを知る。一度は社会的地位も妻や同僚からの信頼もその全てを失った主人公が再起して学問における最高の賞を得る美しき物語。  この映画の感想を伝える上で、まずは自分語りから始める。僕には昔から出来ないという感覚

【ネタバレなし】フィンランド映画『ムーミンパパの思い出』(メッツァ北欧シネマ倶楽部 vol.2)

ムーミンの原作小説9作の中で、映画化・アトラクション化すると一番映えるのが今作の『ムーミンパパの思い出』ではないでしょうか。 冒険譚、自由自在に形を変える海のオーケストラ号という乗り物の登場という展開だけでなく、主人公のムーミントロールの父親であるムーミンパパがまだ若いムーミンだった頃、自分は特別なムーミンだと思い込んでみなしごホームを脱走して、スニフやスナフキンの父親となる登場人物たちと出会っていき、最後にムーミンママと運命的な出会いを果たすのは、原作ファンにとっては胸熱

「グランド・ブダペスト・ホテル」の感想

「ダージリン急行」のウェス・アンダーソン監督の作品。「ダージリン急行」が好きで気になっていたところ、アマゾンプライムで配信されていたので観ることができた。以下ネタバレっちゃネタバレあり。 ☆☆☆ その日は特にやることもなかったので、嫁と一緒になにか映画を観ようということになった。そういえばこの「グランド・ブタペスト・ホテル」が無料配信になっていたことを思い出し、なんとなしに再生ボタンを開始した。 すると開始5分で一気に惹き込まれた。惹き込まれたのはぼくだけじゃなく、隣で

2023年の人気記事として取り上げられ、ランキング1位に返り咲きました。

波乱の幕開けとなった2024年。 震災などに遭われたかたに心からお見舞いを申し上げます。 私は、新年早々コラムの締切がありました。 毎週掲載のコラムは、年末年始のお休みもなく、載せていただいています。 私が毎週コラムを書かせていただいているのは、ゲンダイさんの「コクハク」。 先日、こちらの「2023年人気記事」の10本のうちの1本に、私の記事を紹介いただきました。 こちらです! 以前、この記事が出た時も、何週間かにわたってランキング上位でしたが、 今回も・・・ この記

2023年 映画ベスト10! <日本映画編>

あけましておめでとうございます。 2023年の映画ベスト10、<外国映画編>に続いて、<日本映画編>です。 こちらもかなり観た中からの厳選10作品となります。 では早速どうぞ。 10位 『首』 北野武監督による待望の新作! 本能寺の変に向かう戦乱の世を秀吉、光秀など跡目を狙う面々がしのぎを削り合う。 中でも加瀬亮の信長がセクハラにパワハラという完全なるブラック企業の社長という感じで狂っててかなり良かったです。 秀吉については相当調べたらしく、曽呂利新左衛門など落語の始

2023年良かった映画、ドラマなど

2024年、始まりましたね。能登地震で被災された方には心からお見舞い申し上げます。新潟もだいぶ揺れて、物が落ちて、ところどころ道路が割れたりしていました。私は東京に帰省していたので揺れを体感してはいないのですが……この数日で新潟のお世話になっている何人かと「大変だったね」という話をして、部屋を片付け、なんとか日常を取り戻しつつあります。 被災地の様子は気になるけれど、できることは限られているし、ある程度状況を把握したら自分の日常に集中するのも大事。 その「日常」のひとつに、映

2023年に観た映画&ベスト映画

まず、2023年の映画ベスト10。 ベスト10と言いつつベストワンは確定で、あとは順不同で好きな作品。 新作・旧作は関係なしで、映画館で観た映画から選んでいます。 2023年のベストワン カード・カウンター 観終わったとき「今年のベストワンはこれで決まりだろうな」と思ってそのまま変わらなかった作品。 傷を負ったひとりの男の深い部分に触れる、とてもポール・シュレイダーらしい作品。 俳優の演技、音楽、撮影すべてが好みだった。 主演のオスカー・アイザックは今もっとも好きな俳優

#2.漫画「SLAM DUNK」がバイブルだったバスケ少年は、如何にして映画『THE FIRST SLAM DUNK』の作画監督になったか 〜またはアしやの異常な愛情〜

その2. 「SLAM DUNK」花道に憧れバスケ部へ伝説の「全国大会編」への夢 改めまして、2024年も何卒よろしくお願い申し上げます‼️🐉🐲🙇‍♂️ 年始早々の能登石川大地震に航空機事故、被害に遭われた方へのお見舞い、お悔やみを申し上げると共に、皆さまにとって今年一年が幸せで、明るいものとなりますよう切にお祈り申し上げます。 前回の記事、その1. 「SLAM DUNK」と少年〜 にたくさんのリアクション(noteでは「スキ」❤️になるでしょうか)をいただき、読んでくださ

「いいね」をありがとうございました。

今回もたくさんの「いいね」をありがとうございました。 一応、記録として載せさせていただきました。 うれしいお知らせです!「今年後半のふりかえり。」は先週特にスキを集めた#映画の記事です! おめでとうございます!#今日の短歌 応募作品の中で、「メリークリスマス。#今日の短歌」が先週特にスキを集めました! あなたの記事が紹介されました!「明けましておめでとうございます。」がちゃりれれ【時々ジャイアン】さんの「📖🎶【詩186】花あそび」で取り上げられています! おめでとうご

【映画】PERFECT DAYS(2023年)

2023年の終わりに 役所広司さんが第76回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞に輝いた映画 「PERFECT DAYS」を観てきました。 鑑賞後、noteに チラッと書きましたが笑 あらためて感想を少し。 〈物語〉 トイレ清掃員をしている平山(役所広司)は 毎日決まった時間に起きると 植物に水をあげて身支度を済ませ 自分の車で担当の現場へ向かいます。 車内に彼の集めたカセットテープの音楽が流れる頃、朝日が見えはじめ 彼はひとつひとつのトイレを掃除していきます。 休憩時間にカ

2023年、個人的映画ベストテン~極私的な選択です~

ご参考にして頂ければ幸いです。あくまで私個人の好みと尺度で選びましたので、皆様の「推し」が入ってなくともご容赦を。邦画は例年チョイスに困惑するのですが珍しくササっと決められました。洋画の候補は沢山あれど、これぞの頂点が珍しく無く、かなり悩んだ結果です。尚、次点は順不同です。 邦画 1「首」  首ってのは単なる識別札ってことを圧巻映像で描く 2「PERFECT DAYS」  独居老人の死に至る前の穏やかな日々を輝かせる 3「福田村事件」  集団ヒステリーになる前に今すぐ

なんでもない日常の中の小さな幸せを探すことー海外ノマドが本当に望むこと

海外ノマド生活を12歳から送っている私は、12歳から奇想天外な人生を送っている。そんな私は何でもない日常というのはとても大切なことだと思っている。 「なんでもない日常」「普通の生活」と言うが、その「普通」こそが、「普通」でいられることが本当はとても大切なことなんじゃないかと思う。 世界を見ても、そして2024年が始まって、色々日本でも辛く悲しいことが起こっている。だからこそ、「当たり前」の「なんでもない日常」の生活を送れることは、本当はとても大切なことなのかもしれない。

「PSYCHO-PASS」を通じて考える未来

こんにちは!mamaです。 今回も、noteで開催されている「2023→2024連続投稿チャレンジ」に関する投稿となります。(5件以上の投稿でプレゼント対象らしいですが、特に狙っているわけではないので、マイペースで投稿していきますw) 2023年のマイベスト映画はこれ!!本来なら昨年中に書くべき内容ではありますが、ちょっと観るタイミングが年明けになってしまったので悪しからず。 私の完全なる趣味嗜好のもとで選んだ2023年のベスト映画はこちらです!! 「劇場版PSYCHO-

映画「月」感想 ー地域生活を支えようとしてる立場から

試みとしてこれまでと全然違うことを書きます。引かないでもらえるとありがたいです。 もう映画館ではほとんどやっていないですが、「月」という映画について書きたいです。ネタバレありです。 この映画は辺見庸さんの『月』が原作になっています。題材は、2016年7月の「津久井やまゆり園事件(相模原障害者施設殺傷事件などとも言われる)」です。「生産性のない障害者はいらない」という動機によって、障害者施設で暮らす19名が殺され、26名が傷を負いました。 リアルだ / フィクションだと感

『笑いのカイブツ』道頓堀に飛び込むのは〇〇と同じ

死んだ方がマシじゃ 映画『笑いのカイブツ』をTOHOシネマズで鑑賞しました。 本作は通称「伝説のハガキ職人」のツチヤタカユキさんの書籍を映画化した作品です。 大喜利と笑いに命をかけた男の半生をドラマチックに描いています。 これは、泣けます。 2024年初泣き。 ラストシーンについて、語らずにはいられなかったので、サイトに🆙しました。 こぼれ話もいろいろ。 鑑賞後にぜひ↷

2023年に観た新作映画TOP10!

2023新作TOP10 2023年に観た映画のランキングを発表します。  「RRR」と「ケイコ 目を澄ませて」(厳密には二作品とも2022年の映画)から始まり、「PERFECT DAYS」で終わった今年の映画館での鑑賞と「ライ・レーン」から始まり、「マエストロ:その音楽と愛と」で終わった配信の作品を合わせた2023年に観た新作をランキングにしました。  惜しくもランクインを逃した優れた作品としては、崖っぷちポルノスターの土壇場で発するギラついた輝きがウザかった「レッド・ロ

覚えたい会計用語💛 商品(資産):会社がその時点において保有する商品 売上原価(費用):売上原価を示す費用の勘定科目 ✅総平均法:一定期間の平均単価を計算し、その平均単価をもって払出単価とする方法📝 ✅平均単価=(期首の金額+期中の仕入金額)/(期首の数量+期中の仕入数量)

映画「PERFECT DAYS」みました。※ネタバレ注意

※ここからネタバレを含みます!ご注意ください。 夜中の投稿すみません。新鮮なうちに残しておきたく。。。 今回、私の感想とインタビューをみた後の感想を残していきます。 ちなみに私は映画に詳しくはないので、私の素直な感想を残していきます。少しでもご興味があれば最後までお付き合いいただけると幸いです。 1.鑑賞しました今回、私は前情報は「トイレ掃除の人が主人公」というのは入れて鑑賞しました。 結論、とても良かったです。自然と涙がでました。 役所広司さんの繊細な演技が本当に良

Netflix 気軽に見れるアメリカのコメディで学ぶ英語

疲れた1日の後やのんびりした週末に何も考えずにテレビを見たいってことありますよね。 そんな時におすすめのアメリカのコメディを紹介! こちらはアメリカ現地の人も大好きなものになり、アメリカの文化や考え方も学べます。 少しでも笑って癒しの時間になればと思います😊 Schitt's Creek (シットズ・クリーク): ある裕福な一家が急に財産を失い、唯一残った町「シットズ・クリーク」のモーテルに引っ越してくる。一家は新しい生活に適応し、おかしくも心温まる出来事が繰り広げられま

枯れ葉

泣いた。 年の瀬にふさわしく「人生はたいへんだしうまくいかないし、世の中は戦争とかひどいことだらけだけど、生きてれば良いこともあるよ…」と夢を見せてくれる作品だった。 本作 アキ・カウリスマキ監督のインタビューによれば、ウクライナ戦争をきっかけに引退宣言をひるがえして5年ぶりにメガホンをとったという。じっさい作中には何度も何度もウクライナの戦況を伝えるラジオニュースが流れ、登場人物は常にそれを意識している様子が描かれる。 また、突然クビを言い渡されても何も言えない低学

2023年に観た映画(とドラマ)

夫は観た映画をきちんと記録する人。 2023年の記録を見せてくれました。 ☆印は二人で映画館で観たもの。 〇は私は観ておらず、夫が一人で観たもの(私が仕事で疲れて寝てしまったり、夫が新型コロナウィルス感染症にかかって隔離されていた時に一人で観たり…)。 ◇は私が一人で観たもの。 昨年は仕事が忙しかったこともあり、あまり映画館に行けませんでした。 54本… 私達にとってはこの数は 「少なっっ!!」 としか言いようがないです。 今年はもっと映画館に行こうと思います。 映画(

2023年 映画ベスト10! <外国映画編>

あけましておめでとうございます。 2023年もいろいろと映画をたくさん観ました。 ギリギリまで観て、年末にベスト10を外国映画、日本映画に分けてそれぞれ10作品ずつ絞り込みました。 10位 『TAR/ター』 世界最高峰ベルリン・フィルの首席指揮者、リディア・ター。 権力者としての振る舞いにやがて綻びが見えはじめる… このターを演じたケイト・ブランシェットがなんと言ってもすごい! 圧巻の演技力でアカデミー賞の主演女優賞最有力候補であったことも納得です。 徐々に問題が発覚し

2023年に観た映画について

2023年に劇場で観た映画は141作品でした。 そのうち複数回見た(ガーディアンズ・オブ・ギャクシー、バービー、怪物、君はどう生きるか、市子、キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン、イコライザーは複数回見たと思うので160回は観たと思います)その中で印象に残った作品を部門別のまとめてみました。 身につまされる部門 「バービー」 最高すぎて4回見ました。男性は後半の女性に知識をひけらかそうとする所が身ににつまされますね。(僕もペイブメントについては語りません)女性も「何も考え

漫画「SLAM DUNK」がバイブルだったバスケ少年は、如何にして映画『THE FIRST SLAM DUNK』の作画監督になったか 〜またはアしやの異常な愛情〜

その1. 「SLAM DUNK」と少年映画の制作発表−−まさに青天の霹靂 それは、2021年の夏のことでした。 ある大作映画の予告映像が解禁されます。 このブログタイトルのテーマ作品でもある、映画『THE FIRST SLAM DUNK』の予告編です。 予告編の公開当時は、まだ正式なタイトルも未定で、映画『SLAM DUNK』(タイトル未定)とされていました。 この30秒の決して長くはない予告ムービーには、これまでのアニメ映画にはあまり類例のない仕掛けが示されていました

#今年のベスト映画(2023)について語らう

またしてもnote公式のお題から。 集中して映画が観られる映画館という空間が好きな人間なので、 ジャンルは偏ってますが、映画はぼちぼち観ます。 まずは2023年、映画館で観た映画を上げましょうか。 ・ウルトラマンデッカー最終章〜旅立ちの彼方に〜 ・シン・仮面ライダー ・劇場版シティーハンター エンジェル・ダスト ・ゴジラ−1.0 すっげージャンル偏ってるな〜 特オタ剥き出しw この中でナンバーワンってもう言わずもがなじゃない? ゴジマイしかないでしょ! ストーリー・映

映画「winny」

当時、私は20歳。 年齢的に当然知ってるはず…と思いきや、父の死とその後の借金返済で、全然覚えてませんでした。 恥ずかしながら…。 明け方までバイトして、仮眠とったら大学へ行って、またバイトして…。 ニュースなんて全然見てなかったため、倍ぐらい経った今、初めて知りました。 映画を知ったキッカケは、某お笑い芸人さんのYouTubeチャンネルでの解説でした。 説明がお上手だったこともあるけれど、とにかく内容を聞いて、「サブスクで出てくるまで待てないっ!」と思い、すぐさま上映館を

2023年映画ベスト10

あけましておめでとうございます。というのもはばかられるくらい、元旦の令和6年能登半島地震、2日目の羽田空港でのJAL機体と海上保安庁機体の衝突と、昨今の暗い世界情勢の中にさらに影を落とすような心が苦しくなる天災・事故から、2024年は幕を開けてしまいました。命を落としてしまった方々のご冥福をお祈りするとともに、震災からの一人でも多い救出・一日でも早い復興と、羽田空港の事故については一刻も早い原因究明と再発が起きないことを心よりお祈りいたします。 私は家族とともに例によって双

新年早々コングラを頂きましたが、喜べない😿

被災に遭われた方々の安否が心配です。  天災は忘れた頃にやって来る。なんて違う!!!天災は忘れちゃいけないんだ…😿 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ ほりべえの選んだ #今年のベスト映画 は そして、コングラを頂いた記事が コチラ ⇓ 北陸地方には、ほりべえの大切な人達が住んでいる…

2023年 年間映画ベスト10

年末にすべき企画を年明けにやってしまう段取りの悪さはさておき(笑)、2023年は89本の映画を映画館で観た。年間100本ぐらいを映画館で鑑賞したいと思っていたが、現在の職場は通勤に時間が取られるため、退勤後に行くのは現実的ではないことがわかった。 2024年は年間50本ぐらいが限界かなという気がしている。映画館は滋養を摂取する場所であり、居場所でもあるので、つかず離れずでやっていきたい。 副次的な恩恵として、映画で得た外国の文化的な知識が、生活の中で急に「ああ、そういうこ

2023-2024 映画

例年、映画館の利用は5回程度でしたが、2023年はたくさんの映画を映画館で堪能した年でした。 【記憶に残っている作品】 ミッション イン ポッシブル、鬼滅の刃、BLUE GIANT、シン仮面ライダー ザ スーパーマリオブラザーズムービー、サイコパス、ワイルドスピード ミーガン、インディージョーンズ、君たちはどう生きるか、キングダム トランスフォーマ、SAND LAND、ホーンデットマンション、シティーハンター ミステリという勿れ、グランツーリスモ、沈黙の艦隊、大雪海のカイナ

これは漫画版ナウシカだと、思った

あぁ、観てよかったなぁ、としみじみ思う映画だった。 観る人に解釈が委ねられている映画だった。 だからこそ、余計なフィルターを通さずに、自分自身の感覚で、この世界観に没頭できて良かった。 公開から数カ月が経って(NHKの密着ドキュメントなどで)、大叔父やアオサギのモデルは誰であった、と語られたけれど、正直言って、それは余計な情報だな、と思った。作り手である宮﨑氏が、誰かの暗喩として人物を描くことは当然あっていい。でも、この映画は、その暗喩が高いレベルで抽象化され、観る人1人1

#今年のベスト本・漫画・映画

#2023年上半期の本ベスト約10冊 『サハリン島』チェーホフ 『サガレン 樺太/サハリン 境界を旅する』梯久美子 『春と修羅』宮沢賢治 『薔薇色の脚』中川多理人形作品集 『地図と拳』小川哲 『安西冬衛全詩集』安西冬衛 『タタール人の砂漠』ブッツァーティ 『迷宮遊覧飛行』山尾悠子 『ルイーズ・ブルジョワ 糸とクモの彫刻家』エイミー・ノヴェスキー他 『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』坂本龍一 『薔薇色の脚』中川多理人形作品集を入れたのは手前味噌ですが、御寄稿頂いた掌編・解

映画 窓ぎわのトットちゃんを鑑賞してきた。

病気や障害、多様性。 優しさとか、いい人って、何だろう。 映画、窓ぎわのトットちゃんを鑑賞してきた。 本当に色々な要素が絡んでいる作品(と言っていいのか絶妙ではあるが。)だと思った。ひとつの要素でも、下手に話せばネタバレになってしまいそうで。できることなら私の心の中に、留めておきたい。でもきっとそれでは私自身がいつか、忘れてしまうから。忘れないための備忘録として、そしてこのnoteと言う場所で、私は誰かと思考の共有をしたいと思った。 以下、ネタバレを含みます。まだ見て

【ネタバレなし】フィンランド映画『枯れ葉』(メッツァ北欧シネマ倶楽部 vol.1)

こんにちは。フィンランドの巨匠アキ・カウリスマキ監督の最新作『枯れ葉』の公開を記念して、現在メッツァビレッジ⇆上映劇場間で開催中の「わんわんキャンペーン」を企画した川﨑です。 「日本最大級」を謳う北欧のライフスタイル体験施設で働く一個人として、北欧映画はそれなりに観てきているという自負があるのと、過去には北欧映画のパンフレット寄稿や、劇場での解説なども依頼いただいたこともあるので、熱量高めに、北欧映画について語ってみたいと思いますので、どうぞ生温かくお付き合いください。

『あの花が咲く丘』に思う、半径5メートルのためにできること

映画を見に行きました。 第二次世界大戦中の神風特攻部隊の話し。知人間でもSNSの身近な方々も話題になってたんですよね。 映画を見て改めて、自分から半径5メートルの人たちのために生きたいと思いました。 映画の見どころ映画の見どころは、神風特攻隊員とその周囲の人たちの『複雑な気持ち』だったように思います。 みなさんは守りたい人がいますか。守りたい人ってすごくて、生きる活力が沸くこともあるし何の原動力にもなりうる。守りたい人が出来たか否かで、人生の良し悪しを判断する人もいま

カレーなるトットちゃんと徹子さん

昨年、本当にたくさんのカレー屋を巡った。凝り性なもので、これだ!と思うと徹底的にやる。 カレーだけじゃない。現代アートも、サウナもそうだ。 子供の頃は母親が作る日本の家庭的なカレーが好きだったが、欧風カレーやインドカレーも美味い。味も具も様々で面白い。 カレーはもちろんインド発祥だが、イギリス経由で日本に入ってきた。それがライスとセットだったから、日本ではカレーライスとして普及したのだとか。日本人は異文化を受け入れ、独自に進化させてきた。 最近、映画『窓ぎわのトットちゃ

女子映画大賞2023

女子映画大賞とエブリシングクールの映画賞、今年は総評をSpotifyで公開しています。長いので三分割になっています。 私の分の全ノミネートのリストは以下の通り。★印がウィナーです。 映画の中のフード賞 ・ベラが甘いものの官能に目覚めるポルトガルのエッグタルト(哀れなるものたち) ・チョコレートの胸像が乗っているシックなバースデーケーキ(エリザベート1878) ・王女を虜にする薔薇の香りの揚げ菓子ベニエ(古の王子と3つの花) ・バンズだけ捨てられるマクドナルドのエッグサン

映画館へ‼️

#今年のベスト映画 いろんな映画を観てきましたが、今年のベスト映画は、「ミステリーと言う勿れ」でしょうか! 一つ一つの問題を解決して疑問が増え更に解決する導かれる様に問題が出できては、解決へと解いていくのが良いですよね。 「東京リベンジャーズ」ですが、これも面白いですよね♪ のめり込む事が沢山あり、弱いのに強い相手と喧嘩するこれが良いですよね♪ ケンカが主体なのに、仲間の助け合いが出てきて、最後は相手チームボスをのして東卍の勝ちになる。 ストーリーとしてのヒーローとしての結

映画「男と女」(2023ベスト映画)

皆さんは映画館で映画を観ることはありますか。 私は古き良き時代の映画が好きです。 ときどき「午前十時の映画祭」を映画館へ観にいっています。 過去良かった映画は溝口健二監督の名作「近松物語」出会えて本当に良かったです。映画館へ二度観に行きました。 今年「午前十時の映画祭」で「男と女」が上映されると知り、映画館へ観に行ってきました。 私は恋愛映画が好きなので「男と女」はいつか観たいと思っていました。ようやく観る機会がやってきました。映画館の大スクリーンで観る「男と女」 ダバ