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"幼稚園への送迎"を全力で味わうと決めた2023年。
12月後半。
期限付きのやらなきゃいけないこと、期限はないけれど今すぐやりたいことが、同時にグアーっと押し寄せてきた。
1分1秒もムダにしたくない。
そんな気持ちが強くなってしまっていた。
やらなきゃいけないことも、やりたいことも、息子がいたら集中してできない。できることがあったとしても、きっと3倍の時間がかかるだろう。
息子がいないときが、それらのことをグッと進めるチャンスなのだ。
【天豆ライフエッセイ】共通テストで漏らすは恥だが役に立つ。
寒い日にはあの日のことを思い出す。
今年は次男が高校3年になる。
我が家にも俄かに緊張感が漂い始めたが、この1月の時期が近づくと思い出すことがある。
心の奥深くに閉まっていたあの時のことを。
身体の芯で憶えているが消し去りたい記憶。
私は人生で一度だけ失禁したことがある。
それは忘れもしない18歳の寒い冬。当時の共通テスト、センター試験の数学の時間だった。
試験当日、私は極度の緊張に
87歳と4歳が一緒にお風呂に入ったら。
昭和10年生まれ。姫路の港町で長男として生まれ、家業である魚屋を継ぎ87歳になる今でも現役で店に立つ。
『ようきたなぁ』が口癖のように、いつ遊びに行っても海のような大きな愛情で包んでくれたおじいちゃん。
昔は、頭が良くて働き者で、博識で、とても大きな存在だったおじいちゃんだが、最近はお酒を飲んだことを忘れてお酒がほしいとおばあちゃんにおねだりしては、もう飲んだでしょ?と怒られる。
大きい背中
机に「死ね」と書かれたキミへ
息子の机に「死ね」ということばが書かれていた。
この事実を私が知ったのは、仕事帰りに、実家に子供を迎えに行った時だった。
私の母親は、子供たちを週2回ほど学童に迎えに行き、仕事が終わるまで預かってくれている。非常にありがたいことである。
私は一瞬うまくことばを飲み込めなくて、母親にもう1度聞き返した。
「だからね。死ねって書いてあったんだって。本人が言ってる。担任の先生が書かれた文字の写真を
おかあにはもう夢なんてないだろう。
ずっと本当のことは言っていなかった。
嘘ばかりついていて、だんだん嘘と本当の境目はあやふやになっていた。
その嘘は誰のため?
全て自分のためだ。
自分がこの場所で居心地良く過ごすために。
この家族の中に必要とされる私でいるために。
私は20歳で結婚してから何十年も、自分を生きているより役割を生きていた。
もともと自己肯定感が高く、プライドも高かった。
できないことはしてこなかった