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戦国武将料理

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戦国武将について妄想しながら料理した記録。
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鮪のアラ木村重

鮪のアラ木村重

魚から刺身や切り身を取った後の部位、頭や尻尾、血合い等はアラと呼ばれる。
あまり顧みられない部分ですが、料理次第で美味しく頂ける。
多大な犠牲を払いながらも信長から逃げ切った裏切者を妄想しながら、鮪のアラを料理した記録。

鮪のアラ 1パック
葱    1本
生姜   半欠け
醤油   25cc
味醂   15cc
酒    10cc
水    50cc

天文四年(1535)摂津(大阪府)に誕生

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細川政元う乳おでん

細川政元う乳おでん

室町時代、将軍を追放して比叡山延暦寺を焼き討ちした人物は?
と問うと歴史に興味ある人ならば、織田信長と答える人が多いかと思いますが、信長より一世紀程前に既にそれを行った人物。
信長が第六天魔王ならば、その人物は天狗。
半将軍と呼ばれた権力者でありながら、突飛な行動を取る奇人を妄想しながら、魔法のように美味しいおでん(誇大広告)を料理した記録。

蒟蒻    1つ
薩摩揚   好きなだけ
厚揚げ  

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淺井長ま鮭バター大根

淺井長ま鮭バター大根

冬になるとよく作る料理が鰤大根。

相互フォローにて交流させて頂いているk_maru027さんが最近、作られた鮭大根に反応しました。↓

美味しそうと思えば作ってみたくなる。ということで鮭大根を自分流にアレンジしながら、織田信長の義弟を妄想した記録。

鮭   2切れ
大根  1/3
葱   少々
生姜  1欠け
醤油  大匙3
味醂  大匙4
鮭   大匙1
バター 20g
塩   少々

天文

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関白きのこ餡かけ温豆腐

関白きのこ餡かけ温豆腐

関白という役職は天皇を補佐して政治を行う者。日本史上、その役職は殆ど藤原氏が独占。
しかし藤原氏以外の氏族、どころか氏素性も定かとは言えない関白が二人。
その内の一人を妄想しながら、絹豆腐を料理した記録。

絹豆腐   1丁
シメジ   1株
塩麹    大匙2
胡麻油   大匙2
片栗粉   大匙2
水     50㎖
黒摺り胡麻 たっぷり
生姜    お好みで

永禄十一年(1568)尾張に誕

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ガドガ堂森に隠棲した前田慶次

ガドガ堂森に隠棲した前田慶次

漫画の主人公、前田慶次が晩年を過ごした地ということから、米澤市は『花の慶次』推し。
観光パンフレットには主要キャラクターの絵、そればかりではなく市内にはラッピングバスも走っている。
慶次が暮らした地を訪れたことを思い出し、漫画では描かれなかった晩年の暮らしぶりを妄想しながら、何故かインドネシア料理を作った記録。

ピーナッツバター     70g
ココナッツミルクパウダー 大匙2
チリパウダー  

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泥亀毘沙門天

泥亀毘沙門天

京都のおばんざいに泥亀煮あり。どういう物かというと、茄子と厚揚げの煮物。
ということで泥亀煮を料理しながら、神がかっていたと言われる戦國武将の宗教に纏わる逸話を妄想した記録。

米澤市の上杉家御廟。
歴代藩主の墓が集まっている場所ですが、この中心にあるのが上杉謙信の墓。
越後の春日山城を本拠にしていた上杉家ですが謙信の次代、景勝の代に會津、そして米澤に転封。
藩祖である謙信の墓や所縁の品もこの地へ

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鮭様鍋

鮭様鍋

梟雄と呼ばれる戦国武将は多い。覇権を握るためには手段を選ばず、どんな残忍なこともやったように言われる人物を妄想しながら、その人物の好物を料理した記録。

鮭        2切れ
里芋       5個
厚揚げ      1個
葱        1本
ひもかわ     1玉
昆布       5センチ
水        200㎖
醤油       100㎖
味醂       50㎖
オイスターソー

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亀井りゅうきゅう守

亀井りゅうきゅう守

りゅうきゅう、琉球というと現在の沖縄なのですが、何故か大分の郷土料理にその名が付いたものあり。
琉球守を通称として名乗った戦国武将を妄想しながら、りゅうきゅうを料理した記録。

鰹の刺身 1柵
大葉   3枚
葱    青い所
生姜   半欠け
醤油   大匙2
味醂   大匙1
酒    大匙1
摺り胡麻 たっぷり
柚子胡椒 お好みで

弘治三年(1557)出雲の尼子家家臣、湯永綱の長男として誕

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信長はフェミニスト?マト茄子煮

信長はフェミニスト?マト茄子煮

昔、『女信長』という小説を読んだことがあります。天海祐希主演でドラマ化もされました。
上杉謙信が女だったという説があり、私ももしかしたらそうではないかと思っていますが、信長が女?というのは斬新でした。
今回、料理しながらの妄想はそのことではなく織田信長と女性の関わり。

茄子      2本
トマト     2個
ピーマン    2個
玉葱      半分
粒状大豆肉   たっぷり
ケチャップ  

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田中吉政バ冷や汁

田中吉政バ冷や汁

百姓から大名に出世した戦国武将と言えば、豊臣秀吉を思い浮かべる人が多いが、同じような道を辿った人物あり。もっと知られてもいいと思うので、紹介すべく冷や汁を作りながら妄想した記録。

鯖の文化干し 1尾
胡瓜     1本
茗荷     2本
大葉     5枚
味噌     大匙2
そばつゆ   100ml
水      自分が納得するまで注げ
摺り胡麻   たっぷり

天文十七年(1548)近江

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立花宗茂ソ柚子塩炒め

立花宗茂ソ柚子塩炒め

ゲソと言えば烏賊ですが、夏に旬を迎える蛸のゲソを使った料理を作りながら、奇跡の復活を遂げた戦国大名を妄想した記録。

3月、福岡に久しぶりに帰った時、柳川を訪問したことを思い出す。
江戸時代を通じて柳川を治めた立花家の別邸が御花。

永禄十年(1567)大友家の家臣、吉弘鎮里の長男として誕生した千熊丸が後に立花家藩祖となった立花宗茂。
彼は何度も改名しているのですが、ここでは便宜上、もっとも有名な

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穴子義久

穴子義久

戦国時代、多くの大名家が栄え、そして滅亡。
滅びた大名家、歴史の表舞台から消えた後、どうなったのか?
一族皆殺しになったという事例は、実はあまり多くない。
いい時代が過ぎ去った後でも人生は続いていく。
そんな事例の一つを妄想しながら、穴子を料理した記録。

穴子    2尾
生姜    1欠け
パプリカ  1個
玉葱    半分
大蒜    1欠け
白ワイン  大匙1
米粉    適量
塩    

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カニ才蔵

カニ才蔵

昔、伊東園ホテルでカニ食べ放題プランで宿泊。
近くのテーブルに居た男性、次々にカニ脚を持って来るのですが、見事に肉だけを分離して食べる。皿の上には殻だけがどんどん積み上がる。正にカニ食い名人。
そんなことを思い出して蟹を食べたくなったので購入。料理しながら生涯、現場で槍を振るい続けた豪傑を妄想した記録。

蟹    1杯
昆布   5センチ位
白菜   半分
葱    半分
シメジ  半分
味噌 

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北条氏政けピラフ

北条氏政けピラフ

昔、中華料理店でアルバイトしている時、サングラスをかけておしゃれな格好の女性客。
注文されたのは
「ピラフ」
ここは中華料理店なんですが?
まあ炒飯を頼みたかったのかもしれませんが、ピラフと言った方がおしゃれと思った?
私の認識ではピラフとは洋風な炊き込みご飯であり、文字通り飯を炒めた炒飯とは別物。
そんなことを思い出し、鮭と野菜のピラフを作りながら実質的に名家を滅亡に導いてしまったことから評価が

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