マガジンのカバー画像

49歳小説チャレンジ。

52
うつ、不妊、倒産。人生のどん底で、出版を夢みて小説を書きじめたカナダ在住の49歳。
運営しているクリエイター

#アラフィフ

小説家チャレンジ51日目〜成長のヒミツ〜

小説家チャレンジ51日目〜成長のヒミツ〜

 

カナダでは今月、6月が学年末。タラちゃんの小学校、JJの療育学校も7月から2ヶ月夏休み。

JJも親の私たちも、はじめて『療育』という言葉を知り、お世話になった1年間。お礼に近所のおいしいベーカリーで、キャラメルホールケーキを買って、夫と遠くにある療育学校まで届けにいく。

到着すると、JJの乗るスクールバスを運転してくれる女性スタッフが玄関にいる。

「1年間JJがお世話になりました。おか

もっとみる
小説家チャレンジ49日目〜前進しつづける日々〜

小説家チャレンジ49日目〜前進しつづける日々〜

 ながいあいだ心に重くのしかかっていた、発達障害のある次男JJにたいする申し訳ない気持ち、出産前後にうけたくるしみ、親としてパートナーとしていたらなかった自分への後悔、恥を、つい先日はじめて文章にしてみた。

 ヘビーなことを思いきって、夜中にコツコツできるだけ正直に書いた。ただ投稿してすぐ「今さらこういうこと書いて、都合のいい言い訳、偽善にきこえるかも」すぐ後悔におそわれ恥ずかしくなった。

 

もっとみる
小説家チャレンジ48日目〜懺悔の日々〜

小説家チャレンジ48日目〜懺悔の日々〜

 せんじつ再就職した州の保健機関に「これまでに受けた予防接種の種類」をだすように連絡があった。

 カナダに来てもう25年。とうじの医療記録は日本だろうし、しかも50才にもなってそんな昔のこと分かるわけない。

 「あ、これキッカケでまた日本のお父さんと話せる!」実家の父とビデオ通話することを思いついた。

 じぜんに実家で同居している弟に、用件を連絡「日曜の朝8:30にLINE電話して」という返

もっとみる
小説家チャレンジ47日目〜フラッシュバック〜

小説家チャレンジ47日目〜フラッシュバック〜

コロナ休職して一年たったが、もとの職場の同僚とボスのおかげで、ラッキーにも50才で保健機関のテレフォンオペレーターに再就職することができた。

4月スタートの週2夜勤も3週目にはいると、やっと始業時のルーティーンや、駐車する場所などがわかるようになってくる。

仕事いがいでも、オンラインでシフトに応募する方法、IDカードの申請、振り込みのための銀行口座のアップデートなどのやり方が、徐々にわかってき

もっとみる
小説家チャレンジ45日目〜休職中50才の再就職?!〜

小説家チャレンジ45日目〜休職中50才の再就職?!〜

 コロナ休職がはじまって、ちょうど1年になる。

先週の金ようび、もとの職場で同期だったインド人スミタから久しぶりに電話があった。

3年まえ失業して、必死に就活してたときにわたしが応募した州の保健機関。彼女はつい最近そこのパート面接に受かり、その日オリエンテーションを終えたばかり。

「その会場でビックリする人に会ったの。誰だか分かる?」イタズラっぽく笑う彼女に

なにも思いつかず「意外な人って

もっとみる
小説家チャレンジ44日目〜ゆだねる〜

小説家チャレンジ44日目〜ゆだねる〜

 月ようびの朝に、JJが療育学校でちょっと咳をしたことがキッカケで、Covid検査をうけることになり、結果がでるまで2日間ステイホーム。

 JJは元気がいいので、家事をしながら1日まるまる家で遊ばせるのも、なかなかのチャレンジ。週末から目いっぱい遊んで、もう4日になる。2日の休みをなんとか乗りきったけど、JJがいる日は筋トレができなくてイライラしやすい。

幸い検査結果は陰性だった。

 水よう

もっとみる
小説家チャレンジ38日目〜父と話してみて〜

小説家チャレンジ38日目〜父と話してみて〜

 
 また雪ふったので、朝からコリアン食品店で買った牛骨ラーメン食べたら、体があったまる。

 カリカリめのベーコン、半熟卵、茎がかたいのでまずスチームしたガイランという中国野菜(菜の花)を、ゴマ油でソテーして、さいごに韓国海苔ふりかけをトッピング。

 きのう20分だけだけど、実家の父とビデオ通話して思ったこと。

 『人はゆるしてくれる」

 『失敗してさえも受け入れてもらえる」

 「いちば

もっとみる

小説家チャレンジ40目〜神の器〜

 きょうは私にはめずらしく、1日で友だち2人に会った。

 カナダではコロナ対策が厳しく、年末から2月まで飲食店はテイクアウトのみ、同じ家に住んでる人以外と会ったり、家を訪問するのも禁止だったので、長いこと家族いがいの人間と対面で話していない。

 息子たちを学校に送り出してすぐ、もとの職場の同僚グレースと、コーヒーショップで待ち合わせる。

 彼女は40代の中国系カナダ人。そう遠くない地区に旦那

もっとみる
小説家チャレンジ39日目〜あたらしい半世紀〜

小説家チャレンジ39日目〜あたらしい半世紀〜

 めでたく50歳になった今日。

 半世紀を生きのびた。

 過去にうつで自分でじぶんを傷つけようとしたことはあったけど、この年になるまで命にかかわるような大病も大けがもなく、この歳を迎えられたのは奇跡的。

 コロナ休職期間も1年がすぎ、援助金で生活している状況なので、派手なお祝いはできないのだが

「ことしの誕生日プレゼントに
ぜったいこれを買う」

と決めていたものがある。

 じつは去年の

もっとみる
小説家チャレンジ18日目。

小説家チャレンジ18日目。

 今朝は、きのうまとまらなかった記事を下書きにもどして、もういちど書き直した。

 さいきん見たアメリカ映画。ずっと勤め人だった主人公の男性。52歳で起業するも、資金繰りや経営がなかなかスムーズにいかず、苦労を重ねる。彼の型破りな行動にだれもついて行かれず、とうとうビジネスパートナー、スポンサー、奥さんも、みんな彼のもとを離れていく。

 主人公は試行錯誤しながら、ひとりでいろいろな問題を乗り越え

もっとみる

小説家チャレンジ5日目。

 きのうもスキーパンツ、ニット帽、手袋にロングコートの完全防寒スタイルで、マシューの小学校まで往復3km。夜も2人の息子が寝つくと自分も眠くなり、10:30にはベッドに入る。起きられるか心配で5:00に初めてアラームかけたら、その音で隣でねてたJJがおきちゃうハプニング。

 
 カナダでは、前任者のホテルスタッフが私と入れ替わりで帰国する段取りになっていて、まだかまだかと催促されてるのに、まさか

もっとみる

小説家チャレンジ4日目。

 きのうも11:30に寝て、5:00に起きる予定。眠っていると、いっしょのベッドでねているJJに起こされた。オムツがぬれていたので、電気はつけずにかえてあげると、本人はすっかり起きる気になっている。早起きはべつにいいけど、いちおう携帯でたしかめてみたら、まだ2:30!リビングに行きたくてグズる4歳児をあわてて寝かしつけた。

 
 父のコネでなんとか入社できたカナダのホテル。まゆみは海外で仕事をす

もっとみる