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俳句の本紹介です~評伝「高浜虚子」、 句集「アガパンサスの朝」「オノマトペ」「俳句の杜2024」
今月、購入したのは、窓の会主宰坪内稔典氏(ネンテン先生)が書いた「高浜虚子」でした。俳句を学んでいると、その偉大さは避けて通れない人物・高浜虚子。わたしも漠然としたことは知ってましたが、時系列を追って、その一生を読むことができて良かったです。
1.<評伝>
☆高浜虚子 坪内稔典著 ミネルヴァ書房 2600円+税
西の下、京都時代、子規の後継者問題、ホトトギス継承などは見聞きすることも多
人を思いやる心・パストライブス/再会
今年の話題作「オッペンハイマー」も「哀れなるものたち」も「デユーン・砂の砂漠2」も壮大で、ハリウッド的で、素晴らしい作品と思うものの、今回のアカデミー賞候補作のなか、「パストライブス・再会」は繊細で人が人を思う心の切なさが見事に描かれており、感心し、もっとも好きな作品でした。
パストライブス・再会 セリーヌ・ソン監督 米韓映画
物語は12歳、24歳、36歳でのノラとヘソンの物語を軸に進んで
本日締め切りです!春キャベツ大賞
「窓の会」が主催する投句の俳句コンテストです。本日締め切りです。
春。新しい季節。新生活を彩る春野菜たち。春アルバムならぬ春の俳句で毎日を彩ってください。
投句料無料のメール投句です。
なお、「窓の会」は、今までに秋は「果物大賞」、冬は「鍋物大賞」を実施してきました。そして、新生活始まる春は、「春キャベツ大賞」次回夏は「アイスクリーム大賞」を実施予定です。ささやかですが、優秀句には景品もあり
幾春かけて老いゆかん~歌人馬場あき子の日々を観て
95歳の歌人馬場あき子さんの人間的魅力に脱帽でした。監督の田代氏の長編2本目で、ドキュメンタリー作品で、彼自身も馬場さんに魅かれ、日常を撮らせて欲しいと願ったことから映画化になったそうです。短歌のこと、知らないわたしでも楽しめました。ナレーション國村隼。
☆幾く春かけて老いゆかん~馬場あき子の日々 田代裕監督
馬場あき子さんの93歳から94歳の記録です。コロナ禍であり、かりんの編集会議も
せかいのおきく~懸命に生きる人々~
慎ましやかで、懸命に生きる人を応援したくなるような作品でした。
江戸時代末期、人民の糞便を買い取り、肥料として使う農家に売る仕事があったそうで、そんな仕事に就く若者たちと、元武家の娘の交流を描きます。 理不尽な世の中で、淡い恋愛と青春が陽気に描かれた作品で、観終わったあと希望を感じ、「そこ笑うとこでしょ」という矢亮(池松壮亮)の台詞が劇場をでたあとも元気に後押ししてくれました。
☆せかいのお
「BLUE GIANT」~熱く青く光る物語
フジテレビの「ぼくらの時代」(2月12日放送分)に、声優を務めた3人が出ていて、面白そうな映画だな、と思っていました。ストーリーはジャズに魅せられた3人の若者の出会いから始まるのですが、ここまで、ジャズのライブをしっかり描いた映画作品はなかったんじゃないか、と思うほど、圧倒的な音響でした。上原ひろみ氏が書き下した曲を、馬場智章氏のサックス、上原ひろみ氏のピアノ、石若駿氏のドラムの演奏で。素晴らし
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