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年末年始の休みに巻き起こった、漫画を巡る冒険。予想外の刺客はパソコンだった。『デタラメだもの』
え? 1月って、あった? もう2月よね? 時が経つの、早すぎん?
歳を重ねると時間が経つのが早いなどとはよく言うが、これほどまでに納得させられるものは他にはあるまい。学生の頃は、週末の休日が来るのを心待ちに耐えていた平日も、今じゃあっと言う間。かと言えば、週末だってあっと言う間。そりゃ、一年も早く過ぎ去ってしまうよね。
それを証明する出来事が、今年の正月に起こったもんだからたまらない。まさか、漫
あなたはM気質? それともS気質? 血液型はO型A型B型AB型? それを議論することに、果たして意味はあるのだろうか。『デタラメだもの』
「ボク、歯医者が好きなんですよ」といったことを言ってのけると、周囲から、あり得ない、考えられない、信じられない、などと距離を置かれてしまうことがよくある。しかし、その実、歯医者はめっぽう好きだ。
治療にはもちろん痛みが伴う。定期検診で歯石を取り除く施術だけでも、ぞんぶんに痛みを伴う。しかし、基本的には、治療によって死ぬことはないと盲信している。別に死ぬわけではないが、めっぽう痛い。そこが歯の治療
スマートフォンで簡単決済。調子に乗って便利なものを利用すれば、背中に冷や汗をかくような場面にも遭遇するわな。『デタラメだもの』
便利なものを利用すれば、やはりそれなりのメリットは享受できる。特に昨今では、次から次へと新しいサービスが登場したりもするので、生活を便利にしてくれるものは、率先して取り入れていきたい。
そんな中でも、スマートフォンひとつで決済できるようになったのは、なんとも画期的だ。なんせ、財布を持ち歩く必要がなくなったんですもの。小銭やお札に触れて、手が汚れることもない。加えて、ポイントが加算されるカードを登
心から食を楽しんでいるにも関わらず、早食いで且つ、三角食べをしないことから、食に無関心なヤツだと思われる始末。『デタラメだもの』
食べるという行為は、実に楽しいものだ。その楽しみを知らぬ子供の頃は、食べることはあくまで単なる食事。サッサと済ませてゲームをしたり遊んだりしたくなったもの。しかし、大人になるにつれ、食べることが楽しみに変わっていく。
家庭で出される食事以外にも、多様な料理に触れるようになるし、何より食べたいものを食べることができる。雑誌などで見かけた店に足を運び、気になった料理を嗜む。食への興味も湧いてくるし、
いつまでたっても英語が話せるようにならない?もしかしたら、"英語を話す"ための勉強をしていないからかもしれない。『英語日記BOY 海外で夢を叶える英語勉強法 - 新井リオ』【書評】
英語が話せたらなぁ、とは多くの人が思うもの。いろいろな学習教材に手を出してみても、なかなか身にならない。いつまで経っても上達しない。
もし「英語が話せる」という状態を取り違えていたとしたら?
その答えとなる著者の考えが、こう示されています。
英語が話せるとは、すぐに言えるオリジナル英語フレーズの引き出しが多いことだったのだ。これは発見だった。
『はじめに』より。
いつまでたっても英語が話せな
何で今日に限って、こういうことが起こるの?不運は今日も人の運命を弄ぶ。『デタラメだもの』
何で今日に限って、こういうことが起こるの? と、運のなさと申しますか、運命のイタズラと言いますか、いや、そもそもそれが宿命というものなのかもしれないが、何で今日に限って、こういうことが起こるの? という不運は訪れる。
わかりやすい事例でいくと、学生時代、普段は教科書なんて滅多に家に忘れてくることはないのに、たまたまその日、教科書を忘れてしまった。うわぁ、どうしよう。と焦ってはみるものの、まぁ大丈
いちいち髪型を気にする必要がなくなる、画期的なアイデアを思いついたのだが。『デタラメだもの』
公衆トイレで用を足し、洗面台で手を洗っていると、たまにこういう場面に出くわす。洗面台の隣に立つ年頃の男子が、鏡に向かい、一心不乱に髪型をセットしているという状況。
年齢とともに、髪型の決まり具合を綿密に確認するようなことはなくなった。ただ、あまりにも鏡を見ずに過ごしていると、顔面に何か付着していないだろうかとか、余計な毛が余計な部分から生えてやしないだろうかとか、少しはチェックしたくもなる。
消防車のサイレンがきっかけで始まるご近所付き合い。近隣住民がご近所さんに昇華する瞬間を想う。『デタラメだもの』
救急車や消防車のサイレンが聞こえる。遠くのほうから聞こえはじめたサイレンの音は徐々に大きくなり、すぐ近所まで近づいたかと思うと、ピタッと止まる。
サイレン音は音楽でもエンターテインメントでもないから、リスナーの気持ちを害さぬよう、フェードアウトなどして終幕を迎えてはくれない。いつだってピタッと止まる。音が止んだ瞬間、近隣住民たちは一様に思う。「近くで何かが起こってる!」と。
外ではガヤガヤと近
人間は思った通りに動いているつもりなだけで、実際のところ、思った通りに動いていない論を、日常生活の中で体感してみた。『デタラメだもの』
なるほどな。という発見をすることがある。あまり知識を持ち合わせない幼い頃は、出会うものの多くが「なるほどな」につながっていたが、年齢を重ねるとともに、それなりに知識が増えたり、既成概念を持ってしまったり、そもそも出会いたい情報にしか出会っていなかったりして、「なるほどな」の機会も減っていくように思う。
そんな折、10種競技や陸上競技のマスターズ大会など、さまざまな競技で結果を出してきた人で且つ、
年をとると、あっという間に時間が過ぎるよね。という時間の相対性について深く考えてみた。『デタラメだもの』
年齢を重ねれば重ねるほど年をとるのが早くなる、なんてことはよく言われるが、実際にそう感じている自分がいる。一週間なんてあっという間に過ぎ去っていく。
子供の頃は、学校のない日曜日が待ち遠しくて仕方がなかった。その日に向けて、平日の5日間と土曜日の半日を、なんとかやり過ごしていた。日曜日までの道のりは果てしなく長く、早く過ぎろ早く過ぎろと念じてみても、遅々として進まぬ日々。
ところがどっこい。今
マンガ・アニメ・ゲームの価値はアップデートし続けられている。コミュニティ中心に変化していくカルチャーをひも解く一冊。『オタク経済圏創世記 - 中山淳雄』【書評】
マンガ・アニメ・ゲームと聞けば、すぐ身近にあるエンタメとして馴染み深いことでしょう。ポケモン・ドラゴンボール・ワンピースという作品名を目にすることで、具体的にマンガ・アニメ・ゲームの映像が浮かんでくる人も多いはずです。
では、
50年かけて日本で普及してきたマンガ・アニメ・ゲームは、2000年代に入ってから海外でも急速に普及し、高まった人気が2010年代に「ライブコンテンツ化」する配信やイベン
物語に必要な感情のN字曲線の、右下部分の辛さが心苦しくて耐えられない場合はどうすれば……。『デタラメだもの』
たいていの物語というものは、実に心苦しい。より正確にいうと、物語中に心苦しさを多分に孕んでいる。そして、長い物語になればなるほど、それは反復する。たとえその心苦しさに耐えかねて、足をプルプルと震わせている読者や視聴者がいたとしてもだ。
物語にはN字曲線というものが欠かせないといわれている。読者や視聴者である受け手の感情がN字を描くように導くわけだ。
どういうことかというと、仮に平凡な主人公が日
小説投稿サイトのコンテストに投稿した作品のテーマを間違って執筆していた!?と思いきや、まさかの大どんでん返しが。『デタラメだもの』
まさか、こんなことが起こりうるのか? 唖然呆然としてしまう事態ってものは、数年に一度くらいは起こるような気がする。そして、それが起こってしまった。エブリスタという小説投稿サイトのコンテストに投稿する作品のテーマが『あと5分』だったにも関わらず、『あと5日』と勘違いして、壮大なるミスをやってのけたわけである。
なんのルーティーンかはわからないが、エブリスタのコンテストの結果発表は、後輩と安い居酒屋
遊具。それは自分の中に生きる子供心との決別を促すアイテム。気軽に触れると痛い目を見る。『デタラメだもの』
公園にはさまざまな遊具が立ち並んでいる。今日もあちこちで、元気よく遊び回る子供たちの姿が見られることだろう。実にいい光景だ。憂いたっぷりで日本の将来が語られる機会も多いが、そんな暗い話題はどこ吹く風。快活に遊びに没頭する子供たち。自由に遊具と戯れている。
遊具。それはまさに、子供と大人を決別させるに余りある無慈悲な審判。
できればいつまでも若くいたいものだ。その実、少年や青年と呼ばれる頃から、
あなたも時代に取り残された表現者になってしまうかもしれない。抗えない時代の流れについて思う。『デタラメだもの』
何かを表現する者にとって、常に抗わなければならないのもの、それは時代の変化だったりする。もちろん、人々の共感を得ようと思ったら、新しいものに敏感であったほうがいいのは言うまでもない。しかし、問題は別のところにある。そう。過去作がどんどんと時代遅れになってしまうという危険性だ。
流行というものは必ず古びてゆく。なぜかって? それが流行ってもんだから。出会い頭的に人々に支持されるからこそ流行。となれ
お金のこと、暮らしのこと、身近なところには疑問がいっぱい。実は会計がその答えを教えてくれる。『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?身近な疑問からはじめる会計学 - 山田真哉』【書評】
『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』タイトルだけ見ると、まるで雑学やマメ知識を紹介した本のようにも感じますが、その実、本著は会計について書かれた本。でありながら、まるで会計を意識しなくとも読み進められる本なのです。
「本当の会計入門書を作るために、会計の常識からいったん離れよう」と考え、筆者が書いたこの一冊。
本著の見出しを眺めてみれば、その意味が理解できます。
さおだけ屋はなぜ潰れないのか?