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「聴くこと書くこと生きること」学びnote

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書くこと、生きることを学ばせていただくnoteです!
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#文章

2024年の私的No.1記事を書いたライターさんに執筆の裏側を聞いてわかった、素晴らしい記事を書く方法。

2024年の私的No.1記事を書いたライターさんに執筆の裏側を聞いてわかった、素晴らしい記事を書く方法。

2024年、私が最も感銘を受けた記事を書いたライターさんに、執筆の裏側を聞く機会を得た。
ライターの友人が彼女と知り合いだということを知っていたので、「ぜひお話を聞く機会を作ってほしい」と懇願して、オンラインでお会いすることができたのだ。
(友人からは「あの時のやまともさんのメールがすごく熱くて、面白かった」と言われた。きっと、気持ち悪かったに違いない😅)

「あの企画はどうやって生まれたのです

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創作大賞の応募作品を、プロの編集者が添削するとこうなる

創作大賞の応募作品を、プロの編集者が添削するとこうなる

もしかして、受賞しちゃうかも。

創作大賞に応募した瞬間、こう思った人は多いと思う。

私もね。第一回創作大賞で、エッセイを書いて応募しました。でもね、応募ボタンを押した瞬間「受賞できるかな~」とは思わなかったんです。

応募が完了した瞬間、思ったことはコレです。

さて受賞パーティー、何着てこうかな。

ここで自己紹介を。

私は、日本最大級のコンテストである「note創作大賞」で優秀賞を受賞し

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書くことは、超楽しい。

書くことは、超楽しい。

「書くこと」は超楽しい。

僕は文章を書くことを仕事の一つにしています。
ここで改めて「書くこと」のすばらしさを記しておこうと思います。
とても個人的な考えなので、「そうじゃない」という人もいるかもしれません。
でも、それは〝自分の中の正解〟が違うだけで、「書くことはすばらしい」ということに変わりはないと思っています。

1.頭が整理される考えることを整理する時に「書くこと」は便利です。

〝鉄鋼

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やわらかいことば

やわらかいことば

仕事をしていると時々、悲しい出来事が起きます。

たとえば、同じ文章の仕事でも、「ぼく」に依頼してくれる人と、「ライターとしてのぼく」に依頼してくれる人では扱われ方は大きく違います。「ぼく」に声をかけてくれる人は、ぼくの書く文章を求めてくれていて。「ライターとしてのぼく」として接する人は、「ライター」としてしか見ていない。まぁ、当たり前のことなんだけど。

「ぼく」をひとりの人間として見てくれてい

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書いた量と推敲の量は、裏切らない。

書いた量と推敲の量は、裏切らない。

第三回教養のエチュード賞への応募作品に対して、一通ずつ手紙を書いています。

前回も「読むことは教養のエチュード」と名付けて、全ての作品にコメントを添えて紹介したけれど、今回は一人1000文字ずつだから一段と気合が入っています。「読むこと」を最大化させることは「書くこと」だから、真剣に読むためには書かなきゃいけない。そう、ぼくにとって読むことは教養のエチュードなんです。

回を重ねるとわかってくる

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中村洋太さんのライターコンサルで学ぶ「飛躍しない書き方」

中村洋太さんのライターコンサルで学ぶ「飛躍しない書き方」

「文章が飛躍していますね」と指摘を受けた。

「飛躍」という言葉には良いイメージがあるが、ライター師匠の中村洋太さんが言う意味は、「文章論理が飛んでいるよ」ということであった。

今回は、ライターコンサルで学んだ「飛躍しない書き方」をテーマにしたい。

論理の飛躍ある記事の添削をお願いした文章の中で、「論理の飛躍」を指摘された。

取材相手は、保育園で水泳指導もしている保育士さんだ。しかし、「水泳

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「うまい文章」と「惜しい文章」の違い

「うまい文章」と「惜しい文章」の違い

「文章がうまい」とはどういうことなのか。この2年間、様々なライターさんへの添削を続けるなかで、見えてきたものがある。もちろん「文章がうまい」にもいろんな要素がある。日本語がきれい、簡潔でわかりやすい、構成が良い、表現が素晴らしい、リズム感がある、切り取り方が見事、などなど。

ただ、あまり言及されないけど、添削者目線からは「これも大きいな」と思う要素がある。それは「突っ込むポイント」の有無である。

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カタチになるまでのプロセスが楽しい

カタチになるまでのプロセスが楽しい

2023年11月1日、家に一日こもり、企画を書いた。
コリスを朝学校に送り出したあと、午前中にさっと書いて送って、午後から本でも読んでゆっくりするつもりだった。

今週月曜に風邪をひいて、鼻水が止まらなくて苦しい。いつもだいたい元気なのに、久々に体調が良くない。熱があるわけでもないので、やることをやって治るのを待つ。

今年どうしても会いたくて、話を聞きたい人がいて企画を書いた。
春にも企画を出し

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稀人ハンター・川内イオさんの編集から学んだライターTips①~④

奈良に引っ越してから、おもに西日本で取材をし、寄稿してきた。なかでも、2022年5月から取材記事を寄稿しているウェブメディア「ロコラバ」で掲載した記事は、ライターとして成長するきっかけになったように思う。

今年7月から2ヵ月間ほどこちらのサイトの編集業にも携わらせてもらった。ライターとは違う目線を持つことができてありがたかったです。(Lightroomの使い方を覚えられて良かった!)

ただ、運

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魅力的な “書き手” であるために

魅力的な “書き手” であるために

column vol.930

土日が終日仕事だったので、2日間noteをお休みさせていただきましたが、本日から元気に再開したいと思います!

私は、生来の怠け者で、ルーティーンが崩れると大崩れしやすいタイプなので、ブランクが空くたびにドキドキするのですが…、今回も執筆に気持ちが向けられて良かったと思っております…(笑)

とうことで、本日は「書くこと」について考えたいと思います。

そもそも、自

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編集者の「読みたくなる」見出しのつけ方

編集者の「読みたくなる」見出しのつけ方

書籍や雑誌、noteの記事につけられる「見出し」。
今回は、“読みたくなる”見出しのつけ方をご紹介します。
 
こんにちは、高橋ピクトです。
池田書店という実用書の出版社で、健康書や趣味の本を編集しています。
 
私は主に書籍を編集しているのですが、見出しは、書籍づくりのキモです。
なぜならば、書籍は文章の集まりですが、ぱっと見ただけではどんな内容かわかりません。
 
ただし、文章の要点をまとめた

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#91  書くかどうか迷ったときに心がブレない軸がほしい

#91  書くかどうか迷ったときに心がブレない軸がほしい

書きたいことがあっても、書くかどうか迷ってしまうときがある。
そういうときにブレずに「書くか迷っても書こう」と思える軸がほしい。

書くか迷うってことは、それだけ「書きたい」ってこと

書くか迷っても書きたい。

その一番の理由は、「書くか迷う」ってことは「それだけ書きたい」っていうことだから。

だったら書けばいいじゃない。

結論はいつだってシンプルだ。

ただ、その結論をぶれない軸にしていき

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読んでもらえる文章を書くには?

文章の書き方を聞かれた。実のところ、私も分からない。私は子どもの頃、作文が大の苦手で、何を書いてよいのか分からなすぎて、弟とオヤツの奪い合いをしたことを不満タラタラで書いたら両親から酷評され(家の恥だから仕方ないか)、そんなだから超苦手意識がある。今も苦手意識は消えていない。

それでもなんだか、私の文章を読んでくれる人が増えたし、世辞かもしれないけど面白いと言ってくれる人が増えた(昔は世辞でもほ

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「こと」を多く書かない/作家の僕がやっている文章術150

「こと」を多く書かない/作家の僕がやっている文章術150

こと、から書き始める文章には注意が必要です。

文頭で「こと」から書き始めると、あらゆる概念を「こと」に載せて文章を書き続けてしまう「書き癖」が発生するリスクがあるからです。

<文例1>
どうしても言っておきたいことは、私は不器用だが嘘つきではないということと、彼女をだましたことはないということだ。

おきたい+「こと」と、ない+「こと」、という+「こと」は同概念のようで「こと」が示す内容は、異

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