嶋津 / Dialogue designer

ダイアログ・デザイナー(対話をデザインします) / 1万人以上インタビュー / 文筆家 / エッセイスト / ファシリテーター / コミュニケーション / コンセプトは『対話で、暮らしを、芸術に。』

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「エチュード」とは、音楽では練習曲、絵画では下絵という意味。「話すこと、聴くこと、書くこと、読むこと」を通して、人生を豊かにする習作を。対話的なアプローチで表現やコミュニケーションについて考えます。オンラインミーティングでの交流でも、互いに学び合い、理解と親交を深めています。

  • 教養のエチュード

    ¥500 / 月

マガジン

  • シルキーな日々

    「繭が風を手に入れ、シルクとなった」 対話のこと、文章のこと、考えるということ。

  • 日々是好日

    毎日をゆたかに。 Art de Vivre. 暮らしの芸術を味わおう。

  • 哲学ドルチェ

    毎日、コーヒーをドリップして飲む少しの時間だけ考えごとに耽る。その時、書いた文章を“哲学ドルチェ”と呼んでいる。決めごとは一つだけ。大そうな話はしない。たかだかコーヒーの時間である。ほろ苦いコーヒーには、甘い哲学。

  • 運の研究

    「運が良くなる」と言われている方法を片っ端から実践して、そのプロセスや効果を報告し、文章でまとめていきます。

  • 坂口恭平さんとの対話

    坂口恭平さんのXのスペース『キョーラジ』で質問した内容のメモです。

最近の記事

  • 固定された記事

18歳差の恋愛において、大切なこと

ぼくの妻は18歳年上です。 出会った時から大切な人で、それは14年経った今も変わりません。むしろ、日を重ねるごとにその想いは強くなっていきます。彼女と出会って、ぼくは大きく変わりました。彼女が好きだった美術や陶磁器、花が大好きになりました。生きる姿勢、人への思いやり、想像力と共感力、誠実であるということ。 彼女の存在抜きに今のぼくは説明できません。彼女のことを誰よりも尊敬し、誰よりも愛おしく想っています。つよさも、よわさも、すべて含めて。 先日、「いい夫婦の日」に二人の

    • 血のつながりはなくとも

      孫が生後8ヵ月を迎えた。 孫の泣き声は鈴の音みたいで、ぜんぜん嫌な感じがしない。こよなく健やかに響く。笑い声は、明け方に聞こえる小鳥のさえずりのようで、これまた天にのぼるかのような心持ちになる。美しい楽器として、わたしのこころに潤いを与え、穏やかに癒してくれる。 * わたしには血のつながりのある子どもはいない。 その代わり、十年以上共に暮らした妹のような(あるいは友達のような)娘が一人いる。彼女が結婚して、子どもを産んだ。赤ん坊は“関係性”だけで言えば、わたしの「孫」

      • しあわせとは

        今日、朝さんぽしてながらスペースを開いたら、ある人からコメントで「最近、しあわせを感じたことはありますか?」と質問をいただきました。 わたしのしあわせは高嶺には咲いていません。いつだって足元に咲き誇っています。それくらいしあわせの基準値が低いところにあります。朝、目が覚めるだけでしあわせな気持ちに包まれます。 特に、生活習慣を朝型に変えてから「朝」を愛おしく感じるようになりました。20代の頃は、営んでいるバーで働いていたので生活は昼夜逆転して、眠りにつくのが明け方でした。

        • 質問力は経験によって豊かになる

          対話の一歩目は「聴く」にある。 普段から、わたしはそのように伝えています。相手の話を受け止めるところから、対話ははじまります。そこから、さらに豊かな対話へ展開させてゆく中で大事なのが「質問」です。 質問は、相手へ興味関心を伝えるためのわかりやすい表現であり、話題の幅を広げ、内容を掘り下げる力があります。質問によって、対話の濃度が高まると言ってもいいでしょう。 「聴く」から「訊く」へ。相手のことばを受け止め、さらに導き出すようにパスを送る。時に相手への胸元へ、時に走らなけ

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        • 坂口恭平さんとの対話
          4本
        • 第1回教養のエチュード賞 感想まとめ
          12本

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        • 対話によって、融合するわたし、進化するわたし

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        • 対話のある生活を*【オンラインCafeBarDonna vol.99】

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          しあわせとは

          今日、朝さんぽしてながらスペースを開いたら、ある人からコメントで「最近、しあわせを感じたことはありますか?」と質問をいただきました。 わたしのしあわせは高嶺には咲いていません。いつだって足元に咲き誇っています。それくらいしあわせの基準値が低いところにあります。朝、目が覚めるだけでしあわせな気持ちに包まれます。 特に、生活習慣を朝型に変えてから「朝」を愛おしく感じるようになりました。20代の頃は、営んでいるバーで働いていたので生活は昼夜逆転して、眠りにつくのが明け方でした。

          質問力は経験によって豊かになる

          対話の一歩目は「聴く」にある。 普段から、わたしはそのように伝えています。相手の話を受け止めるところから、対話ははじまります。そこから、さらに豊かな対話へ展開させてゆく中で大事なのが「質問」です。 質問は、相手へ興味関心を伝えるためのわかりやすい表現であり、話題の幅を広げ、内容を掘り下げる力があります。質問によって、対話の濃度が高まると言ってもいいでしょう。 「聴く」から「訊く」へ。相手のことばを受け止め、さらに導き出すようにパスを送る。時に相手への胸元へ、時に走らなけ

          質問力は経験によって豊かになる

          頭の中をシェークすることば

          “ことば”とは、おもしろいものです。 モノを考えるための材料であり、伝達するための道具です。ことばによって想起されるイメージや感情は異なるため、それは思考だけでなく気分にまで影響を与えます。コミュニケーションにおいて、相手に伝わりやすいことば理解しやすいことばを選ぶことは大事ですよね。気を巡らせていなければ(あるいは、巡らせていたとしても)、簡単に誤解が生じてしまいます。 意味をそのまま伝えるか、意味のところまで聴き手(読み手)を引き寄せるかによって表現は変わります。どち

          頭の中をシェークすることば

          想念の力

          先月、格闘家の皇治さんをインタビューしました。 格闘家としての実力と人気を兼ね備えた才能の持ち主であり、生粋のエンターテイナーです。皇治さんのお話の興味深い点は、幼少期から既に現状をイメージしていたということ。小学生の頃、水泳用具を入れるカバンの中からノート(紙)を発見したお母さまは愕然としたと言います。そこには“死に様”が書かれていたのでした。お母さまは息子が自殺を考えているのではないかと心配したようですが、皇治さんはその時から「自分が亡くなる時はこう在りたい、こんなこと

          話をしていて惹かれる人

          日々、いろんな人と対話をしています。 今月に入り「運の研究」をはじめてから、そのスタンスに少し影響が出ました。それまでは誰でも歓迎していたのですが、今は自分が「いいな」と惹かれる人との時間を過ごしたい。これは「運」についても大きく関わってくるのですが、それはまた別の機会に。 今回は、「どういう人に惹かれるのか」について書いてみたいと思います。

          話をしていて惹かれる人

          歩くこと、生きること

          毎朝、さんぽをしています。 さんぽ部を結成して五ヵ月。「おさんぽ対話」のカルチャーを広めるべく、雨の日も、風の日も、さんぽをする日々を送っています。朝陽を浴びて、風を感じながら思索に耽る時間は格別です。 そして、この数ヵ月、歩くことができるしあわせを噛みしめています。「歩く」は、あたりまえの行為かもしれません。でも、この“あたりまえ”がいかに有難いものか。それを教えてくれたのは、23才になるビション・フリーゼのトムと義父でした。 トムは数ヵ月前から自分の足で立ち上がるこ

          歩くこと、生きること

        記事

          覚えられない名前

          義父が入院する病院で、義父にリハビリ友達ができた。 施設の中のレストランで談笑しながら、食事を共にしているという。友達は二人。一人はTさんという50代の男性。先日、義父の部屋に招きコーヒーを淹れておもてなしたした人。もう一人は、Tさんと同年代の歯医者さんらしい。 この前、義父がリハビリを受けているところを妻と一緒に遠巻きに見ていたのだが、眼鏡をかけた男性が廊下の向こうからやってきて、車椅子に座る義父の前を通りかけた。すると義父は、その男性に向かって手を差し出した。ハイタッ

          覚えられない名前

          “想い”はことばにしたほうがいい

          11月9日は、妻の誕生日。 一年で最も幸運な一日です。朝さんぽをしながら、ちょっとした遊びを思いつきました。 「いいね」を押してもらった数だけ、妻の好きなところを書く。さすが、一緒に暮らしはじめて十数年。いくら「いいね」が増えても何のその、呼吸するように彼女の好きなところは自然とあふれてきます。彼女の内面、外見、周囲の人との関係性……あらためて彼女の魅力を再確認するきっかけとなりました。 この遊び、みなさんにもおすすめです。書いているうちにいろんなことを思い出してきて、

          “想い”はことばにしたほうがいい

          人体実験のススメ

          十月から「運の研究」をはじめています。 「運がいい」とはどういうことか。「運が良くなる」と言われていることを手当たり次第に実践して、体感する人体実験です。行為と結果に確かな因果関係があるとは言えません。しかしながら、実践を通して一つひとつ検証することで、自分の中で起こる変化を観察することに意味があるのだと思うのです。 これが実に楽しいのです。今で40日近くが経ちましたが、全く飽きません。それどころか、日々起こる小さな奇跡にこころが躍りっぱなしです。家の中を掃除したり、元気

          人体実験のススメ

          「できない」を「できる」にしてゆく

          毎日、義父が入院する病院へお見舞いに行っています。 八月の一週目に入院してからですから、三ヵ月通っていることになります。十月の半ばに大きな病院からリハビリテーション病院に転移して、三週間が経ちました。 環境の力は偉大です。前の病院では、正直「もうダメかも」と思う瞬間が何度もありました。足の痺れによって歩行に違和感を覚え、背中の腫瘍(良性)を摘出する手術に踏み込んだ義父。手術は成功したものの、歩くことはおろか、自分の足で立ち上がることもできなくなってしまいました。今考えると

          「できない」を「できる」にしてゆく

          習慣と循環

          先月末にこのようなポストをしました。 「自分の文章をもっと書きたい」 最近、そんな意欲がむくむくと起き上がってきました。仕事でも文章を書いているのですが、それとは別で、素直な自分のことばを研究したい想いが芽生えてきたのです。 以前、ファッションディレクターの軍地彩弓さんが、わたしの書いたエッセイを読んで「嶋津くんは、自分の文章を書いていく人だと思う」と仰ってくださったことがあります。正直、その時はピンと来てきなかったのですが、今になって「ああ、そういうことなのか」とよう

          ジャーナリング

          運を良くする方法を探している中で、「ジャーナリング」という手法を見つけました。 「ジャーナリング」とは、自分の思考や感情をありのままノートに書くこと。内容は何でも良くて、思いつくままにことばに書いてゆく。“書く瞑想”とも呼ばれています。 ふわふわした思考や感情に“ことば”という輪郭を与え、カタチにすることで考えが整理され、こころが調ってゆく。もともと書くことが好きなので、わたしはこれを朝と夜の二回、それから空いた時間にノートを開いてジャーナリングするようにしています。

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          絵本作家 谷口智則さんライブペインティング&読み聞かせ@おにクル

          本日は、大阪府茨木市の複合施設「おにクル」開館一周年記念イベントとして、絵本作家の谷口智則さんのライブペインティングと読み聞かせを開催しました。 谷口さんの絵本には、ユニークでかわいい動物たちがたくさん登場します。ことばたちはリズミカルで声に出して読めば楽しく、ふと考えさせられるような哲学的なテーマで物語は展開します。 作品たちは日本だけでなく、フランス、イタリア、中国、台湾、カンボジアなど海外でも翻訳されています(年末には韓国でも!)。国境を越えて、年齢を越えて、長く愛

          絵本作家 谷口智則さんライブペインティング&読み聞かせ@おにクル

          坂口恭平展『everyday』──OAG Art Center Kobe──

          神戸は岡本まで、坂口恭平さんの個展『everyday』へ行ってきました。 ギャラリーは山を麓、坂の上にあります。建物に入ると空間は穏やかに広がり、自然光とあたたかな灯りが柱や床に溶けているようでした。その空間に、50点もの恭平さんの絵が展示されていました。その様子はとても心地良さそうで、ポツポツという雨音とも調和して、そこに在ることの詩的な佇まいを味わえた貴重な体験となりました。 パステル画が展示された空間で、恭平さんは一つの作品のように椅子に腰かけていました。リラックス

          坂口恭平展『everyday』──OAG Art Center Kobe──

          掃除の効能

          みなさん、ご機嫌はいかがでしょうか? 前回からの更新が少しばかり空きました。変わらず日々、楽しみながら運の研究に励んでおります。今月からは更新頻度を高めていく予定ですので、楽しみにしていていただければと思います。 今回は、前回に引き続き「掃除」について深堀りしていきます。

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          ことばのくすり

          毎月、月初めに「自分を大切にしてください」ということばをポストしています。 自分を大切にする。 生きる者として、あたりまえのことなのですが、忙しさに追われているとついついその“あたりまえ”を忘れてしまいます。他者を優先して、自分をないがしろにしてしまう。守らなければいけない約束や規律に振り回されて、自分は後回し。だから、区切りの時に「自分を大切にしてください」とアナウンスしています。 自分へ向けてのことばでもあるのですが、このポストを目にした人もまた気持ちを調えるきっか

          頭の中をシェークすることば

          “ことば”とは、おもしろいものです。 モノを考えるための材料であり、伝達するための道具です。ことばによって想起されるイメージや感情は異なるため、それは思考だけでなく気分にまで影響を与えます。コミュニケーションにおいて、相手に伝わりやすいことば理解しやすいことばを選ぶことは大事ですよね。気を巡らせていなければ(あるいは、巡らせていたとしても)、簡単に誤解が生じてしまいます。 意味をそのまま伝えるか、意味のところまで聴き手(読み手)を引き寄せるかによって表現は変わります。どち

          頭の中をシェークすることば

          想念と掃除

          まずは、「運が良い」と言われていることを忠実に実践していきます。 運の研究は、10月1日からはじまりましたのでまずは「朔日参り」から。朔日参りとは、月のはじめに神社や寺に参拝する習わしです。日々の感謝を神さまにお伝えします。わたしの朔日参りは、かれこれ十年以上続いています。この一年は、朝さんぽで神社にお参りしているので、毎日手を合わせることが習慣になっています。 神社参拝の良さは、“神社”という空間が清らかな風が吹いており、その場にいるだけで心地良い気分になれること。手を

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