マガジンのカバー画像

文章の書きかたを考える

53
運営しているクリエイター

記事一覧

「なめらか」には軽く見積もって10万円の価値があるらしい

「なめらか」には軽く見積もって10万円の価値があるらしい

あなたにも、今日から「なめらかが気になってしかたない呪い」をかけてあげよう。

「なめらか」には軽く見積もっても10万円以上の価値があるらしい。

何を言っているか分からないかもしれない。大丈夫。私も分かるまでに1ヶ月かかったから。

いい企画は、なめらかである「いい企画とは誰も思いつかないようなすごいアイデアから生まれるわけじゃない。いい企画とは、なめらかである」

そんな話が飛び出したのは、コ

もっとみる
広報が身につけてよかった10個の編集者視点

広報が身につけてよかった10個の編集者視点

広報の仕事をしていると、よく「編集」の仕事が舞い込んでくる。

学生時代からライターを経験し、数えきれないほど記事を書いてきたので、あがってきた原稿を読んで、言葉の誤用に気づいたり、読みやすい表現に言い換えたりすることはそこまで難しいことではない。

そうして、なんとなく編集という仕事を続けてきたのだが、最近わたしのやっていることは、「記事を少し読みやすくする」程度で、「コンテンツの価値をグンと高

もっとみる
自分が書いたか、AIが書いたか。

自分が書いたか、AIが書いたか。

【文章を自分で書くとは?】
僕の人生を変えた書店である天狼院書店の店主である三浦崇典さんが非常に興味深い試みをしています。その名も「AIライティング」です。(違ったらごめんなさい。)

AIに自分の文体を読み込ませた上で、書きたいことを提示すると、本人らしい文章ができあがる。

実際、彼の投稿を読むと、本人が書いたものだとしか思えません。しかも、いろんなテーマで彼が書いたらしい文章が作られています

もっとみる
noteは密かに人生を変える

noteは密かに人生を変える

column vol.1247

noteで記事を書き始めてから丸4年が経ちました。

…と、喩えを挙げてみたものの、「石の上にも3年」などに比べると、いまいちピンとこない長さです…😅

ただ、改めて考えてみると、「4年間もよく毎日記事を書いてきたなぁ」という驚きに近い達成感はある気がします。

この「改めて考えると」「気がします」という感覚が、良い意味でも悪い意味でも、今の自分を的確に言い表し

もっとみる
書くことで人生変わり続けてる僕が、誰でもnoteを始められる超具体的な方法を教えるよ!!

書くことで人生変わり続けてる僕が、誰でもnoteを始められる超具体的な方法を教えるよ!!

そんな声、めちゃくちゃいただきます。
もったいない!これほんとあと一歩。あと一歩なんですよ。。

今でこそ、書きまくってる僕ですが、初めは同じような感じでした。ただ、今振り返ってみるとシンプルに当時は「やり方が具体的にわからなかっただけ」なんじゃないかと思います。眼の前で誰かに投稿できるところまで準備してもらえたらもっと早く始められてたなっと。

そして、やり始めると楽しさもわかるし、楽しさがわか

もっとみる
情報過多の現代の処方箋は「自分に取材して書く」こと。

情報過多の現代の処方箋は「自分に取材して書く」こと。

2023年、最高に楽しみにしていた一冊が手元に届きました。

note業界には知らぬ人はいないであろう、古賀史健さんの新著『さみしい夜にはペンを持て』です。

ごめんなさい、第一章で無理やりページを捲る手を止めました。このまま朝を迎えそうになったからです。

まだ結末を迎えていませんが、「自分に取材をしよう」というメッセージが強く組み込まれているように感じます。

ライターという職業は、他者に取材

もっとみる
歌詞を飲み込んで人生が潤った話

歌詞を飲み込んで人生が潤った話

「こちら神なのでお願いします」

メンバーにサクッと投げられた動画。それとともに添えられたメッセージ。

「言葉の使い方がめちゃくちゃ参考になるから、標語力や抽象化力的にもみんなに見ておいてほしい」

前置きはこのくらいにして、言葉を味わう2分間へいざ。

歌って何も考えずに聞くと、「歌がうまいな」とか「メロディがいいな」くらいで終わってしまうものです。そこで、「歌詞に着目する」と随分違って聞こえ

もっとみる
書きたかったけれど、書けなかったこと。

書きたかったけれど、書けなかったこと。

「これぞ映画!」だと考える、大好きな場面がある。

映画『アマデウス』で、ウィーンの宮廷作曲家であるアントニオ・サリエリが、まだどこにも発表されていないモーツァルトの楽譜を読むシーンだ。この楽譜は、夫の職を求めるモーツァルトの妻が「うちの夫も(毎晩遊び呆けているようでいながら)ちゃんと仕事してるんです」とこっそり持ち込んだもので、楽譜の読めない妻はその価値を知らない。

あわてて楽譜をめくるサリエ

もっとみる
ぼくは日記を書かない。

ぼくは日記を書かない。

ここの note を毎日書きはじめて、もう8年目になる。

時間の感覚とはおそろしいもので、ここまでくれば案外簡単に「とりあえず10年続けてみようかな」と思えるし、人にも言える。実際には3ヵ月続けることだってむずかしくて面倒なのに、8年やったんだから10年くらい行けるだろ、と思えてしまうのだ。

で、10年続けたらどうするか。note の更新をやめたあと、どうするか。

純然たる「日記」をつけてみ

もっとみる
「がんばって書いてるのに読まれない!」という人は、これが足りない

「がんばって書いてるのに読まれない!」という人は、これが足りない

「一生懸命書いているのになかなか読まれない……」
「がんばっていいことを書いてるのになぜか伝わらない……」

そういう悩みを聞くことがよくあります。

たしかに拝見するとすごくよく書けているし、おもしろいことや役立つことが書いてあります。でも読まれない。

そんなとき、たいてい共通しているのが「誰が書いているのか」がよくわからないということです。

今日は「何を書くか」よりも「誰が書くか」をまず明

もっとみる
お金になる文章とはなにか?

お金になる文章とはなにか?

今日は「お金になる文章とは何か?」についてお話ししたいと思います。

世の中にはいろんな文章がありますが、お金を払ってもらえる文章とそうではない文章があります。

いちばんわかりやすいのは「本」ですよね。

本というのは紙に文字が書いてあるだけなのですが、みんな1300円なり1500円なりを払ってくれます。

なぜ、この世には「お金を払ってくれる文章」と「払ってもらえない文章」があるのか? そこを

もっとみる
あなたが自分の文章をまとめられないシンプルな理由

あなたが自分の文章をまとめられないシンプルな理由

ひとりで文章を書いて仕上げていくのは、つらいことです。

これはあなたが悪いのではありません。そういうものです。

なぜ、つらいのでしょうか?

それは無意識に「インプットとアウトプットを同時にやっているから」だとぼくは考えます。

どういうことでしょうか?

チャーハンをつくっているあいだに材料が足されていくぼくはいまこうして文章をまとめていますが、同時に「何を書こうかな?」「なにかいい例えや事

もっとみる
「思考」と名のつく本 15選

「思考」と名のつく本 15選

「考えるを考える」という連載をやっているくらいには、考えることや、抽象化、思考と実践の関係性に興味をいただいてきました。

振り返ってみれば、「思考」「思考術」「思考法」と冠された本もことのほかよく読んできたなと。鉄板級からちょいマイナー目まで、ここで紹介できばと思います!

「考え方」の考え方いわゆる自己啓発書に区分される本著ですが、「この一冊だけで自己啓発は十分なのでは」と考えているくらい影響

もっとみる
他人とのズレこそ至高。

他人とのズレこそ至高。

以前、ちゅうハヤサロンに入ったきっかけを書いたことがありましたが、もともとイケダハヤトさんの語り口や切り口が大好きです。自分の言いたいことを代弁してくれているかのようで、読んでいてストレス解消になります。

そこで、3月に入って少し時間ができたので、以下のイケダさんの『なぜ僕は「炎上」を恐れないのか』をパラパラと読み返していました。(帯が絶妙にダサい感じがして、逆に目を惹かれるパターンです。笑)n

もっとみる