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地球で見つけた好きな物の話ー本の章10頁ー

 地球を旅する冒険者の皆様、ある日突然…何かの切っ掛けで、別の世界へ迷い込んでしまった冒険者がかつていたそうですが…その後、彼らはどうなってしまったのでしょうか…。元本読師の文者部屋美です。




御陰様で「本の章」!

記念すべき「10頁目」と相成りました!




読んで下さった冒険者の皆様、

スキボタンを押して下さった冒険者の皆様、

本当に本当に有り難う御座います!




自らを「読書家冒険者」と名乗る文者!


旅の途中、本が全く読めなくなった時期も…。


しかし、突然の「ユニコーン」に導かれ…。



再び読書家冒険者としての力を取り戻し、
今に至る訳であります!



 読書家冒険者として気力を奪われた文者が、ユニコーンに導かれて再び本を読む事の素晴らしさを取り戻した物語はこちら!





冒険者として生まれた、我々。


何故だか分からないけど気になる、
何処か懐かしい感覚が蘇って来る…


そんな物語が、1作は見つかるであろう!


それが、ジブリ!!!!!





 今月8月末も、2週連続で「となりのトトロ」、「天空の城ラピュタ」とジブリ祭りが金曜ロードショーにて開催されましたね!


 今回は、どの物語が放送されるだろう?と心待ちにされていらっしゃる冒険者の皆様も、居られる事でしょう!



 文者はいつでも見られるよう、ビデオに撮り溜めております(笑)。



 今年は5月に生まれて初めてXも始めましたので、ラピュタ恒例の「バルス祭り」なるものも既にトレンドに上がっており、23時11分頃だろう等と書いてありましたが、寝てしまいました(笑)。




 

 さて、ジブリのクリエイター宮崎駿様は、文者の幼少期の愛読書でもありました「岩波少年文庫」様にて「自薦の50冊」を発表されております。



 読書家冒険者の皆様の間では、既に周知の事実で御座いましょう。



 

 つまり、宮崎駿様も筋金入りの読書家冒険者である…と言う事であり、だからこそ我々の冒険者心をこれでもかと言う程、くすぐる素晴らしい作品を次から次へと生み出す事が出来たのではないでしょうか。



 この50冊を制覇したいのは山々なのですが、残念ながら絶版になっている作品もあるようで御座います。




 そんなジブリ映画作品ですが、「この作品は、これが原作!」と1つの原作にとどまらず、宮崎駿様がこれまでの冒険者人生で読まれて来た様々な物語の要素を、余す事無く散りばめて創られた作品がジブリ映画となったようであります。




 其処で、文者もこれまでに読んで来た作品の中から、ジブリ映画の要素となったであろう本を御紹介させて頂きたいと思います。




 それでは記念すべき!「本の章」10頁目の内容は「地球に降り立った私が出会った ジブリ作品の原作の1つとなったであろう本 3冊」について綴ろうと思います。






1.「霧の向こうのふしぎな町」柏葉幸子

講談社青い鳥文庫



 静岡に住む、小学6年生の上杉リナ。
 毎年夏休みは長野で過ごしていたリナだったが、父が突然
「今年は、霧の谷へ行ってみたらどうだ?お父さんの知り合いが、其処に住んでいるんだよ」
 と、提案して来た。
 どんな所だか想像もつかないリナだったが、父が向こうには連絡しておくから…と言うので、リナは生まれて初めての1人旅に出た。
 連絡済みと言うから、てっきりリナは町の入口に迎えが来るものとばかり思っていたが、人通りは無く何処をどう行ったらいいのかすら全く分からない。
 たまたま通り掛かった女性に交番へ案内してもらい、道を尋ねるとどうやら霧の谷は閉山した銀山町の地名で、山の入口の神社の向こうにあるらしく、今は誰も立ち寄らないと言う。
 地図を書いてもらい、リヤカーの荷台に乗ったリナに運転手の老人は言う。
「そう言えば…昔おめさんと同じ傘を持った男わらすを、乗せてやったごとあったったおや。顔もどごがしら、おめさんに似でるような気がするっとも…」
 リナは父からもらった、この白地に赤い水玉、ピエロの顔の柄の傘をハッと見つめた…もしかしたら、それは子供の頃の父だったのかもしれない。
 あの赤い鳥居の向こうが霧の谷だと言って、老人は去って行ってしまった。
 道なき道を歩くリナは、雨ざらしになり消えかかった字で「霧の谷」と書いてある看板を見つける。
 その時!突然、ピエロの傘がバッと開いて風に舞い上がった!
 ザワザワとザワめく鬱蒼と生い茂る森の中を、夢中になって追いかけて行くリナ。
 気が付くと、辺りは白い靄で覆われ始めていた…霧だ。
 前も後ろも分からなくなってしまい、リナは真っ青になって立ちすくむ。
 すると…山の中の森を歩いていた筈なのに、一歩踏み出した途端にコーン…と石畳の感触を覚えた。
 よく見ると左足は草の生えた土の上に、右足は石畳の上にあるではないか。
 勇気を振り絞って霧の中を進んで行くと、リナの目の前には突然外国にでも来たかのような色どりどりの可愛らしい街並みが広がっていたのだった!
 リナは小学校最後の夏休みに、この街でどんな冒険を繰り広げるのか!
 父と、霧の谷の関係は?
 果たして、どんな住人達がリナを待ち受けているのか!
 リナは、無事に我が家へ帰り着く事は出来るのだろうか!






どうですか、皆様!(ドヤ顔・笑)



面白くない訳が無いでしょう?





この作品は
「千と千尋の神隠し」
の元になったとも言われております。




 いや~まさに!で御座いますよね!


 この霧に巻かれて、リナが違う世界へ足を踏み入れてしまうシーンは、何度読んでもゾクゾク致します!



 文者がこの作品と出会いましたのは、主人公と同じくらいでしょうか…とにかく、小学校時代の夏休みで御座いました。



 夢中になって読みまして、大変感銘を受けたのを今でも覚えております!


 そうして、毎年必ず夏休みになるとこの物語を読み返しては、ワクワクドキドキさせて頂きました!



 文者お気に入りの1冊として、記念すべき初「本の章」1頁目にも簡単に御紹介させて頂いております。



 実はあまりにも好き過ぎて、同じ本を3回買っているのです。



 1回目は、初めて買ってもらった講談社青い鳥文庫版。



 こちらは、現在販売されている版とは違う挿絵画家様でした。



 何処となく昭和のレトロさを感じる風合いの絵師様で、本当に不思議な世界に迷い込んだかのような、幻想的なイラストを素敵に描いて下さっておりました。


 調べました所、竹川功三郎様と言う絵師様のようで、この作品の他にも沢山のイラストを描いて下さっているようで御座います。 


 何と、note旅団仲間の冒険者の方が読まれたと言う、こちらが文者も持っていた本だと思われます!

 玄様!懐かしい表紙を見せて頂いた事に、心より感謝申し上げます!


 その後、文者家は引っ越しがありまして…その時に、幼少期からの持ち物の大半を処分してしまったのです…今となっては、とんでもないお宝になっていたであろう物も、全て…(涙)。



 昭和時代、まだリサイクルショップ等も少ない頃で御座いました故、あれらを売ったりしていたら、相当な金額になっていたやも…。



 文者家は文者も妹も、そして娘達が弾いているのを見て羨ましくなった母も(笑)エレクトーンを習っておりましたので、それを御向かいのお嬢さんが欲しいとの事でタダで譲ってしまったり…。


 あれから数十年経った今でも、時々エレクトーンを弾いてみたい衝動に駆られております(笑)。



 その中でも手放せずに生き残った玩具等の一部を、こちらの頁にて御紹介させて頂いております。



 それから、数年後…2回目に買ったのは、大人になってから。


 児童向けではなくいわゆる一般の講談社文庫様より、この作品が出ていた事を知りまして!


 サイズも青い鳥文庫から一般の文庫サイズになってコンパクトだし、字も文庫用に小さくなっていて、大人になった文者にとっては逆に読みやすかったので、即買い直させて頂きました!


 ファンタジー大好きで、「千と千尋の神隠し」は何と6回も映画館で見た程のお気に入りだった、文者の母。


 読書も大好きなので、絶対気に入ると思ってずっとこの作品を薦めていたのですが、如何せん「児童書は字が大きいから、読む気にならない」と言うのが、乗り切れない理由の1つだったようで…。


 当然、母にピッタリの一般的な文庫サイズで再登場した訳ですから、すっかり気に入ってしまいまして…。


 この後、柏葉幸子様は「地下室からのふしぎな旅」、「天井うらのふしぎな友だち」と言う、「ふしぎ3部作」を出されており、文者は勿論青い鳥文庫にて小学生時に既に読んでおりましたが、上記の通り処分済み…。


 残念ながら後の2作品は一般文庫化はされていない為、流石の母もどうしても読んでみたいからと青い鳥文庫版で手を打ち、夢中になって3冊読んでおりました(笑)。



 まあ…文者的には、やはり「霧の向こうのふしぎな町」を他2作は越えられなかったかな…と、思っております(無論、御感想はそれぞれで御座います故、是非とも御自身の目でお確かめ頂ければ幸いです)。



 そして、3回目がついこの間の事。


 引っ越しで手放してしまった「講談社青い鳥文庫」様、そして同じく文者幼少期のバイブル「岩波少年文庫」様の、当時読み漁っていた作品の中から忘れられない物を、再度買い集めたい!と思いまして。



 最初は、一般の講談社文庫版は読み返し過ぎてボロボロになってしまい、止む無く処分してしまいましたので、同じ物を再度買い直す予定でしたが、どうやら絶版の模様。


 諦めて、青い鳥文庫版を買おうと手に取りましたら…あれ?何やら、挿絵が違っているような…?


 杉田比呂美様と言う絵師の方で、非常に親しみやすい風合いではあるのですが、若干シンプル過ぎるような…。


 調べましたら、復刊ドットコム様のサイトでは竹川様の絵での復刊を強く望んでいらっしゃる御意見が。



 ちなみに…復刊ドットコム様、note旅団仲間でいらっしゃいます!



 やはり竹川様のレトロファンタジー的イラストが、文者の中でもイメージとして定着してしまっておりました故、イラストが変わっていた事がショックで、買うべきか否か悩みました。


 しかし、大人になった今でもこの物語を何度でも読み返したい思いに変わりはなく、こう言っては失礼かもしれませぬが、見慣れて来ると新しいイラストも何だか今の時代の子供達が読むのにはしっくり来る様な…(笑)。


 ですので思い切ってこちらを買わせて頂き、今に至る訳で御座います。


 是非とも、皆様!子供時代に思いを馳せ、夏休みのワクワクするような冒険の旅を、こちらの作品にて味わってみて下さいませ!



 そして読んだ後に「千と千尋の神隠し」を見返して頂きながら、宮崎駿様がどのような影響をこの物語から受けたのかを想像するのも、楽しいのではないでしょうか?


 講談社様宣伝部門noteはこちら!







2.「シュナの旅」宮崎駿

アニメージュ文庫(徳間書店)



 時から見捨てられた旧い旧い谷の底に、小さな王国があった。
 陽の光も当たらず、吹きすさぶ風は大地を乾かし、食べる草も無いヤックルは子を産もうともしない。
 そんな谷にある日、年老いた旅人が辿り着いた。
 大分弱り果てていた老人を、谷で一番のまじない師であるおばばが必死に看病したが、その生命を繋ぎ止める事は不可能だった。
 老人は、シュナを自分の枕元に呼んだ…彼は、やがてこの王国を父から受け継ぐべき立場の少年である。
「私は、遥か東にある国の王子だった…国の大地は枯れ果て、人々は飢えていた。その時、ある旅人が国を訪れこの実をくれた。この穀物は国を豊かにし、人々を救うと…私は西にあると言うこの穀物を探して旅に出たが、結局見つからず此処で命尽きようとしている…」
 シュナは自分の国の事情を話し、この実を譲ってくれるよう頼んだ…しかし、老人は言う。
「この実は、もう既に死んでいる。本来の実は、金色の殻に包まれたとても美しい実だと言う。西の大地果つる所には、黄金の穀物が豊穣の波の如く揺れていると言うが…」
 亡くなった旅人の言葉を思いながら、シュナは西の方を見つめる事が多くなった。
 谷の人々は「自分達はこの地で生き、この地で命尽きるのが定め…だから、どうぞ危険な事は冒さぬよう」と、シュナをとどめようとした。
 しかし…国を思い、民を思う王子の強い志を誰が止められようか…王子の固い決意を民は黙って見守り、シュナはひっそりと西へ向かってヤックルと共に旅立った。
 命の危険、恐怖、騙し騙され、飢え、孤独、落胆、絶望…様々な経験を繰り返しながら、シュナは黄金の実を求めてひたすら西へと向かう。
 何処へ行っても、見つからない…諦めかけていたシュナだったが、ある大国を訪れた際に彼の運命を左右する出会いが待っていたのだった!
 果たしてシュナは黄金の実を手にし、谷の人々を救う事は出来るのか!
 シュナの人生最大の出会いとは、一体!?




こちらの作品は宮崎吾郎様が
「ゲド戦記」
の参考にされたと言われているようです。




 宮崎駿様御自身の著書であり、有名な作品でも御座いますので御読みになった事のある冒険者の皆様も、多々いらっしゃる事でしょう。



 文者が初めてこの作品と出会いましたのは、小学生の頃…同じクラスの冒険者の方が、貸して下さいました。


 児童書しか読んだ事の無かった文者は、文庫サイズと言う大人が読む小さな本であり、尚且つフルカラーと言う豪華仕様!子供ながらに大変驚いたのを、記憶しております!



 内容は子供が読むには難しく、また若干衝撃的でも御座いましたので、あまり理解は出来ませんでした。


 ですが、こうして今回大人になって改めて思い返した時に、「ああ!やっぱり、絶版にならない内に買っておきたい!」と思うくらいには、心に残る作品であった事はまず間違いありません!



 貧しい谷の様子や、王子が主人公である事、物語の雰囲気からも「風の谷のナウシカ」を彷彿とさせる…とも、言われておりますね(ナウシカは姫ですが)。



 実際は、チベット民話である「犬になった王子」と言う物語を、宮崎駿様が自分流にアレンジして描かれたそうで御座います。



 御本人様のあとがきによりますと、


 この民話を読んで以来、アニメーション化をするのがひとつの夢だったが、現在の日本では企画が地味過ぎて通る筈もなかった。
 諦めていた所に、今回徳間書店の人々のすすめもあって、このような形が実現した。



 と言うような事を、書かれており…



徳間書店様!ナイスです!



 と、思った次第で御座います(笑)。



 勿論、アニメ化して頂ければジブリファンも大喜びだったでしょうけれども…そんな、地味な企画でしょうかね…文者は、そうは思いませんでしたが。




壮大且つ、切なくも美しい、
愛と希望の冒険譚!


是非とも!


シュナの旅の結末を、
その目でお確かめ下さいませ!




 徳間書店様文芸部門(文庫も)noteはこちら!



 徳間書店様児童書部門のnoteはこちら!







3.「失われたものたちの本」

ジョン=コナリー 創元推理文庫



 第二次世界大戦化のイギリスで、本を愛する12歳のデイビッドは、母親を病気で亡くしてしまう。
「物語は、生きているのよ?」幼い頃から母はそう言って、デイビッドに沢山の物語を読んで聞かせてくれた。
 母が病気になってからは、逆にデイビッドが母に物語を読んで聞かせ、1日でも早く治ってくれる日を心待ちにしていた。
 父と2人きりの生活が始まり、父も元々物語が好きだった筈なのに、日々の生活に追われ徐々に疲れの色を見せ始める。
 半年近く経ったある日、デイビッドは父から高価な服装に赤い口紅を付けたローズと言う女性を紹介される。
 母が入院していた病院の理事をしていたそうで、父を見つめる熱い眼差しや、父をファーストネームで呼びながら手や腕を伸ばすローズに対し、何処となく嫌な予感がよぎるデイビッド。
 やがて父はローズが子を宿した事、ローズと結婚する事をデイビッドに告げ、ローズが真摯に自分と向き合ってくれた旨や、妻が無くなった淋しさを懸命に埋めてくれた経緯等を、デイビッドに真剣に語ってくれた。
 更に半年後…弟が生まれたのを切っ掛けに、デイビッド達は住み慣れた家を離れ、ローズの家が代々受け継いで来た大きなお屋敷へと移り住む事になる。
 ローズはお屋敷の1番てっぺんにある、書物の並んだ本棚に囲まれた部屋を、デイビッドにあてがった。
 この部屋に住み始めた夜から、デイビッドは本達の囁き声が聞こえたり、窓の外に「ねじくれ男」なる存在が現れる夢を見るようになる。
 本棚の本には数冊「ジョナサン」と名の記されたものがあり、あまり口をききたくはなかったが、ローズに訊いてみるとそれは父の兄、つまりローズの伯父の名であり、14歳で行方不明になったのだと言う。
 同時に彼の友人7歳のアンナと言う少女も消えてしまい、いまだに見つかっていないらしい。
 ローズはそんないわくつきの部屋をあてがってしまった事を気に掛けていたが、それよりもデイビッドは彼らの行方が気になって仕方が無い。
 ただならぬ不安感はやがて現実のものとなり、夢の中にしか現れなかった「ねじくれ男」が、ついにこちらの世界へも足を伸ばして来た。
 父とローズは幼い弟ジョージーの子育てで諍いが絶え無くなり、ねじくれ男の存在を訴えても叱られるばかりで、誰1人取り合ってはくれない。
 徐々に孤独になって行くデイビッドの耳に、本達の囁き声が直に聞こえ出し、同時に何と亡くなった筈の母が呼び掛けて来たではないか!
~デイビッド!私は、この世界に閉じ込められているの!私を愛しているなら、此処に来て!私を、助けて頂戴!さあ、庭に出て!早くしないと、私とあなたは引き離されてしまうわ!~
 デイビッドは勇気を振り絞って暗い庭へと駆け出し、これから巻き込まれるであろう恐ろしい冒険の世界へと、吸い込まれて行くのであった。
「ようこそ、陛下!新たなる王に、幸あらんことを…」
 ねじくれ男が、不気味に笑う…デイビッドは、一体どんな世界へ足を踏み入れてしまったのか!
 大好きだった母との再会は、叶うのか!デイビッドを待ち受けている、旅の行く末は如何に!





こちらは、ジブリ最新作であります
「君たちはどう生きるか」
の元になったと言われております。




 タイトルは同名の作品から取ったようですが、文者は地上波放送を楽しみに待っております故、映画の内容は存じ上げませんけれども…まあ、恐らく「ねじくれ男=アオサギの男?」と思われます所から、この物語が大筋の元になっていると言っても過言ではないでしょう。



 実際、こちらの文庫の帯にも


宮崎駿氏 推薦

「ぼくをしあわせにしてくれた本です。

出会えてほんとうに

良かったと思ってます。」



 と言う文言が、印刷されております。



 文者はジブリとは関係なく、ただ単純に「海外モノ」、「ファンタジー」、「異世界」、「本にまつわる物語」と言う文者が得意とするキーワードが詰まった作品の様だったので、読んでみた訳であります。





ま~、おどろおどろしい!



しかも、グロテスク!



スプラッタ系苦手の冒険者様は御注意を!




 純粋なファンタジックかつ魔法的な物語とは、訳が違いました(笑)!


 是非、心してお読み下さいませ!



 母を亡くし、唯一の味方である父も新しい妻を迎え、ましてや2人の間に弟が出来て居場所を無くした少年。



 思春期の彼が、愛しい母を助ける為に迷い込んだおぞましい世界。



 彼を待ち受ける数々の困難を、読者も苦々しく見つめざるを得ません。



 最後に、デイビッドが見た物は…。



 きっと読者も、彼と共に何か心の奥底に大切なものを見つけるかもしれません。



 とにかく文者は、映画の地上波放送を心待ちにしております!



 ちなみに…こちらのはるうらら様と言う冒険者の方が、noteにて「失われたものたちの本」と「君たちはどう生きるか」両方の視点から、御本人様の解説を綴って下さっております。


尚、本も映画も未視聴の冒険者の皆様には
「ネタバレ」となっております故、
其処を加味してお読み頂ければと思います。

(はるうらら様も冒頭で「ネタバレ」タグを、
御親切に付けて下さっております!)


そして、何と!

こちらの物語は、続編が発売されたとの事!




 9月6日には、トークイベントがあるそうです!!!



文者は1作目を文庫版で購入致しましたし、
元々文庫派で御座います故、2作目の文庫化を
今か今かと待ち望んでおります!
(いつになるのやら…笑)




 東京創元社様のnoteはこちら!





 さて、如何でしたでしょうか?



こうしてこの頁を綴りながら、
もう何度も読んでいる筈なのに
また読み返したくなってしまう魅力が、
上記の本には沢山詰まっております!


そう、もう何度も見ている筈なのに
また見返したくなる、ジブリ映画作品のように…。




是非、冒険者の皆様もどれか1冊でも、

お手に取って頂ければ幸いで御座います!!!







 え、異世界ですか?


 そうですね…私は今の世界が大好きですし、今の世界を面白おかしく懸命に生きている私が好きですので、この世界を存分に味わい尽くした後でしたら、考えなくもありませんが…。



 なるほど、貴方様なら様々な世界を渡り歩いてみたいと、勇気ある発言をして下さると思っておりましたよ?(笑)



 そうですね…貴方様のような御方が一緒にいて下さるのであれば、別の世界を旅するのも楽しいやも知れませぬ。



 旅立つ時は、是非とも御一報下さいませ。



 世界で唯一の職業、元本読師であります私の存在が、必ずや貴方様のお役に立ちます事を御約束致しますよ。





※この度の見出し画像は、ジブリ関連の御写真をお借りするか、ジブリをテーマにした投稿画像をお借りするか非常に迷いましたが、こちらの御写真がジブリらしくもあり、また異世界への入口のようでもあり、大変気に入りましたのでお借り致しました。投稿された冒険者の方、本当に有り難う御座いました!




その他の本の章の頁はこちら!


放浪の元本読師 文者部屋美の本棚ーサイトマップー

 こちらも是非、御活用下さいませ!
(クリエイターホームページ「プロフィール」のタブにも
         固定させて頂きましたので、そちらからもどうぞ!)



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