表紙を開いた瞬間、鱗みたいなページに迎えられてドキドキ。平凡だけど穏やかな毎日から、未知だらけの日常へ放り込まれるなんて恐ろしい。でも、未知もいつかは既知になり、居場所が増えていくんだなとハッとする物語。冒険に怯えるわたしは、いくつになっても怯えてばかり。そろそろ出発しないとな。
児童書の気分で読んでいたら大人なお話が盛りだくさんでした。一番好きなお話は「つづら」。わたしの人外同僚たちもたまにはお話してくれたらうれしいな。ふしぎな世界はきっとあると思える一冊でした。
柏葉幸子さんのお話とても好きです。こどもも大人も、ひとりの人間として生きてるところがたのしい。こどものころに出会えたらよかったなあと思う作家さんです。と言いつつ、出会っていたのかもしれないけども笑。こどものころの記憶が本当に乏しくて困る。巻末のスイーツおいしそー!
大切にしながら同じ時間を過ごしたモノには命がある。おばけ美術館シリーズを読んであらためてそう思った。だからモノを捨てたり、引っ越したり、いつも必要以上に寂しくなってしまうのです。わたしにも、みんなの姿が見えたらいいのにな。
とってもワクワク。ふつうの女の子のふつうじゃない夏休み、まだ知らない世界がたくさんありそうだなって想像がふくらむ。おばけでもなんでも、仲良くなれる世界が大好きです。
今日から始まる楽読レッスンの課題で読みました。 本の後ろに「映画『千と千尋の神隠し』にも影響をあたえた、日本発の名作ファンタジー。』と書かれています。 ファンタジーってよくわかりませんが、心温まる素敵な作品でした。 うちの子が小学生になったら教えてあげて読ませようと思います。