本能寺の変１８５２　その一因　２(３)光秀の嫡男　そ第7話⑲　天正十年六月二日、明智光秀が織田信長を討った。その時、秀吉は備中高松で毛利と対峙、徳川家康は堺から京都へ向かっていた。甲斐の武田は消滅した。日本は戦国時代、世界は大航海時代。時は今。歴史の謎。その原因・動機を究明する。『光秀記』

その一因　２光秀と光慶　(３)光秀の嫡男　そ第7話⑲　

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２光秀と光慶　
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(３)光秀の嫡男　そ第7話⑲

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　　１信長の後継者　そ第5話①　そ第5話②　そ第5話③
　　　　　　　　　　そ第6話①
　　２光秀の後継者　そ第6話②
　　　　　　　　　　そ第7話①　そ第7話②　そ第7話③　そ第7話④
　　　　　　　　　　そ第7話⑤　そ第7話⑥　そ第7話⑦　そ第7話⑧
　　　　　　　　　　そ第7話⑨　そ第7話⑩　そ第7話⑪　そ第7話⑫
　　　　　　　　　　そ第7話⑬　そ第7話⑭　そ第7話⑮　そ第7話⑯
　　　　　　　　　　そ第7話⑰　そ第7話⑱　そ第7話⑲　そ第7話⑳

２光秀の後継者　３光秀は、明智の将来に不安を感じていた。

③光秀は、粛清を怖れていた。

１４信長が、上洛した。　　　　　　　　　　　　　　　　　　→第10話②
　　十一月四日
　　信長は、瀬田橋を渡って京に入った。
　　坂本を経由せず、陸上ルートで。　
　
　　宿所は、妙覚寺。

　　　十一月四日、御上洛。
　　　陸を、勢田通り、二条妙覚寺に至つて御寄宿。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(『信長公記』)

　　光秀は、信長を出迎えた。
　　すなわち、信長と接触があった。
　　間違いない。

　　細川藤孝は、山科にて。
　　吉田兼見・兼治父子が同行した。

　　　四日、癸巳(みずのとみ)、
　　　午の刻、左大将殿御迎えとして、
　　　長兵に同道、衍、山科に至つて、罷り出づ、
　　　侍従、同然、
　　　申の刻(１６時頃)、御上洛、
　　　路地に於いて、御礼申す、

　　十一月五日
　　公家衆は、御礼の挨拶に。

　　　五日、甲午(きのえうま)、
　　　今日、公家、各(おのおの)、御礼有るの由、申し来たるの間、
　　　俄(にわ)かに、罷り出づ、
　　　遅参により、御礼の義、成らず、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(「兼見卿記」)

　　十一月十二日
　　播磨からは、大小名が上洛し、信長に、祗候した。
　　取次は、荒木村重。

　　　　同十二日、
　　　　赤松・別所小三郎・別所孫右衛門・浦上遠江守・浦上小次郎、
　　　　参洛侯て、御礼これあり。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(『信長公記』)

　　信長は、安心した。　
　　「思いの外、よい」
　　「なれど、・・・」
　　そう、思っただろう。

　　信長は、光秀の様体を見極めた。
　　「来春」　　
　　「大坂」
　　「紀伊、雑賀」
　　・・・・・。
　　「使える」
　　そういう、ことである。　

　　信長は、内大臣に任ぜられた。
　　十一月二十一日
　　右近衛大将→内大臣に昇格。

　　　天正四、丙子(ひのえね)、十一月廿一日、
　　　重ねて、信長、内大臣二御官を進められ、

　　信長は、公家たちに所領を与えた。

　　　又、今般、摂家・清花等へ御知行参らる。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(『信長公記』)

　　信長は、朝廷に、黄金二百枚を献上した。
　　十一月二十三日
　　叙任の御礼として。
　　その時、御衣を拝領した。

　　　禁中へ黄金弐百枚、沈香(じんこう)、巻物、色々員(かず)を尽し、
　　　叡覧に備へらる。
　　　其の時、かけまくも忝(かたじけな)く、御衣を御拝領。
　　　御面目の次第、これに過ぐべからず。
　　　御官位、吉例に任せ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(『信長公記』)

　　信長は、帰途についた。
　　最良の日。
　　上機嫌である。
　　
　　同日
　　信長は、京を出発。
　　石山寺へ(滋賀県大津市石山寺)。
　　暫し、鷹狩りを楽しむ　　

　　　直ちに、石山世尊院に至つて御成り。
　　　山岡美作・山岡玉林兄弟、御祝言の御膳上げ申され、
　　　石山にて、両日(二十三～四日)、御鷹つかはされ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(『信長公記』)

　　ちょうど、六ヶ月目。　　　　　　　　　　　　　　　　　→そ第7話⑰
　　光秀は、順調に、回復していた。
　　何しろ、長患い。
　　しかも、時節は、冬。
　　ぶり返す可能性とて、あった。
　　焦りは、禁物。
　　急ぐべからず。
　　己に、そう、言い聞かせつつ。

　　信長は、安土に到着した。
　　十一月二十五日
　　帰城。

　　　霜月廿五日、安土御下り。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(『信長公記』)

　【参照】４光秀の苦悩　４粛清の怖れ　第10~15話　◎小　 　小
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　　　　　　✓　　　　　　　　　 第10話②　　小　
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