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本能寺の変1582 目次小 4光秀の苦悩 第7~18話 天正十年六月二日、明智光秀が織田信長を討った。その時、秀吉は備中高松で毛利と対峙、徳川家康は堺から京都へ向かっていた。甲斐の武田は消滅した。日本は戦国時代、世界は大航海時代。時は今。歴史の謎。その原因・動機を究明する。『光秀記』

目次小 4光秀の苦悩 第7~18話 

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←前回 目次小 1信長、死す~3信長の甲斐侵攻 第1~6話
重要 ◎目次 

1嫡男光慶

 第7話
 
◎光秀は、悩んでいた。
 ◎己の年齢。
 ◎そして、老い。
 ◎光秀は、体力に不安を感じていた。
 ◎光秀は、かつて、大病を患ったことがあった。
 ◎吉田兼見がその証人である。            「兼見卿記」
 ◎ルイス・フロイスと曲直瀬道三。           『日本史』
 ◎光秀の妻が祈祷を依頼した。            「兼見卿記」
 ◎信長は、使者を派して光秀を見舞った。       「兼見卿記」
 ◎「世代交代」
 ◎光秀の嫡男は、光慶である。
 ◎明智光秀張行百韻 天正十年五月二十七日。    「続群書類従」
 ◎この時、光慶は、まだ13歳だった。
 ◎光慶は、フロイスの『日本史』に登場する。      『日本史』
 ◎フロイスもまた、歴史の証人である。

2志向の相違

 第8話
 
◎世界は、大航海時代であった。
 ◎信長の目は、海外を見ていた。
 ◎信長の「さらなる夢」。         「イエズス会日本年報」
 ◎信長の拡大政策は、止まず。             『日本史』
 ◎これが信長の志向。
 ◎光秀は、信長の「さらなる夢」を知っていた。
 ◎光秀の坂本城は、安土城の対岸にある。
 ◎光秀には、妹の妻木氏がいた。           「兼見卿記」
 ◎妻木氏は、信長の側近くに仕えていた。      「多聞院日記」
 ◎光秀は、妻木氏失った。             「多聞院日記」
 ◎妻木氏は、信長と光秀を繋ぐパイプ役だった。
 ◎光秀は、大きなダメージを受けた。
 ◎国々は、猶、長閑(のどか)なる時。
 ◎これが光秀の志向。
 ◎光秀は、分岐点の上にいた。
 ◎ならば、明智の取るべき道は、・・・・・。

3信長の猜疑心

 第9話
 
◎明智の前途には、暗雲が立ち込めていた。
 ◎なるほど、「持てる者」には成った。
 ◎志賀一郡、拝領。                 『信長公記』
 ◎丹波一国、拝領。                 『信長公記』
 ◎しかし、信長は、猜疑心が強かった。
 ◎織田信勝の一件。
 ◎前にも、同じことがあった。
 ◎信長は、警戒していた。              『信長公記』
 ◎信勝、謀叛。                   『信長公記』
 ◎信長は、病を装った。               『信長公記』
 ◎信勝は、油断した。                『信長公記』
 ◎信長は、信勝を殺害した。             『信長公記』
 ◎これが当時の風潮だった。
 ◎本能寺の変を現代の風潮でとらえるべからず!

4粛清の怖れ

 第10話①
 ◎織田家は、急激に拡大していた。
 ◎信長の人物眼。
 ◎光秀は、出来る男(切れ者)。
 ◎信長の人事評価。
 ◎その基準が、光秀だった。
 ◎信長は、無駄を嫌った。
 ◎佐久間信盛の一件。
 ◎信長は、不意を衝いた。
 ◎役に立たねば、粛清される。
 ◎石山本願寺、退城。                『信長公記』
 ◎信長は、執念深い。                『信長公記』
 ◎蛛の子をちらすが如く。              『信長公記』
 ◎伽藍炎上。                    『信長公記』
 ◎信盛の油断である。               「多聞院日記」

 第10話②
  そもそも、大坂攻めの総指揮官は塙直政だった。
  光秀も、大坂攻めに参陣した。           『信長公記』
  光秀は、守口近辺に布陣した。           『信長公記』
  信長、上洛。                   『信長公記』
  木津を取り侯へ。                 『信長公記』
  光秀は、天王寺砦に入った。            『信長公記』
  塙(原田)直政、討死す。              『信長公記』
  信長の抜擢人事は、失敗した。
  信長は、佐久間信盛に直政の後任を命じた。     『信長公記』

 
第11話
  
本願寺との戦いが終わった、今。
  信長は、畿内軍の再編成を考えた。
  信長は、信盛を選から外した。
  信長は、織田家の将来を考えた。
 ◎信長は、粛清の人。
 ◎信長は、不意を衝く。
 ◎一、叔父、織田信光。
 ◎一、弟、織田信勝。
 ◎信長は、恐ろしい男。
 ◎信長は、信盛を叱りつけた。
 ◎その時の折檻状である。             『信長公記』
 ◎信長は、忍耐強い。
 ◎信長は、執念深い。
 ◎信長は、長い間、我慢していた。         『信長公記』
 ◎佐久間信盛の油断。
 ◎信盛は、そのことに気づかなかった。       『信長公記』
 ◎光秀は、出来る男。
 ◎信長は、光秀を褒め称えた。           『信長公記』
 ◎次に、羽柴秀吉。
 ◎秀吉も、出来る男。
 ◎秀吉は、光秀をマークしていた。
 ◎同じ穴の狢(ムジナ)。              『信長公記』
 ◎信長は、二人を競わせた。
 ◎競争の原理。
 ◎組織の活性化。                 『信長公記』
 ◎光秀は、家臣らの手本だった。          『信長公記』
 ◎信長は、報告を重んじた。            『信長公記』
 ◎信長は、光秀の報告のあり方に満足していた。   『信長公記』
 ◎光秀は、洞察力に優れていた。
 ◎光秀は、信長の性格を知悉していた。
 ◎光秀は、粛清を怖れた。
 ◎秀吉、これに同じ。

 
第12話
  
佐久間信盛は、別格の存在だった。         『信長公記』
  信盛は、七ヶ国の大軍勢を率いていた。       『信長公記』
  信長の忍耐も、限界に達していた。         『信長公記』
  信盛は、「武」より「財」を優先した。       『信長公記』
  信長は、他の家臣たちへ悪影響を及ぼすと考えた。  『信長公記』  
  信長は、誇り高い男であった。
  そして、執念深い。                『信長公記』
  信長は、信盛の息子、信栄の行状に呆れ果てた。   『信長公記』

 第13話
  
信盛は、光秀と真逆の人物だった。
  武将としても。                  『信長公記』
  所領の扱いについても。              『信長公記』
  与力・家臣の扱いについても。           『信長公記』
  信長は、光秀を見習えと言っている。
  これが、信盛の生き方だった。           『信長公記』
  信長は、それを見ていた。
  信盛は、油断した。
  三方ヶ原の合戦。                 『信長公記』
  信盛は、逃げた。                 『信長公記』
  信長は、信盛に疑念を抱いた。
  信長は、面目を潰された。             『信長公記』

 
第14話
  
信長は、信盛を切り捨てた。            『信長公記』
  信盛は、不意を衝かれた。
  そして、追放。                  『信長公記』
  信盛は、全てを失った。
  フロイスの証言である。               『日本史』
  もし、この事件がなかったら、・・・・・。
  信長は、粛清の人。
  不意を衝く。
  恐ろしい男なのである。              『信長公記』
  信長は、絶対専制君主。              『信長公記』
  口答えなど、以ての外なのである。         『信長公記』
  信長は、信盛を粛清した。             『信長公記』
  光秀は、この光景を目の当たりにした。
  光秀は、大きな衝撃をうけた。
  「狡兎死して、走狗煮らる」        「史記」越王勾践世家 
  「明日は、我が身」
  身につまされる思いであった。

 
第15話
  信長は、最後まで、信盛を赦さなかった。      『信長公記』
  信盛は、逐電した。                『信長公記』
  信盛は、失意のうちに亡くなった。
  これが、織田家重臣筆頭者の末路である。     「多聞院日記」
  多聞院英俊もまた、歴史の証人であった。
  光秀は、奈良にいた。
  そこで、信盛の死を知った。           「多聞院日記」
  光秀の苦悩は、次第に大きくなっていく。
  信長は、命に逆らう者を容赦しない。
  高野滅亡、時刻到来か。              『信長公記』
  「摂津伊丹の牢人ども」              『信長公記』
  高野山は、抗戦の姿勢を見せた。          『信長公記』

5分かれ道

 第16話
  
信長は、苛烈だった。
  竹生島、参詣事件。                『信長公記』
  信長は、女房衆らを誅殺した。           『信長公記』
  その時、光秀は丹後にいた。          「天王寺屋会記」
  光秀は、福知山城に明智秀満を置いた。     「天王寺屋会記」
  束の間の平穏。                「天王寺屋会記」
  世俗を離れて。                「天王寺屋会記」

 
第17話
  
細川藤孝が光秀一行を出迎えた。        「天王寺屋会記」
  「惟任日向守殿父子三人」
  「長岡兵部太夫殿父子三人」
  細川忠興は、光秀の娘婿である。        「天王寺屋会記」
  光秀は、風流の人だった。
  光秀、天橋立に遊ぶ。             「天王寺屋会記」
  実に、好対照な出来事であった。
  信長は、竹生島参詣後、女房衆を誅殺。
  光秀は、天橋立に遊び、連歌を楽しむ。
  光秀は、節度の人。
  光秀は、文武両道の人。

 
第18話
  
ここが、二人の分かれ道であった。
  信長は、天下統一後、さらなる夢へ。
  光秀には、守らねばならぬ者たちがいた。
  明智は、絶頂期にあった。
  二人の距離は、少しづつ、離れていく。



 ⇒ 次へつづく  目次小 5藤孝との出会い 第19~29話 


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本能寺の変

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