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「さまざまな人の想いについて、寄り添いながら掘り起こす」そんなインタビューマガジンです。
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#インタビュー記事

優しさが流れるように。前編 劇団「水中ランナー」 座長 堀之内 良太 さん

優しさが流れるように。前編 劇団「水中ランナー」 座長 堀之内 良太 さん

最近、映画館へ足を運ぶことにハマりました。
ソーシャルディスタンスの観点から「隣に誰も座らない」ので快適であることも影響しているかもしれません。

自宅だと、ついつい家のことや、LINEのメッセージなどが気になって、物語に集中できないことがよくあります。それが一度、大きなスクリーンがある箱のなかに入ってしまうと、集中せざるをえない。あの空間、好きです。

そんな映画よりも、もっと「人」が間近に感じ

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大切に思えること。 前編 高野地 みかん農家 西田 佳奈美・昌平さんご家族

大切に思えること。 前編 高野地 みかん農家 西田 佳奈美・昌平さんご家族

高野地(たかのじ)。愛媛県の西に位置し、宇和海が一望できる標高約300 メートルの高地。愛媛県内のみかん生産量約46%を占める八幡浜市の中でも代表とされる名産地だ。※

そんな情報をもとに、私はみかん農業を営む、とある家族に会いに向かった。山登りをするように車でジグザクと上り、たどり着くと、「ここは、私がずっと住んできた国、日本なのか?」と思わざるを得なかった。とにかく気持ちがいい。空気が澄んでお

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あの時の想いを今、叶えに。コピーライター 阿部広太郎さん 前編

あの時の想いを今、叶えに。コピーライター 阿部広太郎さん 前編

「本を読む人が、減っている」。
と言われはじめ、ずいぶんと年月が経っているように思います。スマートフォンやSNSなどが、私たちのライフスタイルに大きく影響を与えていることが分かる一つの事象かもしれません。

2021年5月。一人のコピーライターが一冊の本を出版しました。「それ、勝手な決めつけかもよ?」というタイトル。

中を開くと、まるで詩集のよう。
短いセンテンスを通して、まるで「私だけに」語り

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忘れたくない、大事なこと。前編 一般社団法人 ティシュー 代表 田島 大資さん

忘れたくない、大事なこと。前編 一般社団法人 ティシュー 代表 田島 大資さん

何かを作って、世の中にリリースする。
小さなことから大きなことまで、
ゼロから、モノやサービスをつくる労力が以前に比べ、小さくなりました。

だからこそつくる責任、そして、使う責任を考えなければなりません。

自分が作ったもの、そして「使う」と自分が選んだものが、社会や環境へどんな影響を与えるのか。
私たちの行動のひとつひとつは、未来へと繋がっているのです。

そんなことについて、今一度考えるきっ

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年月が紡ぐ世界観。後編 bar RR 代表 大山 暁 さん

年月が紡ぐ世界観。後編 bar RR 代表 大山 暁 さん

トム・クルーズ主演の映画「カクテル」の華やかな世界観に憧れて、バーの世界に入った大山さん。その世界に入ってみると厳しい世界で想像とは違ったが、その独特の世界観に引き込まれていきました。そんな大山さんに、もう少しお話を聞いてみました。

前編はこちら

自分が生まれ育った街にこの世界観を、作りたかった。──独立してお店を始めた時、どんな気持ちで始めたのですか。

19歳でバーテンダーとして働き始めた

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みんなで、新しい時代へ。フリーランス教師 木野 雄介さん 前編

みんなで、新しい時代へ。フリーランス教師 木野 雄介さん 前編

縄文時代から、弥生時代へ。奈良時代から、平安時代へ。
新しい時代へ、世の中が変わる時には、ドラマがある。
歴史は繰り返す。だから、歴史から学びなさい。

聞いたことがある言葉だと、思います。
私は、学生時代、歴史の勉強が好きではありませんでした。

今回のインタビューをきっかけに、改めて日本史を勉強すると、人間ドラマの宝庫でした。楽しめたのはきっと、「暗記しよう」と思わなかったからかもしれません。

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言葉を越えて、伝わる想い。前編 Lomalia 伊藤 タケシさん

言葉を越えて、伝わる想い。前編 Lomalia 伊藤 タケシさん

動画版を今回制作しました。よろしければご覧ください。

コンプレックスのない人間はいない。

容姿、性格、生い立ち…。
さまざまなコンプレックスが、人々の中に無数に存在している。

もし、その中の一つが解消されたら?
今まで無理だと諦めていたものが、綺麗にスッとなくなったら?

それだけで人生が、以前とは違う色を纏って見えるのではないか。
人の人生を変える可能性が、美容の世界にはある。

「お客さ

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人の言葉を糧に、未来へ。前編〜株式会社RASHISA代表 岡本 翔さん。

人の言葉を糧に、未来へ。前編〜株式会社RASHISA代表 岡本 翔さん。

最近、誰かと本気で話しましたか?

自分のありのままの意見を、相手に伝える。
相手からも、ありのままの答えが返ってくる。
素直に、真っ直ぐに人と対峙する。

子ども時代には当たり前だったことが、大人になると、自分らしく偽りなく、ありのままに生きることは容易ではないですよね。

虐待問題に取り組むことを通して、皆が自分らしく生きることができる世の中をつくる。そんなビジョンを持った起業家に今回、お話を

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川の流れのように生きていきたい。着物のソムリエ 吉武 真衣さん〜後編

川の流れのように生きていきたい。着物のソムリエ 吉武 真衣さん〜後編

日本料理店で着物でサービスをするソムリエ。吉武 真衣さん。
「着物は、変身スーツ」とおっしゃる吉武さんのお話をもっと聞いてみました。前編はこちらです。↓

いつも自分の中に、山が一つ二つある。──吉武さんとお話をしていると、大自然の情景が頭に浮かんでくるんです。常に自然をイメージされているんですか?

 あー。いつも頭の中に自然がありますね。山が一つ二つくらい。笑。
実家が本当に山の中にある旅館な

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後編〜枠組みを越えた、世界へ。ICHINICHI 代表 吉柴 宏美さん

後編〜枠組みを越えた、世界へ。ICHINICHI 代表 吉柴 宏美さん

祖母が営んでいた美容院の建物を利用し、ホテルICHINICHIを2015年に創業した女性社長。

そんな吉柴さんに、お話を聞きました。前編はこちら↓

「女性である」ことの障壁。
──ICHINICHIの開業準備中に1人目のお子さんを妊娠。そこでお父さまに開業を反対されたと。

 女性が会社を立ち上げて、何か事業をやっていくにあたって、やっぱり「女性である」ということが、見えない障壁だったりして…

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前編〜枠組みを越えた、世界へ。ICHINICHI 代表 吉柴 宏美さん

前編〜枠組みを越えた、世界へ。ICHINICHI 代表 吉柴 宏美さん

昨年、仕事で一人でイスラム圏のアブダビに行った。

そこで、タクシーの運転手から
「なぜ、一人なんだ?夫は何をしているんだ?」と尋ねられた。
自分から既婚であることは伝えては、いない。

後に、「既婚女性が男性と密室で会うことはタブー」というイスラム教の教えから、結婚指輪を観察した上で聞かれていると分かった時、驚いたものだった。

日本では、女性が一人で好きな時に好きな場所へ行くことができる。

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後編〜続けることで、未来が見えてくる。イラストレーター もみじ真魚 さん

後編〜続けることで、未来が見えてくる。イラストレーター もみじ真魚 さん

美術大学を卒業後、漫画家としてデビュー。現在はイラストレーターとしても活動。SNSで毎日、「飯テロ」と称した新作イラストを発表し続けている。12月2日時点で毎日更新は600日となる。

そんな、続ける達人。もみじ真魚さんにお話を聞きました。
前編はこちら↓

孤独から生まれた毎日更新。──SNSの毎日更新を始めるきっかけは、どんなことだったのですか。

 色々と複合的な理由で始めたと思います。

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前編〜続けることで、未来が見えてくる。イラストレーター もみじ真魚 さん

前編〜続けることで、未来が見えてくる。イラストレーター もみじ真魚 さん

「続けること、毎日コツコツが何よりも大切だ」
子ども時代から、耳が痛くなるほど聞かされた言葉である。

だが、私は大人になった今、何一つ続けることが出来ていない。
筋トレ、ダイエット、英語の勉強…。
始めることができても、続けることが難しい。

365日休むことなく、毎日新作のイラストを発表し続けている
イラストレーターがいる。もみじ真魚さんだ。
今ではSNS上で、通算600日間更新が続いている。

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後編〜人と、人の想いを繋いでいく。TENT design 原田 夕樹さん

後編〜人と、人の想いを繋いでいく。TENT design 原田 夕樹さん

TENT designは、モックアップ(プロダクトの試作品模型)を制作するアトリエ株式会社のクリエイティブチーム。当時、社員だった原田さんが、2015年に立ち上げた。

そんな開拓者であるTENT designのクリエイティブ・ディレクター
原田 夕樹さんにお話を伺いました。

前編はこちら↓

素直でいることで、相手も素直になってくれる。
──お気に入りのデザインを見せてください!

 今のとこ

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