Imaginations File

さまざまな人の想いについて、寄り添いながら掘り起こします。 大島 有貴によるインタビューマガジンです。

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    「さまざまな人の想いについて、寄り添いながら掘り起こす」そんなインタビューマガジンです。

  • Conceptual dialogues

    概念について、みなで話す。対話型のインタビューマガジンです。

  • Client works

    企業や個人からの依頼に対して、「人やチームの想いに寄り添い、深掘り、的確に記事に落とし込む」そんなお仕事を心がけています。掲載許可をいただいたインタビュー記事を掲載しております。

最近の記事

お酒を創る人の想いを伝えるフリーペーパーterra(テッラ)創刊へ

こんにちは。大島 有貴です。 しばらく更新が止まっておりまして申し訳ありません。 実は、現在お酒を創る人の想いを伝えるフリーペーパーterra(テッラ)を編集長としてつくっております。創刊に向けてMakuakeクラウドファンディンングに挑戦中です。 以前、ワインのソムリエとしてレストランに立つ傍ら、国内のワイナリーを巡っていた時期がありました。その時に感じた「お酒を創る人はなぜこんなにも魅力的なのだろう?」という想いは、Imaginations Fileでさまざまな方の話

    • 優しさが流れるように。後編 劇団「水中ランナー」 座長 堀之内 良太 さん

      宮崎から東京に上京し、舞台の世界と出会った堀之内さん。気がつくとその世界に、のめり込んでいきますが、「もう、このままでは続けられない」と一旦は舞台役者を辞める覚悟をします。そして、「どうせ辞めるならば、好きなことを、好きな人としてから辞めよう」と劇団「水中ランナー」を旗揚げ。 そんな堀之内さんに今回公演した作品の話を中心に、もう少しお話をお聞きしました。 前編はこちら。 この続きは、ハッピーかもよ。──今回、「5秒ぐらい死んでもいいかなって思った事がある」(会期6/30〜

      • 優しさが流れるように。前編 劇団「水中ランナー」 座長 堀之内 良太 さん

        最近、映画館へ足を運ぶことにハマりました。 ソーシャルディスタンスの観点から「隣に誰も座らない」ので快適であることも影響しているかもしれません。 自宅だと、ついつい家のことや、LINEのメッセージなどが気になって、物語に集中できないことがよくあります。それが一度、大きなスクリーンがある箱のなかに入ってしまうと、集中せざるをえない。あの空間、好きです。 そんな映画よりも、もっと「人」が間近に感じられる舞台演劇。そんな舞台を作っている一人の座長に、お話をお伺いしました。 今

        • 大切に思えること。 後編 高野地 みかん農家 西田 佳奈美・昌平さんご家族

          今回、みかん農家を営むご家族のお話をお伺いに、愛媛県八幡浜市高野地へ出向きました。西田佳奈美・昌平さん夫妻は昨年、2020年9月にこの地で、みかん農家の3代目として生きていくことを決め、広島県から移住。 そんなご家族に今回、高野地を案内していただきました。現地に着いて、まず、佳奈美さんのお父さま坂本幸一さんから、みかん栽培についてお話を伺いました。その様子は前編で。 地域の人々が集う場所、 長谷小学校。畑を後にし、すぐ近くのマーマレード工房へ。この工房は2013年に閉校し

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        記事

          大切に思えること。 前編 高野地 みかん農家 西田 佳奈美・昌平さんご家族

          高野地(たかのじ)。愛媛県の西に位置し、宇和海が一望できる標高約300 メートルの高地。愛媛県内のみかん生産量約46%を占める八幡浜市の中でも代表とされる名産地だ。※ そんな情報をもとに、私はみかん農業を営む、とある家族に会いに向かった。山登りをするように車でジグザクと上り、たどり着くと、「ここは、私がずっと住んできた国、日本なのか?」と思わざるを得なかった。とにかく気持ちがいい。空気が澄んでおり、とくに光が綺麗なのだ。 ※愛媛県庁. 「平成30年温州みかん 収穫量市町別

          大切に思えること。 前編 高野地 みかん農家 西田 佳奈美・昌平さんご家族

          新たな素材を、みんなで共に。株式会社カミーノが、PAPLUS®(パプラス)を作るまで

          PAPLUS®(パプラス)は、植物由来成分99%以上の生分解性を有する新素材だ。 土に還るプラスチックであると同時に、製品を回収し、同じ製品にリサイクルするという、新たな循環を作り出す素材である。 そんな新たな循環を作り出していくPAPLUS®を開発した株式会社カミーノのお二人に、事業を始めた経緯を中心にお話をお聞きした。 株式会社 カミーノのお二人。設立者で代表取締役社長の深澤 幸一郎さん(写真 左)と、取締役の鍵本 政彦さん(写真 右)。 深澤さんは大学卒業後、外務省

          新たな素材を、みんなで共に。株式会社カミーノが、PAPLUS®(パプラス)を作るまで

          あの時の想いを今、叶えに。コピーライター 阿部広太郎さん 後編

          自分自身の中に引いてしまった線・枠組みを「解釈」の仕方で越えてほしい。そんな想いで幅広い活動をされているコピーライターの阿部広太郎さん。お話をもう少し、お聞きしました。 前編はこちら あの時、やり残したこと。───自分の中に引いてしまった線を越えるきっかけになってほしい、という想いから著書「それ、勝手を決めつけかもよ?」を執筆されたとお聞きしました。その想いを行動に変える阿部さんの原動力は、どこにあるのでしょうか。 僕の学生時代、決して華やかなものではありませんでした。

          あの時の想いを今、叶えに。コピーライター 阿部広太郎さん 後編

          あの時の想いを今、叶えに。コピーライター 阿部広太郎さん 前編

          「本を読む人が、減っている」。 と言われはじめ、ずいぶんと年月が経っているように思います。スマートフォンやSNSなどが、私たちのライフスタイルに大きく影響を与えていることが分かる一つの事象かもしれません。 2021年5月。一人のコピーライターが一冊の本を出版しました。「それ、勝手な決めつけかもよ?」というタイトル。 中を開くと、まるで詩集のよう。 短いセンテンスを通して、まるで「私だけに」語りかけるような文体で綴られています。その投げかけに、「自分」という枠に囚われている

          あの時の想いを今、叶えに。コピーライター 阿部広太郎さん 前編

          触れて、感じるデザインを。後編 shiwa glass制作ストーリー 株式会社キューイ

          「シワ」をテーマに、株式会社キューイのお二人が制作したshiwa glass。前編では、「生かされているんだ」と気付きを与えることのできる、ものづくりに至った経緯を中心に、お話をお聞きしました。その想いがshiwa glass制作へと繋がっています。 前編はこちら。 シワへの愛。────「生かされているんだ」ということを自然と感じてもらえる、ものづくりがしたいとshiwa glassを制作されたとのことですが、なぜ「シワ」をテーマに選んだのでしょうか。 浅海:シワって、

          触れて、感じるデザインを。後編 shiwa glass制作ストーリー 株式会社キューイ

          触れて、感じるデザインを。前編 shiwa glass制作ストーリー 株式会社キューイ

          シワをテーマにした「SHIWA LAB」プロジェクトの第一弾商品として、今回リリースされたshiwa glass。生きている象の美しいシワを型取ることで、象の触り心地を楽しめるグラスだ。その企画制作をしている株式会社キューイのお二人に、shiwa glassの制作ストーリー、そしてキューイとしての今後の展望を伺った。 株式会社キューイ アートディレクターの星毅さんと特殊造形アーティストの浅海 雅俊さんの二人から生まれたチーム。キューイ(Q.I)という会社名は「Quality

          触れて、感じるデザインを。前編 shiwa glass制作ストーリー 株式会社キューイ

          デザインという枠を、越えて 後編ー P.K.G.Tokyo × SDGs

          「このままでは、いかん」というマインドを持った3人が、「パッケージデザイン」という共通項を持って、集まったP.K.G.Tokyo。そんな3人が考える「サステナブル」について、もう少しお話を聞いてみました。 前編はこちら。 つくる責任として、 循環システムまで考える必要がある。──パッケージデザインという観点から、サステナブルに対して考えることはありますか。 天野:特に、SDGsの中の「つくる責任 つかう責任」に関しては、パッケージデザインに関わる僕たちは、考えなければな

          デザインという枠を、越えて 後編ー P.K.G.Tokyo × SDGs

          デザインという枠を、越えて 前編 ーP.K.G.Tokyo × SDGs

          本記事を第一弾として始まる、 対話型インタビューマガジン Conceptual dialogues 。 今回は、「サステナブル」について、 3人の「デザイナー」と対談を行いました。 サステナブル、持続可能な社会への実現に向けて、今私たちにできることは何なのか、を考える機会が増えてきたのではないでしょうか。 私たちがふだん、何気なく使ったり、消費したりしている様々なもの。 自動販売機で買うペットボトルの水やお茶、移動手段として利用する自転車や電車、自宅で使う炊飯器や電子レ

          デザインという枠を、越えて 前編 ーP.K.G.Tokyo × SDGs

          忘れたくない、大事なこと。後編 一般社団法人 ティシュー 代表 田島 大資さん

          動画を制作しました。よろしければご覧ください。 ゼロから創造的なものを作りたい、という自身の気持ちに気付き、様々な経験を積んできた田島さん。現在の、まちづくりを始めとしたイノベーションに関わる企画・プロデュースのお仕事について、さらにお話を聞いてみました。 前編はこちら 抽象的な概念を、どう伝えていくか。──現在は具体的にどのようなお仕事をされているのですか。  まちづくりをはじめとした、創造的な場所の構築を仕事にしています。そこには、日常的に歴史の勉強をしていること

          忘れたくない、大事なこと。後編 一般社団法人 ティシュー 代表 田島 大資さん

          忘れたくない、大事なこと。前編 一般社団法人 ティシュー 代表 田島 大資さん

          何かを作って、世の中にリリースする。 小さなことから大きなことまで、 ゼロから、モノやサービスをつくる労力が以前に比べ、小さくなりました。 だからこそつくる責任、そして、使う責任を考えなければなりません。 自分が作ったもの、そして「使う」と自分が選んだものが、社会や環境へどんな影響を与えるのか。 私たちの行動のひとつひとつは、未来へと繋がっているのです。 そんなことについて、今一度考えるきっかけになる、お話を伺うことができました。 今回、お話を聞いた田島 大資さん。

          忘れたくない、大事なこと。前編 一般社団法人 ティシュー 代表 田島 大資さん

          対話型インタビューマガジン Conceptual dialogues はじめます。

          こんにちは。大島 有貴です。 このたび、Conceptual dialogues をはじめます。 Conceptual dialogues は対話型のインタビューマガジンです。 概念について、数人のゲストを招き、対話を行います。  概念について、対話をする。 そのことが、私たちの未来をつくる上で、重要な役割を担うのではないか。その問いが、今まで、さまざまな人の想いを深掘るインタビューマガジン Imaginations Fileを続けていく中で、湧いてきました。 昨今、話題

          対話型インタビューマガジン Conceptual dialogues はじめます。

          年月が紡ぐ世界観。後編 bar RR 代表 大山 暁 さん

          トム・クルーズ主演の映画「カクテル」の華やかな世界観に憧れて、バーの世界に入った大山さん。その世界に入ってみると厳しい世界で想像とは違ったが、その独特の世界観に引き込まれていきました。そんな大山さんに、もう少しお話を聞いてみました。 前編はこちら 自分が生まれ育った街にこの世界観を、作りたかった。──独立してお店を始めた時、どんな気持ちで始めたのですか。 19歳でバーテンダーとして働き始めた時に、30歳までに、どんな状況であっても、お店を出すと決めていたんです。それまで

          年月が紡ぐ世界観。後編 bar RR 代表 大山 暁 さん