20240610〜0615 七十二候/ 腐草為蛍くされたるくさほたるとなる 昔のひとは、朽ち果てた草が川べりにたどり着き、その腐った草が蛍に生まれ変わったとみていたらしい。生まれ変わりを信じている世界ならでは。実際は腐った草は蛍を産み育てる養分になっている。腐敗と再生はセット。
七十二候で6/10~6/15頃は『腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)』 昔、蒸れて腐った草や竹の根が蛍になったと思われていたとか。 じめじめとした場所で人知れず腐ったものが、蛍となってはかなく明かりを灯す。 人はそれを眺める。 萩原朔太郎の詩を思い出した。