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表現再考:大暑


 二十四節気も大暑になりました。夏の時期の最後の節気と思っていたのですが、夏の土用になるんですね。


 大暑の七十二候は、本朝では、桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)大雨時行(たいうときどきにふる)ですが、宣明暦では、初候だけ違い、腐草為蛍、腐った草が蒸れて蛍となるです。

 宣明暦の七十二候は、変化をあらわすようなものが多いのですが、本朝の改変の際は、そういうものは入れ替えられています。

 どこか、感覚的に馴染まなかったのかもしれません。

 暦の上では、まもなく秋ですが、夏休みが始まりますね。

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