熊野詣は本宮・新宮・那智の三山を巡拝する、回数を重ねる事が重要である。熊野詣は、修験道の影響をうけた修行であるけど、女人の参詣を拒まない。修験者は熊野の山々の獣道を突き進む、精神力が大切だと大きな声を出す、近年では女性の参加者が増えているが重要な修験場を使えない矛盾が残っている。
天皇家も熊野詣を始めて行い、貴族の間に広まる、この参拝が社会的弱者である身体障害者にまで広まった理由は、沿道の人々が様々な形で援助したからである、また交通路や宿所の整備も良くされている。熊野は紀伊半島の南端に位置している、平安時代には歌人である和泉式部も熊野を訪れて、和歌を詠む。