水谷俊樹

作家・漫画原作者/1979年三重県尾鷲市生まれ。現在は執筆活動のほか、歴史ジャンルを中…

水谷俊樹

作家・漫画原作者/1979年三重県尾鷲市生まれ。現在は執筆活動のほか、歴史ジャンルを中心に漫画の企画や監修に携わっている。監修を担当する漫画作品に『太陽と月の鋼』(小学館)など。東京コミュニケーションアート専門学校講師。趣味の登山はあちこち寄り道しながら日本百名山にも挑戦中。

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「馬越峠」|伊勢と熊野のあいだで古の旅人を思う【熊野古道「伊勢路」を歩く】

中世の「紀伊路」、近世の「伊勢路」 いにしえより、よみがえりの聖地・熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社と那智山青岸渡寺)へと通じる道は、大きく分けて「紀伊路」(古くは紀路)と「伊勢路」の2つのルートがあった。 大阪方面から和歌山を経て熊野へ入る道が「紀伊路」で、三重県の伊勢方面から僕のふるさと尾鷲市を通って南下する道が「伊勢路」だ。 後白河法皇が編纂した歌謡集『梁塵秘抄』に今様歌が残るように、いずれのルートも平安時代中期には存在した。 とはいえ院政期、「

    • 【ビッコミ】『フールナイト』最新第9巻発売記念【8巻分無料】キャンペーン実施中!【お知らせ】

      安田佳澄先生の『フールナイト』(小学館) 9/30(月)に発売される【第9巻】所収、第79話「極楽浄土」の【監修】を担当しました。 現在【8巻分】が無料で読めるキャンペーン 実施中です。 キャンペーンは10/13(日)まで。 ぜひ、この機会にチェックしてください。 ※「『ビッコミ』に会員登録している方のみが無料で読める話、1日に無料で読める話数に限りがある範囲を含みます」とのことです。 ↓キャンペーンはこちらからどうぞ↓ 現在単行本は【第8集】まで発売中! 以上

      • 【ビッコミ】『太陽と月の鋼』最新第9巻発売記念【8巻分無料】キャンペーン実施中!【お知らせ】

        監修を担当している、松浦だるま先生の『太陽と月の鋼』(小学館) 9/30(月)に待望の最新単行本【第9巻】が発売されることを記念して、現在【8巻分】が無料で読めるキャンペーン 実施中です。 キャンペーンは10/13(日)まで。 ぜひ、この機会にチェックしてください。 ※「『ビッコミ』に会員登録している方のみが無料で読める話、1日に無料で読める話数に限りがある範囲を含みます」とのことです。 ↓キャンペーンはこちらからどうぞ↓ 現在単行本は【第8集】まで発売中! 以上

        • 『フールナイト』最新単行本【第9集】書影公開【お知らせ】

          安田佳澄先生の『フールナイト』(小学館) 先日、待望の単行本【第9集】の書影が公開になりました。 今月末9月30日頃発売予定です。 【第9集】所収、第79話「極楽浄土」の【監修】を時代考証家・歴史家の久山登氏とともに担当しました。 ぜひ、チェックしてください。 ↓第1話はこちらからどうぞ↓ 現在単行本は【第8集】まで発売中! 【プロフィール】 【仕事依頼】 以上

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        「馬越峠」|伊勢と熊野のあいだで古の旅人を思う【熊野古道「伊勢路」を歩く】

        • 【ビッコミ】『フールナイト』最新第9巻発売記念【8巻分無料】キャンペーン実施中!【お知らせ】

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          『太陽と月の鋼』最新単行本【第9集】書影公開【お知らせ】

          監修を担当している、松浦だるま先生の『太陽と月の鋼』(小学館) 待望の最新単行本【第9集】の書影が公開になりました。 今月末9月30日頃発売予定です。 ぜひ、チェックしてください。 『累』の松浦だるまが描く新たなる世界! ↓第1話はこちらからどうぞ↓ 現在単行本は【第8集】まで発売中! 以上 【プロフィール】 【仕事依頼】 以上

          『太陽と月の鋼』最新単行本【第9集】書影公開【お知らせ】

          「成就院」【鎌倉ぐらし/神社仏閣巡り】

          きっかけは 「コロナ断捨離」中に出てきた1冊のノート。 上京前、21歳のときに書いた人生の設計図。 その日は苦笑いしながら「捨てるモノ」箱に放り投げたけれど、ずっと心に引っかかっていた。 “40代で鎌倉ぐらし” あれから4年。 全然、20代の頃に思い描いた自分ではなかったけれど、ある日、ふと思いついた。 (今じゃないか?) これまで、どうしても迷ったときは「やらぬ後悔より、やって後悔」で「やる」ことを心がけてきた。 (迷ったときは一歩前へ) “思いつきと思いきり”

          「成就院」【鎌倉ぐらし/神社仏閣巡り】

          【中秋の名月】2024年は9月17日〜見えないなら見えないなりに遊興に耽る〜」【歴史にみる年中行事の過ごし方】

          旧暦8月15日の夜に見える月を「中秋の名月」という。 古代中国から伝わった月を愛でる風習が、どのようにして現在の形になったのか。 その歴史を振り返りたい。 目次 ・恋路を照らす道しるべ ・文人たちの遊びが「中秋節」に発展 ・杯や池の水面に映った月を楽しむ ・見えないなら見えないなりに ↓↓内容はこちらからどうぞ↓↓ 【マガジン】 以上 【プロフィール】 【仕事依頼】

          【中秋の名月】2024年は9月17日〜見えないなら見えないなりに遊興に耽る〜」【歴史にみる年中行事の過ごし方】

          鎌倉「本覚寺の百日紅」 【四季折々の花、草木】〈名所編 その47〉

          人は年齢を重ねるにつれて自然の奥深さに気づき、「花鳥風月」の順に興味を持つようになるのだとか。 いつからか、仕事の取材先や趣味の登山の目的地へ向かう途中に「○○の○○」と呼ばれる花や草木にまつわる名所を見つけると、立ち寄るようになった。 これまでSNSに投稿した全国各地の名所(画像)を、その時季に合わせて紹介していく。 四季折々の花、草木〈名所編〉 その47「本覚寺の百日紅(サルスベリ)」 【撮影日】 令和6年(2024)9月8日 【所在地】 神奈川県鎌倉市小町1

          鎌倉「本覚寺の百日紅」 【四季折々の花、草木】〈名所編 その47〉

          「祇園山からの眺め」【鎌倉ぐらし/日々雑感】

          きっかけは 「コロナ断捨離」中に出てきた1冊のノート。 上京前、21歳のときに書いた人生の設計図。 その日は苦笑いしながら「捨てるモノ」箱に放り投げたけれど、ずっと心に引っかかっていた。 “40代で鎌倉ぐらし” あれから4年。 全然、20代の頃に思い描いた自分ではなかったけれど、ある日、ふと思いついた。 (今じゃないか?) これまで、どうしても迷ったときは「やらぬ後悔より、やって後悔」で「やる」ことを心がけてきた。 (迷ったときは一歩前へ) “思いつきと思いきり”

          「祇園山からの眺め」【鎌倉ぐらし/日々雑感】

          「鎮守」【鎌倉ぐらし/日々雑感】

          きっかけは 「コロナ断捨離」中に出てきた1冊のノート。 上京前、21歳のときに書いた人生の設計図。 その日は苦笑いしながら「捨てるモノ」箱に放り投げたけれど、ずっと心に引っかかっていた。 “40代で鎌倉ぐらし” あれから4年。 全然、20代の頃に思い描いた自分ではなかったけれど、ある日、ふと思いついた。 (今じゃないか?) これまで、どうしても迷ったときは「やらぬ後悔より、やって後悔」で「やる」ことを心がけてきた。 (迷ったときは一歩前へ) “思いつきと思いきり”

          「鎮守」【鎌倉ぐらし/日々雑感】

          「気をつけねば」【鎌倉ぐらし/日々雑感】

          きっかけは 「コロナ断捨離」中に出てきた1冊のノート。 上京前、21歳のときに書いた人生の設計図。 その日は苦笑いしながら「捨てるモノ」箱に放り投げたけれど、ずっと心に引っかかっていた。 “40代で鎌倉ぐらし” あれから4年。 全然、20代の頃に思い描いた自分ではなかったけれど、ある日、ふと思いついた。 (今じゃないか?) これまで、どうしても迷ったときは「やらぬ後悔より、やって後悔」で「やる」ことを心がけてきた。 (迷ったときは一歩前へ) “思いつきと思いきり”

          「気をつけねば」【鎌倉ぐらし/日々雑感】

          「雄大積雲」(入道雲)

          「雄大積雲」(入道雲)

          【重陽】菊の花を楽しんだ9月9日の「重陽の節供」とは?【歴史にみる年中行事の過ごし方】

          「重陽」とは旧暦9月9日のことで、陽数(奇数)の最大値「9」が月と日に重なることから「重九」ともいった。 この「重九」の音が「長久」に通じることから縁起が良い日として喜ばれ、江戸時代には「五節供」の1つとして幕府の式日にも定められる。 「五節供」は明治5年(1872)12月の「明治の改暦」に伴い廃止されたものの、それぞれ旧暦の日付をそのまま新暦に引き継いで民間行事として残った。 「菊の節供」「栗の節供」とも呼ばれた「重陽」の行事から、その歴史を振り返りたい。 目次

          【重陽】菊の花を楽しんだ9月9日の「重陽の節供」とは?【歴史にみる年中行事の過ごし方】

          「雄大積雲」【鎌倉ぐらし/日々雑感】

          きっかけは 「コロナ断捨離」中に出てきた1冊のノート。 上京前、21歳のときに書いた人生の設計図。 その日は苦笑いしながら「捨てるモノ」箱に放り投げたけれど、ずっと心に引っかかっていた。 “40代で鎌倉ぐらし” あれから4年。 全然、20代の頃に思い描いた自分ではなかったけれど、ある日、ふと思いついた。 (今じゃないか?) これまで、どうしても迷ったときは「やらぬ後悔より、やって後悔」で「やる」ことを心がけてきた。 (迷ったときは一歩前へ) “思いつきと思いきり”

          「雄大積雲」【鎌倉ぐらし/日々雑感】

          「衣張山からの眺め」【鎌倉ぐらし/日々雑感】

          きっかけは 「コロナ断捨離」中に出てきた1冊のノート。 上京前、21歳のときに書いた人生の設計図。 その日は苦笑いしながら「捨てるモノ」箱に放り投げたけれど、ずっと心に引っかかっていた。 “40代で鎌倉ぐらし” あれから4年。 全然、20代の頃に思い描いた自分ではなかったけれど、ある日、ふと思いついた。 (今じゃないか?) これまで、どうしても迷ったときは「やらぬ後悔より、やって後悔」で「やる」ことを心がけてきた。 (迷ったときは一歩前へ) “思いつきと思いきり”

          「衣張山からの眺め」【鎌倉ぐらし/日々雑感】

          「杉本寺」【鎌倉ぐらし/神社仏閣巡り】

          きっかけは 「コロナ断捨離」中に出てきた1冊のノート。 上京前、21歳のときに書いた人生の設計図。 その日は苦笑いしながら「捨てるモノ」箱に放り投げたけれど、ずっと心に引っかかっていた。 “40代で鎌倉ぐらし” あれから4年。 全然、20代の頃に思い描いた自分ではなかったけれど、ある日、ふと思いついた。 (今じゃないか?) これまで、どうしても迷ったときは「やらぬ後悔より、やって後悔」で「やる」ことを心がけてきた。 (迷ったときは一歩前へ) “思いつきと思いきり”

          「杉本寺」【鎌倉ぐらし/神社仏閣巡り】