アーモンドアイとリバティアイランドの不定期万冊　第１回　張競『美女とは何か』

　良く出来たパロディー動画。 　アーモンドアイ「以前レギュラーメンバーだったインリンさんは台湾に帰国されましたので、新レギュラーさんをお迎えしました」 　リバティアイランド「はじめまして、リバティアイランドです。よろしくお願いします」 　アモアイ「さて、今日の本は何でしょうか？」 　リバティ「張競さんの著書『美女とは何か』（角川ソフィア文庫）です。この本は、明智紫苑さんが読むのにかなり時間がかかった本です。紫苑さんは齋藤孝さんの『３色ボールペン』方式でチェックをしながら読ん

ディープインパクトとオルフェーヴルの不定期万冊　第19回　永野護『フール・フォー・ザ・シティ』

【Hi-STANDARD - Stay Gold】 　イッパチ行こうぜ。 　ディープインパクト「オルちゃん、これは永野護さんの漫画家としてのデビュー作？」 　オルフェーヴル「はい、ディープ先輩。これぞ鬼才のライフワーク『ファイブスター物語』のスーパー前座、『フール・フォー・ザ・シティ』（KADOKAWA）です」 　楽毅「ロックミュージックをテーマにした未来SFなのだな」 　オルフェ「明智紫苑は、この隠れた傑作漫画が『歌謡曲』という言葉を否定的な意味合いで使っているのが気に入

ディープインパクトとオルフェーヴルの不定期万冊　第18回　安野光雅・半藤一利・中村愿『『史記』と日本人』

　オルフェーヴル「ヒンナヒンナ」 　劉邦「馬が〇ッキ貝なんて食うなよ」 　楽毅「劉邦君、悪意ある伏字はやめたまえ」 　ディープインパクト「オルちゃん、今回は何の本？」 　オルフェーヴル「はい、今回は『史記』をテーマにした対談集ですね。安野光雅さん、半藤一利さん、中村愿さんの御三方の鼎談本『『史記』と日本人』（平凡社）はズバリ、おじさんたちのボーイズトークです」 　曹操「『史記』をダシにしたボーイズトークか」 　楽毅「良くも悪くも永遠の少年だな」 　高杉晋作「楽さん、それって

『ファイブスター物語』では「調理器具を武器にするな」「武器を調理器具にするな」と怒っていた人たちがいるが、『ゴールデンカムイ』では土方歳三さんが何人も斬っている愛刀で鮭をチタタプしていたな…。

男神誕生 ―酒見賢一『童貞』―

　今回の記事は短編小説の感想である。その小説は酒見賢一氏の短編集『分解』（ちくま文庫）に収録されている『童貞』だが、これは表向きには夏の禹王をモデルにしている。しかし、私が思うに、主人公〈シャのシィのユウ〉は本質的に、バビロニアの男神マルドゥークの分身である。多分、冲方丁氏の『マルドゥック・スクランブル』のシェルや桐野夏生氏の『東京島』の森軍司は、そんなユウの「子孫」か「生まれ変わり」だろう。 　ユウは村の革命児だった年長の男が非業の死を遂げた事により、村を支配する女たちやそ

赤ずきん「ねぇ、おばあちゃん」 狼「何だい、赤ずきん？」 赤ずきん「どうして司馬遼太郎さんの田横さん（from『項羽と劉邦』）は、妖怪みたいな不細工なの？」 狼「それはね、T.H.ホワイト版ランスロットとにらめっこをするためなんだよ」

人力怪文書『オルフェーヴルの日記』第１話「不定期万冊」編

　サブちゃん。 【〇月〇日】 　今日、娘のラッキーライラックや息子のエポカドーロから空箱を送られた。俺は荀彧さんを通り越して、リア王になってしまった。 　これは、誰がコーディリア役になるか次第で、展開がガラリと変わってしまう。孝行娘メロディーレーンがコーディリア役ならハッピーエンドだろうが、ドラ息子ウシュバテソーロがコーディリア役なら、ほぼ確実に『えの素』的なバッドエンドになってしまう。 【〇月〇日】 　今日はディープインパクト先輩や楽毅先生と番組『ディープインパクトとオ

ディープインパクトとオルフェーヴルの不定期万冊　第17回　井波律子『裏切り者の中国史』

　オルフェーヴル「ウシュバ、お前はダートのオジュウだな」 　ディープインパクト「オルちゃん、今回の本は何？」 　オルフェーヴル「今回の本は井波律子さんの『裏切り者の中国史』（講談社選書メチエ）です。この本は、伍子胥さんと商鞅さんとその他の皆様について書いたものです」 　高杉晋作「オルフェ、そりゃ他の連中に対して失礼だろ」 　オルフェ「すみませんえん」 　ディープ「中国史の春秋時代の伍子胥さん、戦国時代の呉起さんや商鞅さんたち、前漢末の王莽さん、三国志の司馬懿さん、東晋の王敦

レインボーガール

　本来ならば８月辺りに転載する予定だった記事を忘れていましたので、今さらながら投稿させていただきます。失敬！ 　私の小説『ファウストの聖杯』並びに『Fortune』に登場するアスターティの親友、ルシール・ランスロット（Lucille Lara Lancelot）の画像である。衣装は、『ファウストの聖杯』の劇中劇ならぬ「劇中CM」などでアスターティが着ているのと同じボディコンチューブトップワンピースだが、色移りしやすい服なので、あまり着せられない。 　当記事の一連の画像は色々

ヴィヴィアンの秋

　久しぶりにまともな記事を投稿するのね。 　劉邦「ぷっ…（笑）」 　オルフェーヴル「まともな本の感想も書けよ」 　それはさておき。 　久しぶりに新しいキャラクタードールを製作した。彼女ならぬ「彼」の名前はヴィヴィアン・ローズ（Vivian Rose）、いわゆる「男の娘」で性自認はれっきとした男性である。そして、凛々しい顔立ちにふさわしく、一人称は「俺」である。 　彼はトランス女性ではなく、れっきとしたシス男性である。そして、れっきとした成人男性でもある（物語登場時は、ギリギ

ディープインパクトとオルフェーヴルの不定期万冊　第16回　塚本靑史『呉越舷舷』

　誰だよ、最初に仕掛けた輩は？ 　ディープインパクト「オルちゃん、また怪しい選択だね？」 　オルフェーヴル「今回の記事で扱うのは、塚本靑史さんの春秋時代小説『呉越舷舷』（集英社文庫）です」 　曹操「塚本節全開だな」 　オルフェ「うぷぷ…ご、伍子胥さんの濡れ場がありますね（笑）。ある意味、パリス・ヒルトンさんの（ピー！）動画以上の見ものですよ」 　曹操「塚本って、熟女趣味なのか？」 　オルフェ「いわゆる衆道ネタなら、塚本さんのデビュー作『霍去病』にもありますね」 　ディープ「

そういえば私は、暇空茜氏と石丸伸二氏を同一人物だと勘違いしていたし、石破茂氏と甘利明氏もたびたび混同していた。