【📕本の紹介#6】児童書大好き前編。神沢利子/あまんきみこ/柏葉幸子/佐藤さとるなど。今日は四人の日本人作家さん。
こちらは私の実家のベビーダンスの上の児童書コーナーである。
一般的な文芸書はもちろん好きであるが、私は特に児童書が好きなのである。
絵本作家になりたかったぐらい、ずっと児童書の作家を夢見てきた。
だが絵本というのはなかなか奥が深く難しい。
何度挑戦してみても、少ない文章と絵で物語るというのは難易度がとても高く挫折してしまう。
私の拙い技術と知識ではとてもじゃないが無理だと思った。
私には、好きな児童文学作家がたくさんいる。
多分、ここでは書ききれないほどにいると思う。
まず、 #あまんきみこ さんだ。
あまんきみこさんは私が敬愛する作家で、好きすぎて大学の卒論もあまんきみこさんをテーマにしたものを書いた。
国語の教科書で習う『白いぼうし』(車の色は空の色)
あの不思議でわくわくするお話と、爽やかな読後感があまんきみこさんならではなのだ。
あまんきみこさんでなければあの空気感を創り出すことは出来ない。
菜の花やモンシロチョウ、夏みかんなど、四季を感じる自然が出てくるのもあまんきみこさんならでは。
というか、私が好きな作家さんはこの四季の自然を感じられる描写を書く方が多い気がする。
次に #神沢利子 さん。
私がよくお話に出すくまの子ウーフの物語だ。
本当に大好き。
ウーフはおしっこでできてるかの話を以前書いたが
↓こちらの記事の、かなり下の方
ウーフが愛おしくてたまらない。
まぁ、私はクマが大好きなので、クマが主人公ってだけでちょっと他の動物よりも贔屓目に見てしまうのだが、それを差しおいてもウーフは格別に可愛い。
神沢利子さんの書く作品はいつだって温かい。
母の愛みたいなものを感じる作品が多い。
私は神沢利子さんの真似をしてウーフのような温かい物語を書いてみたかったのだ。
五年生の時に絵本を作ろうという授業があり、
ひつじのプーピーという主人公の話を書いたのだが
(なぜクマにしなかったんだろう)
文章の引き算が上手く出来ずに、絵本というより軽く小説のようになってしまった。
途中からは主人公であるひつじのプーピーの絵を描くことすら嫌になってきて、ひつじ恐怖症になった。
もはや手がひつじを描くことを拒否していた笑
文章量も多く、全ページカラーにしたので時間がかかり、クラスのなかで1番最後に終わった児童であった。
まだ救いだったのは、プーピーが羊のため白かったことである。塗らなくて済んだ。
何なら、服も着せなければよかった、、
(なぜかオーバーオールを着ていた)
だがプーピーにはうさぎとくまとネズミとリスの友達がいたため、これまた大変であった。
友達なんて二人までの設定にしておくべきだった。
しかもうさぎ以外はみんなオーバーオールを着ていた。
オーバーオール設定、なに?
#柏葉幸子 さんも大好きである。
あまんきみこさんの作品が小説になったような、そんな似た作品の雰囲気がある。
日常と隣り合わせで不思議な出来事が起こったり、不思議な世界に行ったりする、そんな話がワクワクするのだ。
私は、なぜかどうしても最初から異世界の話だと入りこめない。
その世界の文化や歴史的背景が分からないからだ。
異世界はきっとあるんだろうな、とは思うけれど(それはそれでヤバい大人なのだが)最初からその世界の話で始まると、通貨や文化、食生活など何も分からないまま進んで、頭の中でうまく思い描けないことがもどかしく感じてしまう。
だが、私たちが不思議な世界に入り込んでしまう、という話だと主人公目線でお話に入り込める。
例えばジブリだとしたら
となりのトトロや千と千尋の神隠し(などの人間が不思議な生き物と出会う、不思議な世界へ行ってしまう)は入り込める。
ラピュタやナウシカだと、(その世界の元からあるルールや文化が分からず)入り込めない。
こんな感じである。そもそも、私にジブリは難しすぎる。
ちなみにポニョに関してはなぜか、観ると具合が悪くなってしまう。なんでなんだろ?
そんな私がジブリで1番好きな作品は、『耳をすませば』である。
まぁ、原作者の柊あおいさんも好きだしね。
話がそれたが、次に #佐藤さとる さん。
コロボックル物語シリーズでお馴染みであるが、私は佐藤さとるさんの作品は特に短編集が大好きである。強くお勧めする。
やはり、あまんきみこさんと作風が似ているように感じる。
ちょっぴり不思議で、でもそんな世界がどこかにあるかもしれない、っていうワクワク感が楽しいのだ。
佐藤さとるさんの作品にも、チョウや菜の花などの生き物や植物が出てくる。
ページをめくるだけで四季を感じることのできる、一瞬でその季節にいけるような、そんな描写が素敵である。
私は好きな本を間違えて二度買ってしまうことがよくある。
昔の本を集めているためBOOKOFFなどで購入しているのだが、この写真を見ても森絵都さんのカラフルが2冊あるなぁと思った。
ちなみにカラフルは文庫も持っているので3冊所持していることになる。
本日は4名の作家さんを紹介したが、まだまだ語り足りないのでまた後日紹介出来たらと思う。
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