絶命したばかりの動物を撮る。 触れた脚はまだ温かかった。 撮った写真を見返しながら、感覚の記憶がまざまざと蘇る。 今の自分の心理状態に少し驚いている。 生きた野生動物を追っている時に劣らない、 いや別種ではあるが、それ以上の 撮影者としての強い実感がある。 今までにない感覚だ。