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写真を撮るには勇気がいる
2023年9月8日(金)朝の6:00になりました。
何がよくて、何がわるいのかは、撮ってみなくちゃ分からない。
どうも、高倉大希です。
写真を撮るには、勇気がいります。
その場に立ち止まる勇気です。
あの人は、なにを撮ろうとしているのだろう。
あの人は、なんであれを撮ろうと思ったのだろう。
まわりを歩く人から、こんなことを思われているのだろうなと想像します。
そんな想像をかき消し、勇気を出して、その場に立ち止まるというわけです。
たとえあなたが600万円くらいのカメラで撮っても、一流写真家がそこに置いてあった誰かのEOS Kissで撮る写真を超えることはないでしょう。それは「カメラの向きが逆」だからです。一流の写真家はどんなものを撮っても、それを撮った自分、を写しています。映している、とも言えるかな。
立ち止まっているときは、本棚を見られているような気持ちになります。
「こいつはこういうのが好きなのね」が、もろにバレている状況です。
とある男性の漫画家が「美少女を描きたくない」と言っていました。
自分の好みがあからさまに出て、恥ずかしくなるのだそうです。
べつにまわりの人たちは、気にしてなんかいやしません。
気にしていないことくらいわかってはいるけれど、やっぱり恥ずかしいのです。
もしその瞬間がぼくにとって貴重な瞬間なら、カメラに邪魔されたくない。その一瞬を大切に味わう。今を楽しむんだ。
自分が被写体になることが、むかしから苦手です。
だから自分も、できるだけ人にはカメラを向けません。
目に映る好きなものを見つけて、シャッターを切ります。
必要なのは、立ち止まる勇気だけです。
対象が人でなくても、撮られることは嫌だと思っているかもしれません。
きっとその代償として、恥ずかしさを感じるのだと思います。
真の発見の旅とは、新しい景色を探すことではない。新しい目で見ることなのだ。
カメラを持って歩こう。
そして、ちゃんと恥ずかしがろう。
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