バンブツは流転する。 ヒトモノコトは去来する。 この世に生を受けたからには しばし留まりやがて土に還る。 楽しい辛いは感受の営み 好き嫌いは心の働き。 それも自然の為せる業。 命は運び運ばれて あちこち寄り道しながらも 丁度いい所に辿り着く。 いつでもどこでもそれが最適。
心の軽さが原動力。 毎日いろんなことが起きるけど 受け止めたら受け流して溜め込まない。 すべては流れて行くのだから。 人も物も事も出会って別れて その繰り返しが続いてく。 ほら、樹々の緑もどんどん濃くなって 夏の準備を始めてる。 お日様の力を借りて 身も心もスッキリ晴れやかに。
苦難を乗り越えることより 辛さの中でしっかりと生きること。 良いこともそうでないことも 必要があって訪れる。 訪れたものはやがて去っていく。 それをどうこうすることはできない。 ただ中で見失うことなく生きる。 今ここで刹那刹那に息をする。
必要なものは 既に与えられている。 これから必要なものは 向こうからやって来る。 要らないものは過ぎ去っていく。 深追いすることはない。 人も物も去来する。 去っては訪れるの繰り返し。 この瞬間、全ては完全であり なおかつ変化し続ける。
出会いと別れはなりゆきに任せて。 人は去来する。物事は移り変わる。 悲しみも一時、喜びもまた同じ。
季節は巡り、人は去来する。 何もしない、と決めた端から、 いつのまにか何かを始めてる。 自然な営み、神の差配。