イエス・キリストが急に伝道を始めたとき、母マリアが人を遣わし止めようとした逸話がある。この時イエスは決然として「私の母、私の兄弟とは誰か」と言ったとのこと。この逸話は日本人的に不可解だったが、男性・父性原理の表れだと考えれば納得できる。平たく言えば、イエスは家族から自立したのだ。
儒教などをかりて世間なみにやれといっている浄土真宗内に権威ある道徳を求むるは無理であり、聖書こそ完全無欠なるものを与えてくれるのであった。 〜亀谷凌雲 佛教から基督へ より