浄土真宗本願寺派では近年、「伝える伝道」から「伝わる伝道」への転換が示されるようになりました。宗報2021年10月号にはこのように記されています。
以下、宗派が示した実例を紹介します。
インスタグラムによる伝わる伝道
インスタグラムでは、2020年8月より「伝わる伝道」の具体的取り組みの一つとしてスタートしました。当時の総長、総合研究所の所長、勧学和上方が先頭に立って実例を示しています。
メッセージポスターによる伝わる伝道
2020年、コロナウィルスの感染拡大に伴いメッセージポスターが発表されました。「新しい領解文」と類似する言葉が出てきます。
唱和推奨の文章による伝わる伝道
書籍による伝わる伝道
-番外-
実態把握調査(真宗教団連合)
「伝わる伝道」のキッカケにもなっている実態把握調査は、2017年と2018年の2回行われました。当時の真宗教団連合理事長は石上智康氏です。2018年の調査ではオリジナル設問に「浄土真宗の救いのよろこび」が調査されており、全8ページにわたって取り上げられています。その翌年に「浄土真宗の救いのよろこび」が「拝読 浄土真宗のみ教え」から削除されました。
この調査はどこが主導で行ったのか。なぜ本願寺派に限った設問に大きく紙面を割いたのか。実態を把握する以外の目的があったのではないか。いずれ調査委員会が設けられた折には、このあたりをしっかりと調査する必要があると思います。
伝わる伝道の研究と実践プロジェクトチーム
2021年より、ひきたよしあき氏がプロジェクトチームに参加
統括責任者は満井秀城氏