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「最高の休息法」を読んで 30 最後に。5日間休息プログラム
1日目 身体を休息させるレイジーデー
つまり「何もしない日」。
とにかくまず身体を休ませましょう。
出かけるにしても、自分の好きな場所に行くように。
「朝」
遅くまでたっぷり寝てOK。起きたらマインドフルネス呼吸法を10分しましょう。たった10分です。
「日中」
最低限の家事はしましょう。料理や掃除や洗濯などの時にムーブメント瞑想を。家事そのものが休息の機会となり、脳を成長させていきます。
「最高の休息法」を読んで 29 マインドフルに生きよう
この急成長を続ける社会において多くの人が気づき始めていることですが、組織や個人が成長していくのに必要なのは努力やがんばりだけではありません。
例えば、薪(たきぎ)を燃やし続ける為には、薪のあいだに空気が入る為の空間が欠かせません。その空間こそが人間にとっての休息だと考えてください。
現代人がこれまで追い求めてきたのは、お金を儲けたり、知識を身につけたり、個人の能力を高めたりするのに必要な成長の方
「最高の休息法」を読んで 28 マインドフルネスは優しくなる技術
マインドフルネスには、チームや組織の力を高める効果があります。
NBAの名監督や、多くの一流企業が取り入れてる理由のひとつもここにあると思われます。
チームや組織を動かすうえで、個人の自我が邪魔になることがあります。
マインドフルネスはそうした「自分が、自分が」という独りよがりな意識を抑えてセルフレスネス(滅私)の精神を育むのです。
これは自意識を司る後帯状皮質の活性を低下させることに由来します
「最高の休息法」を読んで 27 レジリエンス「回復力のある脳」
身体の状態は、自律神経やホルモンを介して身体に反映されます。脳の疲労蓄積がひどくなると、身体の一部にほてりや疲労感が生まれ、ひどい時には局所的な痛みが発生します。
マインドフルネスは、短期的な痛みの抑制だけでなく、痛みに対処できる脳構造をつくるうえでも有効です。
レジリエンスという言葉をご存知でしょうか?
もともとは変形した物質が元に戻ろうとする「復元力」を指す物理学の用語でしたが、ポジティブ
「最高の休息法」を読んで 25 偏桃体ハイジャックに対処する4ステップ
怒りは脳科学的に言えば「脳が自分を守るために発動させる緊急モード」。
ここでも、主役は以前にも登場している偏桃体です。
この原始的な「動物脳」は外部から過度の刺激を受けると脳全体を乗っ取って暴走を始めます。この偏桃体ハイジャックこそが怒りの正体です。
偏桃体の暴走時にはアドレナリンが大量に分泌されて思考活動が抑制されるため前後の見境が無くなることがあります。あとで振り返って「どうしてあんなに怒
「最高の休息法」を読んで 23 脳内のうるさいサルを追い出す
ベトナム出身の禅僧で、世界的なマインドフルネス指導者であるティク・ナット・ハンは南フランスにプラム・ヴィレッジというマインドフルネスの研修所をつくりました。そこで行われる研修プログラムには丸一日を休息の為だけに使うレイジーデイ(lazyDay=怠ける日)が設けられています。
何も予定をいれずに、各自が歩行瞑想や軽い読書をしたり、家族へ手紙を書いたりすることになっています。
週末に「思いっきり休む
「最高の休息法」を読んで 22 思考のループから脱したいとき「モンキーマインド解消法」
頭の中にさまざまな雑念が渦巻いている「モンキーマインド」の状態では、脳のエネルギーが膨大に浪費されどんどん疲労が蓄積し睡眠の質も下げてしまいます。
そんなときはまず雑念そのものに対する「認知」を変えましょう。
繰り返しやってくる思考に「名前」をつけるとループに陥りにくくなります。
ポイント
・「雑念=電車」、「自分=プラットホーム」のような認知行動療法的アプローチが有効
・「自分」と「自分の考
「最高の休息法」を読んで 20 ブリージングスペースとは
ストレスは脳内の現象ですが、慢性化すると身体に様々な影響を及ぼします。じんわりとした身体のだるさや肩こりのような症状から、激しい腹痛、胃腸の炎症までさまざまです。
ストレスによる身体への影響に気づき、それを脳(前頭葉と偏桃体の関係性)から改善していく方法があります。
前頭葉が抑え込めないくらい偏桃体が過剰に活動すると、交感神経に作用して激しい動悸や過呼吸などの身体症状が引き起こされます。これが