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#ミステリー小説が好き

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新着の記事一覧

「地雷グリコ」読了!

お立ち寄りいただきましてありがとうございます。 今回は「地雷グリコ」の読書感想です。。。 なるべくネタバレしない様にしますね。 この作品は本当に凄かった! 今まで読んだ小説の中でも、これほど楽しめた作品の記憶があまりないです。 「地雷グリコ」 このミス2025年度版で、圧倒的な大差で1位になっただけてはなく、各ミステリー賞を総なめにしていて8冠を達成したという、2024年を代表する作品です。 【あらすじ】 主人公は普段はマイペースな高校一年生「射守矢真兎」 しかし

三上延L08『ビブリア古書堂の事件手帖~扉子さんと不思議な客人たち~』

【短編・恋愛ミステリー小説】「ずっと一緒だよ」

※こちらの作品は流血表現がございます。 「ずっと一緒だよ」/  短編恋愛ミステリー小説 ● 第一章:約束の言葉

¥500

悠木シュンL01『海辺のカフェで謎解きを~マーフィーの恋の法則~』

三上延L07『ビブリア古書堂の事件手帖⑦~栞子さんと果てない舞台~』

『変な絵』を読んだので変な絵を載せてみる

こんにちは。 やりたいことは色々あるのに、なかなか上手く時間が取れない羽根宮です。 昨年は一月中に確定申告の準備は終わっていたはずなのに、今年はまだ完成していません。 まだ期限は全然あるのですが、気持ちが焦っています。 先日、雨穴さんの『変な絵』を読みました。 (Amazonアソシエイトに参加しています) この本はSNSでよく見かけて気になっていました。 図書館に予約していて、先日順番が来たので読みました。 読み始めれば一日で読めてしまうくらい、さらっと読めました。 絵

『ビブリア古書堂の事件手帖⑥~栞子さんと巡るさだめ~』三上延(メディアワークス文庫06:2014年12月25日)

コロネロ.Mの読書記録 7

アクロイド殺し アガサクリスティー作 皆さん、こんにちは。コロネロ.Mです。 寒さも落ち着いてきたのか、日中暖かい日も出てきましたね。 さて、今回ご紹介するのはアガサクリスティーの作品です。 私は、『オリエント急行殺人事件』、『そして誰もいなくなった』を学生時代読んだ事がありましたが、毎回結末に衝撃を受けていた覚えがあります。「えっそんなのありかよ!!」と言いながら、読んでいました。 そして….怖いのよ。特に『そして誰もいなくなった』は、夜トイレに入れなくなりくらい怖か

三上延L05『ビブリア古書堂の事件手帖⑤~栞子さんと繋がりの時~』

三上延L04『ビブリア古書堂の事件手帖④~栞子さんと二つの顔~』

「レモンと殺人鬼」読了!

お立ち寄りいただきましてありがとうございます。 読書感想いきます! 「レモンと殺人鬼」 今回はくわがきあゆ様の作品「レモンと殺人鬼」です。 2023年(第21回)の「このミス」で大賞・文庫グランプリを受賞されています。 受賞時の作品名は「レモンと手」でした。 【あらすじ】 文庫の背表紙から。 【感想】 面白かったです。 さすがの大賞受賞作。 ミステリーの制約として、物語の中に登場しない人物が犯人でしたとか、キーパーソンでしたというのは、読者を納得させるのはかなり

三上延L03『ビブリア古書堂の事件手帖➂~栞子さんと消えない絆~』

三上延L02『ビブリア古書堂の事件手帖②~栞子さんと謎めく日常生活~』

近藤史恵L『カナリヤは眠れない』

切実な願い、私はミステリが書きたいのである。

実は湊かなえさんのファンです。2ruです。 テレビで見ました、C線上のアリア。午前中にパラドックスライブの小説を買い終わった後に、ちらっとポップを見かけました。 介護ミステリだったのですね。初めて聞いたミステリジャンルです。表紙を詳しくは見ていないのですが、赤色の文字と濃い緑だったのでおしゃれ系のミステリかと。 お金に余裕があれば買おうかな。 イヤミス。その言葉を聞くたびに脳内で反芻する。 イヤミスというのは、後味の悪いミステリーってこと。 私自身はめちゃくちゃミステリーが

【第8回 読書会開催報告】ミステリー限定会2(25年1月19日(日))

▽はじめに 2025年1月19日(日)10時~第8回「Yokohamaゆったり読書会」~ミステリー限定企画2~を実施しました。今回も本当に読みたくなる本の紹介が多く、ミステリーはじめ脱線トークも含め楽しい時間となりました(^^)/(ご参加者の皆様ありがとうございました!)以下、開催報告になります。 ▽開催場所 今回も桜木町のレンタルスペースをお借りしました。桜木町駅徒歩1分でアクセスも良く、キレイな内装であったので、また利用したいと思っています('ω') ▽自己紹介・アイ

【おすすめ】知られていない短編ミステリの超傑作を紹介

読書好きというのは、基本的に人から本を薦められて読む、ということをしない。 それは、すでに興味のある本が積まれているからだ。あるいは、次に何の本を読もうかと本屋をぶらぶら歩くのが大きな楽しみだからだ。 いや、意地悪な見方をすると、読書好きは、人から「いいよ」と薦められると、そっぽを向きたくなるような天邪鬼なところがあるから、かもしれない。 とにかく読書好きは、人(特に見知らぬ人)からの本のおすすめをスルーしがちな傾向にあると思う。実際に僕がそうだ。だって不朽の名作と言わ

伊吹有喜L03『オムライス日和 BAR追分②』

読書【方舟】は”余韻”を楽しむ物語。最近、余韻に浸りましたか?

除夜の鐘つい先日、除夜の鐘を聞いたと思ったら、すでに2月ですよ。 もうすでに1ヶ月たちました、2025年。 50代になった私ですが、40歳を過ぎたあたりから、時間が加速度的に早くなっている気がしており、 「今年は猛暑だったなー」 と言ってるうちに年越しを迎え、光陰矢の如しを体感しております。 そして、「除夜の鐘」についてはこんなツイートも。 「除夜の鐘」とは、12月31日の大晦日の夜に、お寺の梵鐘をつく仏教行事の一つ。煩悩をはらう、と言われていますね。 除夜というのは

罠にかけられたことにも気付けない│読書感想「花束は毒」織守きょうや

この作品は、入口からは考えられない出口に導かれるミステリー。 全くネタバレを読まずに読んでいただくことを強くおすすめします。 核心には触れませんが、この先はストーリーに言及していますので ご了承ください。 _____________ 「結婚をやめろ」 突然、送られてきた脅迫状。 受け取った男は、何かを隠している。 過去の事件を紐解くとき、ある真実が浮かび上がる。 「花束は毒」  著者:織守きょうや 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2024/1/4) 発売日 ‏

江戸川乱歩賞受賞ミステリーおすすめ小説15選|新しい作家との出会いのきっかけに

推理作家への登竜門として知られている「江戸川乱歩賞」。1954年、江戸川乱歩の寄付を基金として、探偵小説を奨励するために制定された文学賞です。第一回の1955年から約70年もの間、さまざまな人気作家を輩出しています。 今回は、この「江戸川乱歩賞」を受賞した作品のうち、ここ20年ほどの特におすすめの作品を15作厳選してご紹介!次に読む一冊に、ぜひ、選んでみてくださいね♪ 『此の世の果ての殺人』荒木あかね【第68回】第68回江戸川乱歩賞受賞作。本作がデビュー作です。同賞の受賞

推理を楽しむ警察小説・短編集│読書感想「可燃物」米澤穂信

美しい文章、キレのあるセリフ、 緊張感に手を汗握り、すぐに次の文章を求めてしまう。 そして、鮮やかな結末。 これは、面白い。 最初の一編から、のめり込んだ。 ここで描かれるのは謎めいたトリックのみに留まらず、犯行に及んだ経緯や、関係者への聞き込み、警察内の争いなど、至るところに人間ドラマが滲む。 読み応えのある短編が5編。 終わってしまうのが勿体ないと思うような読書体験だった。 _________________  「可燃物」  著者:米澤穂信 出版社 ‏ : ‎

読みたい本

里見蘭L03『誘拐サーカス 大神兄弟探偵社③』

30分でミステリーを楽しむ│ドラマ感想「ノッキンオン・ロックドドア」

ノックの音だけで、それを鳴らした人物を言い当てる。 まるでホームズのような探偵が登場し、オープニングがはじまる。 どうやら、主役は男性二人。 バディもの?と思ったけれど、少し違う。 この2人はどちらも「探偵」らしい。 しかし、推理領域を 「不可能」トリック担当(How done it) 「不可解」動機担当(Why done it) と分担して、力を合わせて解決へ導くという。 探偵事務所の名前は 「ノッキンオン・ロックドドア」。 面白いのに、今まで全く知らなかったのが

里見蘭L02『暗殺者ソラ 大神兄弟探偵社②』

note創作大賞に触れる│読書感想「私の死体を探してください。」星月渉

「あ、これドラマ化してた話かな?」 そう思って手に取った作品は、note創作大賞2023を受賞していた。 沢山の作品が投稿されているnoteの中で、「この作品がトップです!」と言われるのは、どんな小説なのだろう。 完全なフィクションか、 経験をもとにしたリアリティのあるお話か、 すてきなメッセージを含むのか、 世の中に一石を投じるような鋭い指摘か。 いろいろな興味が湧き、ページを開く。 最初に登場したのは、ある小説家のブログだった。 「ミステリー作家の私から、皆さん

2024年12月読書記録&感想文(ネタバレあり)

先月は10冊でした 2024年も今月で最後なので何冊読めるでしょうか ①密室殺人ゲームマニアックス 歌野晶午 密室殺人ゲームシリーズ3作目 前作に引き続き別人なのかなーと思って読んでいたがまさか1人5役とは流石に驚いた 今までは内輪でやっていたゲームを全世界に配信するということは今のご時世らしい切り口だなーと思いました 3作読みましたがやはり1作目のオリジナルメンバーが好きですね 12/4読了 ②教会堂の殺人 周木律 今回はミステリーというよりも館を使ったデスゲ

里見蘭L01『大神兄弟探偵社』

天才数学者×謎の館=本格ミステリ|読書感想「眼球堂の殺人〜The Book〜」周木律

突然届いた招待状。 行き先は山奥の奇妙な建造物。 招かれたのは、各界の天才たち。 そこで、突然起きる殺人事件。 外へのドアは開かない。 クローズド・サークルの中で 犯人からの挑戦を解くことは出来るのか。 「これこれ。そうだよ。こういうのがいいんだよ…!」 心の中で、ミステリ好きの井之頭五郎(イメージ)が満足そうに微笑む。 導入から結末まで、まさに、こんなミステリが読みたかった!と言いたくなるような、「まっすぐに面白い本格ミステリ」がそこにあった。 ________

古泉迦十『崑崙奴』:幻想的な権威の限界

書評:古泉迦十『崑崙奴』(星海社フィクション) 結論からいうと、期待はずれだった。 本書の帯には次のように書かれている。 私は、ここで語られている『火蛾』を、24年前の刊行時に読んでおり、当時「第二の京極夏彦の登場か!?」とミステリ界を騒がせた作品として、私も相応の期待を持って読んだのだが、正直なところピンと来なかった。 『火蛾』は「イスラム神秘主義(スーフィズム)」を扱った、たしか「密室殺人」がモチーフの作品だったと記憶するが、なにしろ四半世紀も前に読んだきりだから

#286【くらたの本棚】表現人に読んでほしいアガサ・クリスティ『最後の降霊会』

今日もお読みくださってありがとうございます! 昨日の記事、レーティング「18歳以上」に判定されてしまったんですね。 びっくり。 どう考えても星野源の原文のせいだろ。 まあ星野源の原文は子どもに読ませたい内容ではないし(大人のわたしも読みたくないけど)、わたし自身もゾーニング大事だって文中に書いてますしね。 レーティングでいえば、昨日の3冊の中では『みいちゃんと山田さん』は比較的読みやすいと思います。あとの2冊は露骨な性描写重め。…って昨日の記事にも書き足しとこう。 さて、気

言葉の宝箱1441【もう変わりますよ。どうかしてる私たちが、自分のできるまっとうなことを一つする。それだけで、うんと変わる。すごく簡単】

・この歳で来年があるだろうか P7 ・人に話せるところまで来られた P45 ・いいわねえ。 したいことがはっきりしていて、才能もあって、がんばれるって(略) そういう人は、ほーんの、ひと握りなの P54 ・私にも、消せない過去、あるし P56 ・故障のない高齢者などいはしない P96 ・もう変わりますよ。 どうかしてる私たちが、自分のできるまっとうなことを一つする。 それだけで、うんと変わる。 すごく簡単 P102 ・古いことならするっと出てくるのに、 つい今し方

簡単おさらい「ミステリ『館シリーズ』って? ~ 第2弾 Huluドラマ化・製作決定! ~」

 こんにちわ! 「Book Cover」会長・荒谷 朗です!  歯医者さんの定期検診で「左下の2ばんめと3ばんめの間があやしいですねえ…」と言われてしまいました。ちゃんと磨いてるつもりなんだけどなあ…。  みなさんはどうぞ人生の早いうちから歯医者さん通いを!  さてお正月に地上波で、昨年 配信のHuluドラマ『十角館の殺人』がやってておおっ!?と思ったけど観るもの多くてさらっとだけ観ました。 そのときにこんなCMが! (『十角館の殺人』は)配信スタートから一週間で Hu

クイズプレイヤーの頭の中|読書感想 「君のクイズ」小川哲

プロの視点や考え方を知ることは面白い。 外から見るだけではわからない努力や、選手同士でしかわからない細かな注意点を知ることで、競技を見るのも面白くなる。 そんな風に感じる方へ、おすすめしたい本がある。 _________________ 「君のクイズ」 小川哲 出版社 ‏ : ‎ 朝日新聞出版 (2022/10/7) 発売日 ‏ : ‎ 2022/10/7 言語 ‏ : ‎ 日本語 単行本 ‏ : ‎ 192ページ ✒クイズ、トッププレイヤーの思考、テレビ番

2024年に発売した話題のミステリー小説おすすめ30選|若手からベテランまで勢ぞろい!

2025年が始まりました。 昨年もたくさんの傑作ミステリー小説が発売されました。そんな中でも特に話題となったミステリー小説を30冊厳選してピックアップ!まだ読んでいなかった、という本がないかどうかチェックしてみてくださいね。 『少女には向かない完全犯罪』方丈 貴恵『バーニング・ダンサー』阿津川 辰海『檜垣澤家の炎上』永嶋 恵美

後味悪いのに心惹かれるミステリー!イヤミスおすすめ小説15選

読後に心がざわつき、忘れられない感覚を与える「イヤミス」は、近年ますます人気が高まっています。今回は、そんなイヤミスの人気小説を15作品厳選してご紹介します。 心を揺さぶるイヤミスの世界を楽しんでみてくださいね♪ 『告白』湊かなえ第一章「聖職者」が小説推理新人賞を受賞した、湊かなえさんのデビュー作であり、イヤミスの代表作のひとつです。2008年度「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、「のミステリーがすごい!」第4位、2009年には本屋大賞受賞しています。 最後まで救い

ミステリの「順番」を侮る勿れ

※ノウハウ記事ではありません。雑感です。サラっとお読みください。 🎍明けましておめでとうございます もう1月も3日になってしまいました。 年末からずっと「あと〇日で連休が終わる!」と夫婦でカウントして叫んでいます。 今朝、なかなか起きようとしない夫に 「早く起きないと一日が短くなるよ!」 と申したところ 「一日はいつでも24時間だよ。ぷぷぷ」 と布団の中で笑われました。 今日、何がなんでもヤツの時間を1時間減らしてやりたいので、良い案があったら教えてください。 #できれば

猫のいない庭10

第十三話『疑惑』 私は確信に変わるかもわからない疑惑を抱えたままインターネットや近所の方に聞いた情報で山本さんについて調べてみた。無論本人には怪しまれていると思う。あんなにしつこく家に行ったのだから。調べた結果、某電化製品会社の社長をしていたことが分かった。もうご高齢なので会長なのだとか。東京にかつては居たらしいがその頃の記事が少しだけ残っていた。有名会社の会長だからなのか記事は消させたのか?、、あまり残っていなかった。ただ一つSNSに残っている情報だった。それがこちらであ

¥350

【書きたいテーマを探してみよう(読書編)】ミステリー小説が好き

「幽霊たち」(新潮文庫)ポール・オースター(著)柴田元幸(訳) ■発見(気づき) 現代アメリカ文学を代表する作家の一人として、忘れてはならないのが、ポール・オースターですね。 彼の名を不動のものにしたのが、85年から86年にかけて発表され、反響を呼んだ 「ニューヨーク三部作(「シティ・オブ・グラス」「幽霊たち」「鍵のかかった部屋」)」 でした。 その中の短篇が『幽霊たち(原題:Ghosts)』。 本書は、単調ながら、どこか謎めいた戯曲のような小説です。 また、

あまり小説が読めなかった2024年

2024年は今までになく本が読めなかったと思っていたけど、それでも10冊以上は読んでいたようだった。しかし大概がビジネス書で、しかも会社の上司から読むように言われたものだったから、「読書」というより「仕事」と思っていた感じがある。 読書をするからには「自由」でありたいと思っている。「自由」に本を選んで「自由」に読み進め、「自由」に解釈をする。だからなのか、読めと言われてビジネス書を読んだが、あまり読書をした気にならなかったようだ。 とはいえ、自発的に読んだビジネス書もあっ

友井羊L03『放課後レシピで謎解きを ~うつむきがちな探偵と駆け抜ける少女の秘密~』

友井羊L02『スイーツレシピで謎解きを ~推理が言えない少女と保健室の眠り姫~』

言葉の宝箱1416【壊れてしまえば、幸福だった日々の記憶すら、心を苛む。まるで、どんなにきれいなガラス細工でも割れてしまえばただの刃物になるように】

・人は自分で『自由じゃない』と思っているうちは、 自由にはなれないんだよ P68 ・壊れてしまえば、幸福だった日々の記憶すら、心を苛む。 まるで、どんなにきれいなガラス細工でも 割れてしまえばただの刃物になるように P172 ・探してほしくて姿を消す人はいますよ P182 ・秘密があって真似できないのなら、まだあきらめがつくけど、 全部教えてもらったのに再現できないのは、とても悔しいですよ。 自信喪失します P186 ・大事なのは伝えようとする気持ちだ P224 ・

湊かなえおすすめ小説15選!イヤミスの女王が描く名作・傑作選

「イヤミスの女王」とも呼ばれる湊かなえさんの魅力的な小説を、15選でご紹介します。 人間心理を鋭く描き出し、ゾクゾクする展開で多くの読者を魅了してきた湊かなえ作品。代表作である『告白』をはじめ、映画やドラマ化された話題作や隠れた名作まで網羅しました。 次の読書の一冊に、湊かなえさんの小説を選んでみませんか? 『告白』湊かなえさんのデビュー作にして、代表作とも言える『告白』。 2008年度「週刊文春ミステリーベスト10 」第1位、2008年度このミステリーがすごい!第4位

堂場瞬一L01『under the bridge』

言葉の宝箱1414【話すことができなければ、仲直りもできない】

・絶対に手が届かないとわかっているからこそ、 夢中になれるのかもしれないぞ P49 ・料理が下手なのは仕方がないけれど、 きちんと手をかけて下ごしらえをしないのは、愛情がないから P74 ・人は楽しむためにも食べるが、生きるためにも食べる P81 ・妄想って、なんなんですか? 推理と言ってくださいよ P128 ・話すことができなければ、仲直りもできない P133 ・いくら話しても、 聞いているふりをして聞いていない人には伝わらない。自分が今まで伝わっていると思ってい

2024年、読んでよかった本「方舟」

今年も残り10日。 あちこちで2024年の総合ランキングが発表されている。 毎年楽しみにしているけれど、実は昔から、 自分が好きな本や映画をランキングにするのが苦手だ。 見るのは好きなのに、自分で決めるとなると 「この作品と、こっちは、比べられない軸の上にある」みたいな感覚になってしまう。 そして「おすすめ」も難しいと感じている。 それは、この記事でも書いている。 でも、せっかくだから年末らしい記事が書きたい。 TOP3とか、やりたい! そこで「読んで面白かった本」

2024年11月読書記録&感想文(ネタバレあり)

先月は15冊とかなり読書の秋を満喫したので今月も楽しみたいと思っている ①ロートレック荘事件 筒井康隆 登場人物が誰が誰なのか どの人物が今喋ってるのか把握しづらく読みにくかった だが、それがトリックのミソだったというのは面白い仕掛け ところどころ挟まれるポスターは本編にあまり関係はなかったが美術鑑賞するのは好きなのでいろんなポスターがカラーで見れたのは嬉しい 11/4読了 ②眼球堂の殺人 周木律 気になってた作品を読みました やはり館ものクローズドサークルも

他人の才能とその背後にあるもの

他人の才能を目の当たりにするたびに、私は無意識にその背後にある理由を探してしまう。年下の子が才能を発揮していると、どうしても「まだ若いからこれからもっと伸びるだろうし、きっと自然にその能力も開花するんだろうな」とか、年上の人が素晴らしい結果を出していると、「経験が豊富だから、年齢的にもそのくらいの実力はあって当然」と、無意識に年齢や才能でその人を評価してしまう自分がいる。その瞬間に、私はその人がどれだけの時間や努力をかけてその場所に辿り着いたのかを、つい考えずに済ませてしまっ