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個人的な感想に過ぎない。けれど、もし参考になるなら。ネタバレは基本しないで書こうと思う。けれど、たまには少しバラすかも。
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感染映画5選

感染映画5選

コロナ自粛で自宅にこもっている人も多いと思う。私もその一人。引きこもりで感染関連映画を立て続けに見たので、独断と偏見の映画評を少し。  一部ネタバレも含むので、ネタバレがイヤな方は星ぐらいで読み飛ばしてもらえれば。

コンテイジョン(2011年アメリカ)

 感染リアリティ ★★★★★
 エンタメ性   ★★☆
 ストーリー   ★★★★☆
 スッキリ感   ★★★☆
 今見るとヤバい度 ★★★★

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2024読んだ本(4-9月)

2024読んだ本(4-9月)

異動で本を読む時間が取れず、ストレスフルな上期。もっと読みたいな。もっと本に耽っていたいな。

すごい左利き/加藤俊徳

何とも不思議な読後感。このコメントも左手でフリックで書いているが、脳への刺激という観点であらためて思うと、面白い。右でやることを増やしていくのは良いらしいので(昔やったときはイライラして続かなかった)、やってみよう。左利きのピンチは人生のチャンス、らしい。なんだか不思議な感じ。

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2024読んだ本(1-3月)

2024読んだ本(1-3月)

悪魔の飽食/森村誠一

怖いホラー映画より怖い。途中読みながら、本を置いたときもしばしば。感情的でない淡々とした筆致ゆえ、そのリアリティが伝わってくる。取材力はもちろんすごいが、そのリアリティの伝え方。「加害者の記録」として、重要な著書。3部作だが次読むのに勇気いる。

未完成 大作曲家たちの「謎」を読み解く/中川右介

資料的に読み始めたが引き込まれた。筆致も文体もよい。「クラシックジャーナル」

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楽しんだもん勝ち -関西シティフィル76回定期レポ

楽しんだもん勝ち -関西シティフィル76回定期レポ

いつものように、演奏会が終わった。
ただただ、楽しみたい一心だった。
もちろん、人間だから、いろいろある。
ゴギ先生も仰ってた。
「プロもアマも関係ない。人間が創り上げるものだから。」

今回の定期シーズンは、いろいろあった。
詳細は書かないが、人間関係と演奏技術というアマオケでは必ずといっていいほど起き得るテーマ。その両方でいろいろあった。
アマチュア音楽活動において私の考えの原点は、「残ったも

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「マエストロ: その音楽と愛と」評 -レニーは偉大だ!

「マエストロ: その音楽と愛と」評 -レニーは偉大だ!

最近映画評などを書いていない。何ならnoteすら書いていないが、書きたい衝動を抑えられず。

最初から、名作の兆し。白黒映像やヨゴシや当時の服装、髪型、タバコ。タバコの文化。指揮台で平然とタバコを吸えた時代。今やったら出禁だね。タバコがひとつのアイコンなのか。時代を象徴、女性の時代の変遷も。

映画のネタバレはしないが、クラシック好きなら絶対に楽しめる内容。音楽絡みでいえば個人的にはマーラー2番の

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2023読んだ本(10-12月)

2023読んだ本(10-12月)

明けましておめでとうございます!
昨年は体調も悪く、ペースが落ちました。
なんだろう、体調だけじゃなく、コロナが明けていろんな活動が活発になったのが影響したのかなと思います。本はいつも読んでます。
まーペースとかノルマがどうこうより、読書というライフワークを楽しみたいです。

我が闘争/堀江貴文

煽情的なタイトルにもかかわらず、いつものホリエモン節に比べれば異色の本。とても丁寧に、ご自身の過去を

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2023読んだ本(7-9月)

2023読んだ本(7-9月)

いつも通り、忙しくて本を読む時間をあまり確保できなかった。もう少し、モチベーションを高めていこうと思う。9月は上期末にもかかわらず尻上がりでヨシ。読書の秋に突入、さあたくさん読むぞー

最大化の超習慣 「堀江式」完全無欠の仕事術/堀江貴文

読み出したら止まらない。煽る、煽る、煽る。内容も濃く、全てを実践したくなる。全てどころか一部しかできないが。今の私には、ストレスを溜めないための方法論をまずは

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今日思ったこと

今日思ったこと

小泉悠著「ウクライナ戦争」を読了。いろいろ思うところあり。私は、やはりマクロが好きらしい。でも、ミクロはグッとくる。いやはや、何とも。

ミクロもマクロも、どっちも大事だと思う。どちらかに振れてもダメだし、どっちつかずもダメだと思う。上手く言えないけど、左右大小問わず、物事を捉えることが、大事だと思う。

慮るならば、著者の家族のことを思ってしまう。その上でのあの著作を書ける凄まじさ。その凄まじさ

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2023年読んだ本(1-3月)

2023年読んだ本(1-3月)

クリストファー男娼窟/草間彌生

意識とか認識から遠く離れたものをぶつけられたような衝撃、いやたしかに言葉が踊ってはいるのだが、その字面が直ぐには入ってこない。なのに、引き込まれる。心のどこかにある「拒絶」や「違和感」が首をもたげてくる。いかに囚われているかを、分からしめてくれる見事な本。

好きなようにしてください/楠木建

めちゃくちゃ面白かった。楠木節さく裂!これだけ同じフレーズを多用(とい

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小澤征爾音楽塾ラ・ボエームを観て聴いて

小澤征爾音楽塾ラ・ボエームを観て聴いて

そうだ、京都へ行こう笑

という訳で、19日の日曜日は京都まで行って観劇。観劇に感激!といいたいところだが、相応の感動と満足感と、いささかの物足りなさを感じつつ帰宅。

小澤征爾音楽塾のラ・ボエーム。錚々たるソリスト陣を若いオーケストラが支える。演出も美術も一流、値段も一流。会場はほぼ満席。いや、4階席は空席もチラホラ。

純粋にオペラを楽しみたい、自分の生活の音楽の糧にしたい、という意味でチケッ

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2022読んだ本(下半期)

2022読んだ本(下半期)

月3-4冊ペースで進んでいたが、結果最後に息切れ。12月は忙しかったです。それでも、読書に耽る時間は随分と確保できた。もっとたくさん、いろんな本を読みたいな。

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?/フィリップ・K・ディック

アニメ「PSYCHO-PASS」の影響。SF小説久しぶりで、新鮮。アンドロイドという存在を通じて、人間らしさを問う。感情移入。約50年前の小説とは思えない、人間洞察の深さ。映

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クロアチア戦を見て思うこと

クロアチア戦を見て思うこと

感動に感謝。余韻にずっと浸っている。

PKの立候補がどうだとか、外したのが誰だとか、120分で決めきれなかった決定力とか、そんなことは誰よりも代表選手やスタッフが一番良く分かっているはず。もうそういう話は、いらない。

ひとつだけどうしても言いたいのは、前田大然がゴールを決めたこと。これには、本当におめでとうと言いたい。スキンヘッドの風貌のせいかあまり触れられないが、本当に輝いていた。献身的なハ

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スペイン戦を見て思うこと

スペイン戦を見て思うこと

7分、長かった。ブラボー!ブラボー!!ブラボー!!!

珍しく早起きして、最初からしっかり見た。出張中なのでテレビとAbemaと同時視聴していた。ディレイがあるのが面白い。Abemaが20秒ほど遅いが、それも面白い。解説は本田圭佑さんの勝ちかな。今度また見よう。

戦術的なことは、専門の人がいろいろ言っているので、そちらの方が絶対面白い。私は戸田さんとか闘莉王さんとかのが面白いなと思った。松木さん

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ドイツ戦を観て思うこと

ドイツ戦を観て思うこと

まずはじめに、ABEMAさんに大感謝を伝えたい。ワールドカップ放映権獲得していただいて、そして全試合無料放送という太っ腹神対応していただいて、本当にありがとうございます。

ウマ娘のおかげ、という声もあるが、それよりも何よりもサイバーエージェントの藤田社長の大英断なのでは。素晴らしい。ITがメディアも取っていく、大きな流れは変わらない。朝日もそのうち、サイバーエージェント傘下になるのか(笑)

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