見出し画像

知られざる玄米の魅力

こんにちは!
アトピー改善アドバイザーのちーちゃんです。

今日は
知られざる玄米の魅力
をテーマにお話ししていきます。

玄米の栄養価の高さは誰もがご存知のはず。
しかし、玄米を取り入れているご家庭や料理店は意外にも少ないのです。

そのまま炊くと消化されにくいと感じる方もいらっしゃったり、
白米より硬めの食感を嫌う方、白米ほどの甘みを感じないから好みでないと仰る方もいらっしゃいます。

気づけば、私の成長過程では、
雑穀米や麦ごはんは食べたことがあったのですが、
実家や祖父母宅、レストラン、学校給食で玄米というものを一度も食べたことがありませんでした。

玄米がなぜそんなに良いのか
これを知らない方はきっと多いように思います。

現時点では、白米と比べたら否定的なイメージを持っていらっしゃる方もいらっしゃるかと思いますが、そんな方にこそなぜそんなに玄米が魅力的すぎるのか知っていただきたいのです。

今回は、琉球大学医学部の益崎裕章教授による玄米と脳科学の研究結果及び見解をエビデンスとして、ご説明していきます。

玄米にあって白米にないもの

皆さんは、玄米と白米はどのように違うかご存知でしょうか。

玄米とは、精白する前の米ぬかである胚芽とぬか層が残っている状態を言います。
※白米の部分は、胚乳と言います。

引用 Food for well-being かわしま屋
玄米の栄養成分と効果効能・白米との違い【管理栄養士監修】

下記に示す、白米と玄米に含まれる栄養成分の比較表をご覧ください。
白い棒グラフが白米、グレーの棒グラフは玄米、白米を相対値1としたときの玄米の値を栄養成分ごとに示しています。

引用 毎日新聞北海道支社
脳で働く玄米成分のパワー 5p

胚芽とぬか層の有無で、
これほどまでに栄養成分が異なります。

現代人に多いと言われているマグネシウム不足は、国民病の一つでもある糖尿病を引き起こしますし、
慢性病にもなりやすい発疹や疲労、不眠、錯乱などは、精神面も関わる不調は、ナイアシンが不足している兆候です。

脂っこい食事が脳をキズつける

ジャンクフード、スナック菓子など身体に悪いのは解っていてもなかなかやめられない方は多いはず。

別の記事でも、アトピーやアレルギー、あらゆる体質改善には、特に乳製品と小麦を控えるべきだというお話をしましたが、
中には、解ってはいるが、どうしてもやめられないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

これは、意思が弱いからやめられないのではありません。脳が中毒状態に陥っているためなのです。

実際にネズミに動物性脂肪を食べさせ、経過観察した実験結果があります。
その後、ネズミは動きを止め、ますます太って血糖値が上がっていくのです。
これは人間でも同様に起こります。

脳の中毒状態、実際には何が起こっているのかと言うと、
見えないからご自身では分かりませんが、脳内で炎症が起こり、神経細胞がキズつけられてしまうのです。それが1週間くらい続くと、慢性的な炎症となり、いわゆる中毒状態になるのです。

脂っこい食事の誘惑に勝つ玄米

益崎教授には、玄米の効果を測るためにメタボの中年男性を実験代表として得た結果があるようです。

玄米を食べているときは、体重が減り、血糖値も下がり、しまいには脂っこいものの好みが和らぐ
・玄米→白米に戻すと、上記の数値と傾向は元通りになってしまった

上記結果の考察として、
・玄米には食べものの好みや食行動に関する物質*が含まれている
・玄米は
単発で食べるのではなく、毎日食べ続けることで効果を発揮する
ということがわかります。

この特有の物質は、γ-オリザノールと言い、
玄米にしかない物質で、
脳に集積し、摂取後8時間そこで作用を発揮するのです。

玄米で喜びを噛み締める

益崎教授を含む研究により、玄米のγ-オリザノールは、ドーパミンの受容体の遺伝子発現に効果があることが分かりました。

つまり、玄米を食べると、
食事による喜び、満足感を受け取りやすい脳になると言うことだそうです。
それゆえ、過食や中毒性のある動物性の脂っこい食事への依存が解かれていくのです。

食事に限ったことではなく、
普段からマイナス思考の方、
うつなど気分が落ち込みやすい方、
アトピーなど深層心理でストレスや出しきれない思いがある方
も、効果があるのではないでしょうか。

自分で制御するにも制御できない、
それはγ-オリザノールにより脳に直接アプローチしてもらう他ありません。

その他にも、
化粧品に頼らず肌艶が良くなったり
便通改善になったり(腸内環境を整えてくれたり)、
アトピーやアレルギー疾患が改善されたり
という報告も上がっているようです。

まずは、白米ベースで少し玄米混ぜて炊いてみる、そしてそれを毎日続けることから始めてみませんか?

慣れてきたら、玄米の比率を上げていったり、小豆と塩を混ぜて寝かせた発酵玄米にしてみたり、工夫をすることで、より脳や身体に優しい食生活の基盤を作ることができますよ!

私は大学進学で実家を出てから、玄米生活を始めてみて、白米より快便だなと感じていますし、
最近は発酵玄米の美味しさに目覚め、自宅で発酵玄米作りにチャレンジしてみたりしています。

皆さんの暮らしが快適で笑顔に満ちたものになりますように♡


いいなと思ったら応援しよう!