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日常エッセイ

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日々を生きる中で感じたことなど
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私という親を支えてくれる「やさいパン」

私という親を支えてくれる「やさいパン」

子育ての悩みは各家庭で星の数ほどあろうが、中でも食に関する悩みは多くの家庭が抱えているものだろう。
何々を食べない、何々しか食べない、全然食べてくれない、等々。その程度に多少の差はあれど、子供が一人いれば必ずと言って良いほど直面するのが食の悩みだと思っている。

そんなご多分に洩れず、現在4歳児と1歳児の子育て真っ最中の我が家が抱えている食の悩みは「1歳児の底なしの食欲」である。
いわゆる「食べな

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「過去」をプレゼントしてくれる子供たちへ

「過去」をプレゼントしてくれる子供たちへ

それが最後だと分かっている別れも、
過去振り返った時に、あれが最後だったなあと思う別れも、
等しく寂しくて、どこかチリチリと心が音を立てる。

それでも、そう思い返せるだけ大切なものに出会えたことに感謝して。
一歩ずつ、少しずつ、自分も時を重ねていく。

冒頭の歌詞は、先日Eテレの「いないいないばあっ!」を卒業した「はるちゃん」とうーたんの卒業ソング。
GReeeeNが楽曲提供したこの歌は、卒業1

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「サンタさんはいないの?」と訊いた私に母が教えてくれたこと

「サンタさんはいないの?」と訊いた私に母が教えてくれたこと

12月24日、クリスマス・イヴ。
街の至る所でイルミネーションの光が灯り、見渡せばすぐに見つかるほど沢山の人がケーキを持って闊歩する日。

クリスマスと言えば、忘れてはならないのがサンタクロースの存在だ。
赤い帽子、白いひげ、トナカイのそり。
このnoteを書いている24日深夜と言えば、サンタクロースが一番忙しくしている時間とも言える。
翌朝にどんなプレゼントがあるかドキドキしながら眠るのは、子供

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何歳になってもトキメキは欲しいものだから

何歳になってもトキメキは欲しいものだから

突然惚気るのだが、私は主人が大好きだ。
どのくらい好きなのかと言えば、いい年こいて「2人でデートしたい……」などという願望を面と向かって言うレベルである。
最早「好き」という概念を超えて「畏怖」に近いかもしれない。

そんな主人とは出会って丸13年、結婚してもうすぐ7年になるのだが、その辺りの話は一旦割愛。

今回は、性懲りも無く「デートしたい」と言う私に主人が付き合ってくれて嬉しかった、という記

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お疲れ自分、とルイボスティーをあおる夜

お疲れ自分、とルイボスティーをあおる夜

気付けば前回のnoteから3週間が経過していた。
noteという場を得てアウトプットの楽しさを思い出して以降、それなりの頻度でこの場に文章を残していこうとは思っていた。
が、この3週間はどうにもこうにも時間が取れず、勝手にもどかしい思いをしていた。

だが、それもようやく一段落。
理由は至極分かりやすいもので、今私は心置きなく久しぶりの文章を書いている。



本日(と言っても日付が変わったので

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母の日・2022年

母の日・2022年

この記事を書いている時点では昨日になってしまったが、5月の第2日曜日は言わずと知れた「母の日」である。

カーネーションを送ることが通例となっている日であるが、そもそも何故第2日曜日なのか、何故カーネーションなのかということがふと気になって、この記事をきっかけに少し調べてみた。
いくつかサイトを巡ったが、日比谷花壇の解説がわかりやすかったので下記に引用する。

その歴史は意外と浅く、100年ほど前

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妻であり母の料理奮闘記

妻であり母の料理奮闘記

プロフィールでも書いた通り、私は料理というものがとても苦手だ。
どのぐらい苦手なのかと言えば、普段の食事作りは九割五分、主人に任せているほどである。
その分皿洗い等は私が行っているのだが、本当に頭が上がらない。

料理への苦手意識に対する理由を挙げれば枚挙にいとまがないのだが、自分ではその主なものとして、

不器用で調理に時間がかかる

正解が単一ではない

そもそも自分が食事への執着が薄い

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自分の集中に「必要なもの」と「不要なもの」

自分の集中に「必要なもの」と「不要なもの」

「自分が集中するための肝」を把握しておくことは、仕事でも趣味でも存外役に立つ。

例えば、お気に入りのコーヒーを飲んで気分のスイッチを入れたり。
例えば、睡眠をしっかりとっておいたり。
例えば、テンションが上がるようなネイルをしてみたり。

「集中」という単語はあまりにも一般的で言うのは簡単な状態だが、実行できれば作業効率を2倍にも3倍にも引き上げられる状態であり、物事を進める際には集中できる時間

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悲しみの場に、明るい話題を

悲しみの場に、明るい話題を

つい先日、祖父が亡くなった。
どのぐらい「つい」なのかと言えば、このnoteを書いているのが葬儀に向かう飛行機内だというくらいの「つい」だ。

祖父は飛行機に乗らなければ会えない距離に住んでおり、当然葬儀もそちらでとなった。

祖父との思い出を思い出して書き綴りたい気持ちもあるのだが、今回は「葬儀に出席する」ことについての夫婦の会話について残しておきたいと思う。

このご時世ということもあり、葬儀

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日常の「小さな自己投資」から始まる好循環

日常の「小さな自己投資」から始まる好循環

どんなに小さくても「自分を労わること」及び「それに時間を使うこと」は、一度しかない人生において非常に有意義な事柄だ。

自己投資、という言葉を使うと少し大仰な感があるし、身構えてしまう人もいるかもしれない。
なので私が言いたいのは、もっと日常的で無意識的なことでも「今、自分は自分を労わっている」と実感することではないかなと思う。

そんなことを実感した例として、ここ数日の私の話をしたいと思う。

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文章を残す、ということ

文章を残す、ということ

初投稿でいきなりだが、私は生まれてこの方日記というものを書いたことがない。
昔から「文章を書く」ということは好きなのだが、こと自身の日常を書き残すことに関しては、とんと筆が進まない。

この時どうだったか、とか。
その時どう思っていたか、とか。
振り返れば有益な情報はいくらでもあるのだろうけれど、どうにも日記だけは苦手だった。

そしてここで「有益」という単語をチョイスするあたり、それこそ自分は日

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