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日常の「小さな自己投資」から始まる好循環
どんなに小さくても「自分を労わること」及び「それに時間を使うこと」は、一度しかない人生において非常に有意義な事柄だ。
自己投資、という言葉を使うと少し大仰な感があるし、身構えてしまう人もいるかもしれない。
なので私が言いたいのは、もっと日常的で無意識的なことでも「今、自分は自分を労わっている」と実感することではないかなと思う。
そんなことを実感した例として、ここ数日の私の話をしたいと思う。
子育てにかまけた怠惰の始まり
世の中の多くの女性からは信じられない(あるいは、常識がない)と思われるだろうが、私は日常生活でほぼ化粧やスキンケアをしない。
より詳細には「子供が産まれてからほぼしなくなった」と言うのが正確だろう。
育休期間中はまだマシだったのだが、復職してドタバタと過ごすようになるといよいよほぼ何もしなくなってしまった。
そんな状態だから、当然のように肌は荒れる。
しかも極度の近視である私は、顔を洗う時に鏡を覗き込んでも幸か不幸かあまり肌の様子が見えない。
そんな状態が、ここ2年くらい続いていた。
2年前の日焼け止めがくれた警告
先日久しぶりに日焼け止めを引っ張り出して塗ったところ、触って明らかにわかるレベルで肌がボロボロに荒れてしまった。
調べてみると、日焼け止めを含む化粧品の使用期限は、基本的に開封後半年から1年以内。
使用した日焼け止めは2年前のものだったため、恐らくだが中身が劣化して肌に悪影響が出てしまったらしい。
そこで久しぶりに鏡を(超近視でもわかる距離で)しげしげと見たところ、まあ肌荒れや小じわの酷いこと。
痒みが酷いという黙っていてもわかる症状もあったため、ある日久しぶりに(これは買って1年以内の物だが)たっぷりと化粧水とクリームを塗って就寝した。
するとどうだろう。翌朝起きて鏡を見てみると、明らかに寝る前より肌の状態が良くなっていた。
ノーケアだった人間がケアをすれば肌質が改善するのは当たり前なのだが、それでも久しぶりに「自分を労わった」結果が目に見えて出てきたのは、月並みに言うととても嬉しかった。
調子に乗ってその後数日続けたところ、やはり日ごとに肌の状態が良くなっていった。
小さな自己投資から始まる好循環
肌の状態が良くなると、それを保ちたくなるし、その状態に見合った服を着たくなる。
見た目に自信が持てるようになると、それだけで顔を上げて歩きたくなる。
また内面的には、「何か」を継続できているという自分に小さな自信が持てるようになる。
少し話が逸れてしまったが、結局のところ「小さな自己投資」というのは、巡り巡って自分の人生を豊かにしてくれるのだと実感した数日だった。
人生は一度きり。
その一度きりしかないものと一生共に生きていく「自分」。
小さな自己投資が好循環をもたらすならば、自分をないがしろにすることで始まる悪循環もまた然り。
もう少しだけ自分を大事にしてあげようかな、と思いながら、大好きなホットミルクを片手に書いたnoteである。