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デジタルデバイスと目の健康:問題と対策

 20世紀中頃、電子計算機の誕生から始まり、1970年代にはパーソナルコンピュータの登場、1980年代には携帯電話の誕生、そして2000年代以降にはスマートフォンやタブレット、スマートウォッチ、ウェアラブルデバイスなどが普及してきました。
 現在、ICTの活用を通して、様々な社会課題が解決されつつあり、物流や医療、教育、農業、製造業、金融などにおけるデジタルデバイスの利活用もますます広がっています。これらの分野でのICTの活用により、社会全体の効率化や生産性の向上が進んでおり、私たちの生活では不可欠なツールとなっています。
 一方で、デジタルデバイスの普及にとともに、私たちの日常生活で電子製品に目を使う時間も長くなってきているため、目の健康に様々な影響を及ぼす可能性も出てきました。そのため、デジタル時代で生きている私たちにとっては、デジタルデバイスによる目の健康問題も無視できない問題になってきています。
 では、目の健康を守るために、今回の記事はデジタルデバイスを過剰使用するとどんな目の健康問題があるか?どう守るかについてご紹介していきたいと思います。必要な方は是非最後までお読みください。


どんな問題があるか?


①眼精疲労:デジタルデバイスを長時間使用すると、目の疲れや痛み、目のかすみ、乾燥感、赤身や炎症、目の周りの筋肉のけいれん、視界のぼやけなどの症状が出ます。
②ドライアイ:デジタルデバイスの長時間使用により、涙の分泌不足による目の乾燥感やかすみ目、赤みや炎症、異物感等の症状が現れます。
③近眼:視力が徐々に低下しているため、視力矯正するための眼鏡やコンタクトレンズ等を装着しないと、遠くの者が見えにくくなるだけでなく、網膜剥離や緑内障等になる可能性もあります。
④斜視:デジタルデバイスに目の筋肉を同じ方向へ過剰使用すると、目の筋肉のバランスが崩れるため、斜視のリスクが高まります。
⑤色覚異常:ブルーライトが色の認識を一時的に変えることがあるため、長時間のデジタルデバイス使用が、目の色覚にも影響を与えます。
⑥視野狭窄:デジタルデバイスを長時間見つめ、近距離での作業が続くと、視野が狭くなる可能性もあります。
⑦視覚過敏:デジタルデバイスの長時間使用は、光がまぶしく感じるや目が痛む等の光に対する敏感さが増やす可能性があります。

どう守る?

 まず、デジタルデバイスの長時間使用が目に影響を与えることを意識することは最も大切です。その上で、具体的な対策を講じることで、目の健康を守ることができます。意識できないと知らずのうちに、デジタルデバイスに目を使いすぎるのはかなり普通なことです。こういうことを防ぐために、デジタルデバイスの長時間使用は目に悪影響があることを常に念頭に置いてください。
 そして、意識した上で様々な対策を実践に移して、習慣化することは最も効果的です。デジタルデバイスから目を守る対策以下のようにまとめました。自分の目の健康のため、是非習慣化してください。

① デジタルデバイスを長時間に使用せずに、20分毎に、20フィート(約6メートル)離れたものを20秒間見ます。定期的に休憩を取って、目を閉じてリラックスさせて、目を休ませます。
② 周囲の環境に合わせてデジタルデバイスの画面の明るさや文字の大きさを適切に調整します。できるだけ適切な照明の下でデジタルデバイスを正しい姿勢で使います。
③ 画面を凝視せずに、まばたきをする頻度を高めます。目が乾燥しやすい場合は、目薬や人工涙液等を使用して潤いを保ちます。
④ ブルーライトを軽減できる眼鏡又はブルーライトをカットできるフィルターを使います。
⑤ 目に強い刺激を与えることと無理な使い方を避けます。
例えば、
・寝る前にスマホやタブレットを使う 
・画面が暗い場合でデジタルデバイスを使う
・画面を近くで見る
・ベッドやソファで横になりながら使う
・画面を見ながら移動する  など

 最後に、定期的な視力検査を受けることで、視力の変化を早期に発見し、適切な対策を講じることができます。これにより、目の健康を維持し、潜在的な問題を未然に防ぐことが可能です。定期的な視力検査は、生活の質を向上させるために重要な一環となります。

まとめ

 上記書いた内容はあくまでも一般的な目の健康問題と対策です。目は非常に大事な体の一部なので、症状等が酷い場合は、必ず病院に行って受診してください。

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