1月17日 忘れてはいけない冬
30年前の
1995年(平成7年)1月17日5時46分52秒は
阪神淡路大震災の日である
当時の私は実家で寝ていた
平和な朝が始まるはずだった
しかし急に地面が揺れだした
私は布団をかぶって身を守った
私が寝ていた部屋は
ガラス製の金魚鉢みたいなシャンデリアが
5個もついていた
小さいガラス製の飾りも沢山ついている
シャンデリアが落ちてきたら
命はないかもしれない!
咄嗟にそう思った私は
被害を最小限にしようと思い
布団に包まり怪我をしないようにした
ボロの建売の実家は揺れ軋む音がした
このまま実家が崩壊すると本当に思った
どれぐらいの時間が経っただろうか?
数分だと思われるが
とても長い時間が経ったような気がした
揺れが収まったみたいなので
のそのそと私は布団から出てきた
ガラスケースに入った鳥の剥製は
床でバラバラになり無残な姿になっていた
何が起こったか分からなかった
地震?
そんな言葉が脳裏をよぎる
家具などは倒れなかったが
収納していた物が壊れたり飛び出していた
とりあえずリビングに行った
リビングも食器棚の中の食器は
割れて散らばっていた
よく分からないままテレビを付けた
当時はスマートフォンなどはなく
ネット環境も一般家庭にはほぼなかった
テレビの情報が全てだったのだ
テレビの画面に映る兵庫県の映像
テレビの映像が本当なのか?
それとも映画なのか?
出来れば
フィクションであって欲しいと願った
私はあの時の映像が忘れられない
今でも鮮明に思いだす事が出来る
我が家の地域はそこまで揺れは酷くなかったので
片づけだけすれば住む事が出来る状態だった
時間になり学校に行くと先生は人数を確認し
来ていない生徒がいない事を確認した
その後は長い朝礼が始まり
1時間程で学校から帰らされた
あの日から30年の月日が過ぎた
長いのか?
短いのか?
私には分からない
しかし地震の恐怖を知った日である
今だに忘れられない経験と映像だ
毎年1月17日になると思い出す
30年前のあの瞬間を思い出す
私が出来る事は忘れずにいる事
地震などの被害を受けた方がいたら
出来る範囲で出来る事をする事
そして亡くなった人達の皆様の冥福を祈ります
rest in peace
#振り返りnote
#みんなの防災ガイド