マガジンのカバー画像

特性

12
運営しているクリエイター

記事一覧

より幸せになるための心理学。/出家の読レポ#弐

こんにちは。今日は読書レポート第弐弾です。
昨年4月頃に読んだ本なので、記憶を掘り起こして書きます。

前回のレポはこちら↓

では、さっそく行きましょう。

--------------------------------------------------------------------------------------

1 本日紹介する本&概要

こちらです。

「実践!ポジティブ心

もっとみる
「ゲイなら男女の友情は成立するよね?」とゲイバーでよく聞かれるけども。

「ゲイなら男女の友情は成立するよね?」とゲイバーでよく聞かれるけども。



 ほんと、SNSには、さまざまな議論のネタがありますわ。

 Twitterでよく見かけるのだと例えば、「男女で割り勘はアリ?」とか「デートでサイゼはあり?」「男からのプレゼントでこのブランドはアリ? ナシ?」みたいなやつ。こういうのは定期的に話題になるので、ある程度SNSやってる人なら興味が無くても何度か見かけたことがあるとは思う。

 この手の話題というのは、おそらく元々は婚活界隈や、男

もっとみる

AI時代に必要な4つの力と子育ての在り方

    AIとの本格的な共存時代を迎える子育てはいかにあるべきか。元リクルート編集者で、モンテッソーリ教師・家族カウンセラーの菅原陵子氏は、まず幼年期は「根っこを強くする」ことに徹するべきだと指摘する。「触ってみたい」「嗅いでみたい」など、子供の五感を強くすることが大切であり、子供が出会う体験は五感を深化させるチャンスと言える。
 親が「ついつい口や手を出してしまう」「ついつい答えを教えてしまう」

もっとみる
取扱説明書を作るための質問に答えてみた

取扱説明書を作るための質問に答えてみた

自分を知ることは、すごく大事なことだ。

私は、自分の適正も努力できる分野も、自分の興味も無視して、
こうあるべき、この人に憧れる、あの人がかっこいい!
という理由だけで、進路を決め(数学が苦手なのに数学科)、仕事(システムエンジニア)を選んできた。

自分の専門だから、自分の仕事だからと、わずかだけどその分野の努力をしたかもしれないけれど、自分の力にはできなかったし、貢献したいけど貢献できないこ

もっとみる
可能性を探るためにできないことを知る「取扱説明書」を更新したい!

可能性を探るためにできないことを知る「取扱説明書」を更新したい!

爲末大さんのツイートされていた動画を見た。紹介された動画自体、とても有意義だったが、時間がなくて少ししか見ないなら、ここだけ見て! という箇所があった。このリンクの開始時間から1分ほど視聴ください。

「自分を知ることができれば、9割以上のことは学ぶ必要がないと思ってて、自分を知ったあとは。だってできないんだから(7:48 爲末大さん)」

そうなんですよ!

もちろん、まったくスキルがない、適性

もっとみる
相手に期待しない、自由と責任はセット、フィンランドのジェンダーギャップ

相手に期待しない、自由と責任はセット、フィンランドのジェンダーギャップ

6月に発表された「Global Gender Gap Report」(世界男女格差報告書)で日本は146ヵ国中125位で過去最低を記録し話題になりましたが、フィンランドは同ランキングで3位に位置しています。

機会が平等=責任や覚悟も平等

旅の中で出会った40-50歳代位のフィンランドの方たちも、家庭で男女ともに家事・育児をするのは当たり前という感覚を持っていました。教育も就業や起業のような社会

もっとみる
「80%ルール」のすすめ 〜本物の学力を獲得するために〜

「80%ルール」のすすめ 〜本物の学力を獲得するために〜

あれ、この記事、前も読んだなと思われる方もいらっしゃるだろうが、まったく新しい記事である(ちなみに前の記事のタイトルは「「20%ルール」のすすめ ~本物の学力を獲得するために~」まだお読みでない方はこちらを先にお読みにください。この記事はその続きです)。

先日、何気なく本屋にぶらっと入ると
『小飼弾の 「仕組み」進化論 ~生き残るための新20%ルール~』という本に目が留まった。

新20%ルール

もっとみる

プリンセスになっても自尊心は生まれない

世界中から愛され、憧れられた女性がいました。
彼女の名前はダイアナ。イギリス王室のチャールズ王太子の初妻です。

ニュースでは、「ダイアナ妃」と呼ばれていますが、彼女自身は、自分のことを「プリンセスダイアナと呼ばず、ダイアナと呼んで」と言っていました。

ダイアナがこれほど愛されたのは、その見た目の美しさだけではもちろん無く、等身大の女性として、自由を求め、挑戦し続けたからかもしれません。

しか

もっとみる
文章術の本は生成AIで無効化される?

文章術の本は生成AIで無効化される?

◉佐々木俊尚さんの、興味深い指摘がありました。有料記事ですが、無料部分だけでも読み応えがありますし、そこの指摘を元に、アレコレと文章術について、思うところを。

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、万年筆と化学式ですが、テーマに合ってるように思うので。

◉…▲▼▲▽△▽▲▼▲▽△▽▲▼▲…◉

■文章の巧拙とは?■まず、文章の巧拙という点で、誤解というか、混乱があると思うんですよね。上手い

もっとみる
𝕏(旧ツイッター)男女論界隈に深く関わる、ノーベル経済学賞受賞者・Goldin氏の研究

𝕏(旧ツイッター)男女論界隈に深く関わる、ノーベル経済学賞受賞者・Goldin氏の研究

2023年のノーベル経済学賞はClaudia Goldinに授与された。それに伴い、彼女の業績の簡単な説明と詳しい説明がノーベル賞公式から配布されている。

彼女の業績で最も受賞に貢献したと思われるのは、「制度的な男女平等が達成された後にもなぜ経済的な男女不平等が続いているのか?」という論点に対して、「女性が育児のために労働から退出することによって生じる」(子無しなら男女の所得に差はない)という議

もっとみる
男尊女卑が処女信仰のもと? 『処女の道程』

男尊女卑が処女信仰のもと? 『処女の道程』

ふと立ち寄った本屋に目を引く書籍がありました。

明らかに私好みの内容の予感がしたので即購入。

最初は社会学者の研究かなと思いきや、エッセイストの方の著作でした。

頁数は300を超えない程度の文庫サイズなので、比較的気軽に読むことができる一冊です。

ただし読み応えがあって、以前ご紹介した『日本の童貞』(澁谷知美:社会学者)と似たような印象を受けます。

目次を見てみると「平安時代の貞操事情」

もっとみる
「発達障害者に必要なのは愛嬌」なんて言説は滅びろ

「発達障害者に必要なのは愛嬌」なんて言説は滅びろ

発達界隈において、「発達障害者に必要なのは愛嬌」という言説をよく目にします。

最近は、障害者の就労支援をしておられる専門家までもがSNSで「障害者は愛嬌を身につけよ」と発信しておられるのを目にして、私は白眼をひん剥きました。(比喩)

はっきり言って私は

「発達障害者に必要なのは愛嬌」なんて言説は滅びてしまえと思っています。

障害の理解されやすさ、配慮の受けやすさが愛嬌なんて不確かなものに左

もっとみる